ベリーグッドマンが3万人と大合唱、Roverの涙で大団円を迎えた夢の甲子園ワンマン

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ベリーグッドマンが11月18日に兵庫・阪神甲子園球場でワンマンライブ「ベリーグッドマン結成10周年 × 阪神甲子園球場100周年記念事業 ベリーグッドマン ~甲子園 LIVE 2023~」を開催した。

左からMANA-B、HiDEX、Rover、MOCA。(Photo by KEIKO TANABE)

左からMANA-B、HiDEX、Rover、MOCA。(Photo by KEIKO TANABE)

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これまで球児たちへエールを送る高校野球パワーソングを手がけ、プロ野球登場曲使用アーティストランキングで3年連続3位を記録するなど、球界と親和性の高い活動をしてきたベリーグッドマン。長年にわたり夢として掲げてきた甲子園球場ワンマンを結成10周年という大きな節目に実現させ、この記念すべき公演に約3万人のファンが集まった。

「ベリーグッドマン結成10周年 × 阪神甲子園球場100周年記念事業 ベリーグッドマン ~甲子園 LIVE 2023~」の様子。(Photo by KEIKO TANABE)

「ベリーグッドマン結成10周年 × 阪神甲子園球場100周年記念事業 ベリーグッドマン ~甲子園 LIVE 2023~」の様子。(Photo by KEIKO TANABE)[拡大]

オーロラビジョンとステージサイドの巨大LEDモニターにベリーグッドマンの10周年の軌跡をダイジェストにまとめたオープニング映像が流れたのち甲子園のサイレンが鳴ると、3人は「ずっと描いていた夢の場所へ『僕らならいける』」という歌詞で始まる「ハイライト」でライブの幕を開けた。「3万人、元気ですかー! がんばってきてよかった!」と喜びの声を上げた元高校球児のMOCAは、「高校3年生の時に春夏と甲子園には出たけどベンチに入れず春は3塁側アルプス、夏は1塁側アルプスで引退したベリーグッドマンのMOCAです」と苦い思い出を交えて自己紹介。「ここで一緒に歌いたい曲持って来ました」と「ライトスタンド」を歌いだすと、3万人の大合唱も会場に響き渡った。

Rover(Photo by YUSUKE OKADA)

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また代表曲「ライオン」についてRoverは「僕たちベリーグッドマンは決して順風満帆な人生ではありませんでした。自分に負けそうになったときとか逃げそうになったとき、もっともっと強くなって、周りのみんなを守れる人間になりたいと思って作った曲です」と語る。「どんなことがあっても負けへんって約束できる人は拳を!」とMOCAが叫ぶと客席には3万人の拳が高々と掲げられた。

HiDEX(Photo by KEIKO TANABE)

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サブステージではこの日誕生日を迎えたHiDEXが「みんなにお願いがあります。3人のオカンに拍手したってくれんかな?」とリクエストすると、盛大な拍手が沸き起こる。これを受けてHiDEXは照れくさそうに「おかんがおらんかったら、絶対この場所にはいないし、3万人も集められない。誕生日はおかんが僕を産んだ日。その日に今日この1曲だけはおかんに歌いたいと思うんだけどいいかな? おかんありがとう」と語り「おかん~yet~」を披露した。

MOCA(Photo by YUSUKE OKADA)

MOCA(Photo by YUSUKE OKADA)[拡大]

陽が落ちたライブ後半で彼らは寒さを吹き飛ばすようなアッパーチューン「オドリバ★ジャポニカ」「GroovyでDancingなParty」「ウグイス(Remix)」「ファンファーレ」などを立て続けに披露し、オーディエンスの熱気を高めていく。クライマックスでRoverは「皆さんが僕たちの音楽に親しんでくれて、日々聴いてくれて、応援してくれているからここまでがんばってこれました。改めて感謝申し上げます。僕たちは本当にラッキーで、本当に人に恵まれてて、いろんな人に支えられて、晴れやかなこの舞台に立たせていただいてます」と改めて感謝の気持ちを集まったファンに伝えつつ、「11年目も何一つ変わらず、真剣勝負で向き合っていくそんなベリーグッドマン3人でありたいな」「僕たち声が枯れるまで、声出なくなるまで歌っていこうと思っていますんで、これからもよろしくお願いします」と決意を新たにした。さらに来年8月に100周年を迎える阪神甲子園球場に対し「僕らここに立てて本当に幸せです。3人で甲子園に行こうって決めてから1回も甲子園ライブのことを忘れたことはありません。それくらい僕たちを熱くしてくれた甲子園に、僕たちをひとつにしてくれた甲子園に感謝の気持ちを込めて」と阪神甲子園球場100周年記念事業の応援ソング「CLASSIC」を歌い届けた。

「ベリーグッドマン結成10周年 × 阪神甲子園球場100周年記念事業 ベリーグッドマン ~甲子園 LIVE 2023~」の様子。(Photo by KEIKO TANABE)

「ベリーグッドマン結成10周年 × 阪神甲子園球場100周年記念事業 ベリーグッドマン ~甲子園 LIVE 2023~」の様子。(Photo by KEIKO TANABE)[拡大]

アンコールではメンバーが阪神タイガースのマスコット、トラッキーとラッキーを引き連れてステージに登場。総勢68名のダンサーも加わり、「Good Time」「Fave」を華やかにパフォーマンスした。途中MOCAがHiDEXにサプライズでキスをすると、MOCAにはトラッキーからキスと抱擁が贈られ、客席が大盛り上がりする場面も。最後にRoverは「MOCAとHiDEXとMANA-B(サポートDJ)のために歌わせてください」と「アイカタ」を熱唱。途中涙ぐんで歌えなくなったRoverをMOCAとHiDEXが笑いながら支え、ファンが続きを歌うという温かな一体感に包まれて大団円を迎えた。ステージを去るのが名残惜しいRoverは「最後にもう一度」と「ハイライト」をアカペラで歌唱し、甲子園ライブの幕を閉じた。

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セットリスト

ベリーグッドマン「ベリーグッドマン結成10周年 × 阪神甲子園球場100周年記念事業 ベリーグッドマン ~甲子園 LIVE 2023~」2023年11月18日 阪神甲子園球場

01. ハイライト
02. チョベリグ
03. Future
04. ベリーグッド
05. ライトスタンド
06. ライオン
07. ダイヤモンド
08. Hello
09. それ以外の人生なんてありえないや
10. メドレー
11. おかん~yet~
12. 夢物語
13. これからもよろしくな
14. Mic
15. オドリバ★ジャポニカ
16. GroovyでDancingなParty
17. ウグイス(Remix)
18. ファンファーレ
19. CLASSIC
<アンコール>
20. Good Time
21. Fave
22. 雑草
23. Dreamer
24. アイカタ

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KEIKO TANABE @KeecoRoma

撮影しました📸
冬の野外、思い入れの強い甲子園球場、圧巻の景色でした。 https://t.co/PZYTY7bic6

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