現地時間10月15日から22日にかけてオーストラリア・シドニーにて行われたフェスイベント「SXSW Sydney 2023」に
「SXSW Sydney 2023」は、アメリカ・オースティンで長年にわたり開催されてきた音楽や映画、テックなどの巨大フェスティバル「SXSW」がアジア太平洋地域に初上陸したもの。カメレオン・ライム・ウーピーパイは今年3月に開催された「SXSW 2023」にも初出演し、アメリカの音楽メディア「VIBE」では、出演者総数1000組を超えるアーティストの中から「ベストパフォーマンス10選」に選出された。この記事では、カメレオン・ライム・ウーピーパイが現地時間19日にPhoenix Central Parkにて行ったライブの模様をレポートする。
ステージの床にプロジェクターでVJ映像が映し出され、和のテイストを用いてリミックスした「Mad Doctor(Whoopies Wa Remix)」でライブがスタート。Chi-(Vo)は仲間のWhoopies1号、2号とともにオーディエンスを盛り上げていく。CLWPは、「LaLaLa」や「Where Is The Storm」といった日本でのライブでもおなじみの楽曲を繰り出し、時に手拍子やコール&レスポンスを誘いながら、観客を自分たちの世界に引き込んでいった。
MCではChi-が「日本から来ました、カメレオン・ライム・ウーピーパイです! オーストラリアで初めてパフォーマンスできることをすごく楽しみにしていました!」と英語で挨拶。現地のオーディエンスから歓声を浴びると、その後は「scrap」や「Dear Idiot」とドープな楽曲を連発していく。ファットなビートとどこかオリエンタルなサウンド、ダルなムードの歌声。CLWPならではの不思議なバランスが、会場の空気を瞬く間に変えていった。続く「Unplastic Girl」では、オーストラリアの先住民であるアボリジナルの人々の長いパイプのような管楽器・ディジュリドゥの音色を使ったアレンジを披露。この曲では床に映し出された人型に合わせて3人が寝そべり、Chi-はしばらく寝転がったまま歌唱した。
Chi-が「アー・ユー・レディ?」とオーディエンスを煽ってライブはいよいよ終盤へ。CLWPの自己紹介ソングとも言える「Stand Out Chameleon」で会場をダンスフロアのようなムードに変えてみせると、ハイテンションに振り切った「Crush Style」で場内の温度をさらに高めていく。Chi-のパフォーマンスのボルテージもみるみるうちに上がり、それと比例するように体を揺らすオーディエンスも増えていく。そしてラストに披露されたのは「Love You!!!!!!」。Chi-はWhoopiesとポーズを決めつつ、ここでも観客と一体となってハンドクラップやコール&レスポンスを展開し、記念すべき初のオーストラリアでのライブを終えた。
セットリスト
「SXSW Sydney 2023」2023年10月19日 Phoenix Central Park
01. Mad Doctor(Whoopies Wa Remix)
02. LaLaLa
03. Mushroom Beats(Orange ver.)
04. Where Is The Storm
05. Mole Dancer
06. scrap
07. Dear Idiot
08. Chair
09. Unplastic Girl
10. Stand Out Chameleon
11. Crush Style
12. Love You!!!!!!
STM @my_v_k
ナタリー - カメレオン・ライム・ウーピーパイがオーストラリア「SXSW Sydney」出演、現地ならではのアレンジも https://t.co/WSClO4Ptw3