ももクロ年末恒例「Anison Days」登場、メンバーへの愛が止まらない森口博子と今年もコラボ

ももいろクローバーZがBS11の音楽番組「Anison Days」の12月22日と29日放送回に出演する。番組の収録後、ももクロとMCの森口博子、酒井ミキオが音楽ナタリーの取材に応じた。

「メンバーの顔を見ると細胞が若返る」

「Anison Days」は多彩なゲストを迎え、珠玉のアニメソングを番組オリジナルアレンジによるスタジオ生演奏で届ける番組。ももクロが年末の「Anison Days」に出演するのはこれで4年連続となる。今回披露されるのはアニメ「美少女戦士セーラームーンCrystal」のオープニングテーマ「MOON PRIDE」、映画「ドラゴンボールZ 復活の『F』」の主題歌「『Z』の誓い」といったアニメに関連する楽曲、10月に配信リリースされた北川悠仁（ゆず）提供の新曲「誓い未来」など。都合により百田夏菜子は不参加となったが、過去回同様、森口とももクロによるコラボパフォーマンスも見どころだ。

森口は「ももクロちゃんが来てくれないと、この番組は年を越せないんですよ。もうレギュラー的な存在で、毎回、安心プラス元気をいただいています。スタジオの空気が一気に変わるんですよね」とももクロのことを絶賛。「みんなこの時期ってスケジュールがいっぱいで忙しいんですよね。そんな中、ももクロちゃんの顔を見ると細胞が若返るから、若いエキスを吸い取ってます（笑）」と目を輝かせる。高城れにが「楽曲はもちろんなんですけど、この番組で一番楽しいのがトークで。森口さんといっぱいお話しできることがすごくうれしいです。どんな話をしても笑ってくれるし、本当にお姉ちゃんみたいな存在なので、今日もとても癒されました」と顔をほころばせると、森口はすかさず「公式お姉ちゃんなので！」とアピールした。

放送の見どころを聞かれると、酒井は「番組はもう7年目になりますが、生演奏の熱量を伝え続けられていると思います。あまりないと思うんですよ、アニソンを生演奏で演奏する番組って。グルーヴとかを感じ取りながら多角的に番組を観ていただけると、ミュージシャンとしてはうれしいですね」と回答。玉井詩織も「照明とか後ろの映像とか、ライブみたいにステージを作ってくださるんですよ。カメラの数も多いですし、普通はないようなアングルも含め、この番組でしか観られない曲の切り抜き方があると思います」と番組の特徴に言及する。この照明に関する話題を受け、高城は「毎年この番組のオンエアを観ると、盛れてるんですよ。『かわいい！』って自分で思うし、ファンの皆さんからの『かわいい』という声で年末の忙しい時期を乗り切ってます」と笑顔を浮かべた。

遠くから見たら森口博子もももクロ？

森口は毎年恒例となっているコラボパフォーマンスの話題でも、ももクロへの賛辞の言葉が止まらない。「ももクロちゃんの曲の資料をいただいて歌詞を見たときに、その言葉、活字から夏菜子ちゃん、しおりん、あーりん、れにちゃんの声が聞こえるんですよ。で、音源を聴くと、今度は4人の表情が見えてくるんですよね」と興奮気味に語った森口は、さらに「テレビのボリュームを小さくしていても、ワンフレーズ聞こえただけでももクロちゃんの声ってちゃんとわかる。4人の癒しの波動と元気の波動が声に出ていて素晴らしいです」と褒めちぎった。

一方のももクロメンバーも森口へのリスペクトを口にし、相思相愛の関係であることをアピールする。佐々木彩夏が「私たちのステージ衣装に合わせたコーディネートをしてきてくださって。それが本当に私たちとリンクしていて、今回は夏菜子ちゃんがお休みなんですけど、遠くから見たら4人のももクロに見えたと思います」と話すと、森口は一瞬大喜びしたのち、「あはははは！……え、遠くから？」と鋭くツッコミ。佐々木は慌てて「近くで見ても！（笑）」と訂正した。森口は軽快なトークでも抜群のコンビネーションを見せ、「歌ってるときにダンスをしていてもアイコンタクトをする余裕があったりして、その瞬間がすごく幸せで。本当にみんなキラキラしていて、素敵な瞬間です」と喜びを語った。

「ペットボトルからもかわいいオーラが出てる」

初の生バンドパフォーマンスとなった「誓い未来」について聞くと、玉井は「ももクロが15年間歩んできた道のりから、その先の未来までを希望にあふれたメッセージで書いていただいて、ゆずさんの楽曲のように壮大な世界観で。いつもより優雅に、きれいに踊る振付が多いので苦戦していますね。特にれにちゃんが（笑）」と楽曲の特徴を紹介。「スカートを使った女性らしい動きがあったり。今まではがに股で踊るような振りが多かったんですけど、15周年を迎えて大人のレディになったということで、優雅さも出せたらいいなと思います」と柔らかい表情を浮かべた。

最後にMCの2人は今年結成15周年を迎えたももクロの魅力を改めて言葉に。森口は「こんなに長く一線で活躍して、愛されているアイドルはなかなかいないと思うんです。子供だった時代からこんな素敵な大人に変わっていくところを、楽曲を通じてもトークを通じても輝きながら発信できるのは唯一無二で。今日、ももクロちゃん用のペットボトルが廊下に置いてあったんですけど、そのペットボトルからもかわいいオーラが出てるんですよ！ もう至るところに人を幸せにする空気が出てる」と熱弁。酒井も「互いを補えるのは15年の経験があってこそなせる技だと思います。さらに年を重ねたとき、30代、40代、50代、60代の『MOON PRIDE』を楽しみにしています。ももクロの皆さんは、そういう変化を期待させてくれる存在ですね」と続けた。