#2i2初の全編バンド編成ワンマンは大盛況、メドレーでは初のデュエット披露も

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#2i2のワンマンライブ「#2i2 Zepp Shinjuku Full band set ONEMAN LIVE」が昨日9月28日に東京・Zepp Shinjuku(TOKYO)で開催された。このライブは#2i2にとって初の全編バンドセット公演として行われ、十味、森嶋あんり、奥ゆい、天羽希純の4人は力強い生演奏をバックにいつも以上にパワフルなステージを展開した。

#2i2

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気迫のこもった前半戦

「#2i2 Zepp Shinjuku Full band set ONEMAN LIVE」の様子。

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#2i2

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開演前から期待に満ちたムードが漂う中、まずはステージ後方にバンドメンバーが姿を現す。バンドの力強い演奏が会場内に響くと、黒衣装に身を包んだ#2i2の4人がステージに登場。1曲目にセレクトされた「せめて月のように」では、華々しいライブの幕開けを告げるように赤と黄金のテープが勢いよく噴射された。続いてロックナンバー「だってさ。」を歌ったところで、4人はバンドメンバーを紹介。自分たちの挨拶はそこそこに、「USO」「アドマイア」「MONSTER LIVE!!!」を立て続けに披露し、気迫のこもったパフォーマンスでオーディエンスを熱狂の渦へと巻き込んだ。

デュエットで「SAYONARA」を披露する十味と天羽希純。

デュエットで「SAYONARA」を披露する十味と天羽希純。[拡大]

デュエットで「SUPER FIRE」を披露する奥ゆいと森嶋あんり。

デュエットで「SUPER FIRE」を披露する奥ゆいと森嶋あんり。[拡大]

息も絶え絶えに自己紹介をした4人は、登場時に踊っていたダンスが本公演のための特別バージョンであったこと、その振付を元NMB48の日下このみが手がけたことを明かす。なお本公演のセットリストは、メンバーがブロックごとにコンセプトを設けて考えたのだという。十味の「キラキラ! どかーん!って感じ」という感覚的なコンセプト説明に「安定の語彙力だね……」とメンバーからのツッコミが入ったところで、ライブは次のブロックへ。アッパーチューンの並んだ序盤やその後の和やかなMCから雰囲気は一転、暗闇の中でスポットライトに照らされた#2i2は、「このままでいいんだよ」「醜形の心臓」とメッセージソングをクールに歌い上げた。バンドのインスト演奏を挟んでのメドレーコーナーでは、中盤に十味と天羽が「SAYONARA」、森嶋と奥が「SUPER FIRE」をデュエットで歌い、ペアでのパフォーマンスという初の試みでファンの視線を釘付けにした。4人は再び合流すると「独り占め」でメドレーを締めくくり、そのまま初期ナンバー「FATE」を力強く歌い上げた。

情熱的な終盤戦

天羽希純をドキドキさせようとする十味(右)。

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左から奥ゆい、森嶋あんり。

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デュエットのペア分けを“グーパー”で決めたというメンバーは、それぞれのデュエット曲を振り返る。十味とペアになった天羽は「(十味が)いつも好き好き!ってアピールしてくれるから……なんかドキドキしちゃいました」と照れ混じりに語り、「セクシーに絡むところとか、十味ちゃんの顔見れなかった!」とはにかんだ。森嶋は歌いたかったという煽りのパートを「生音でやれてうれしかった!」と笑顔を浮かべ、奥は「あんちゅとならいけると思って!」と即興で煽りパートをハモりながら歌っていたことを明かした。

#2i2

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ジャンプする#2i2。

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「shutter speed」でライブを再開した#2i2は、アップテンポなナンバー「善人悪人」をアグレッシブに披露。さらに9月28日に配信がスタートした遊技機「P真・北斗無双 第4章」のタイアップソング「BURNBURNBURN」で情熱的な歌声を響かせ、間髪をいれずに「Live and let live」歌唱した。森嶋の「ここにいる全人類まとめてかかってこいよ!」という叫び声に続いて届けられたのは「SCAR」。4人はオーディエンスを巻き込んで頭を振り回し、最後は一斉にジャンプしてライブを締めくくった。

にぎやかなアンコール&コメント

暗転した会場内にアンコールを求める大歓声がこだまする中、ステージ後方のスクリーンに「特報」の2文字が浮かび上がり、11月に地方公演、12月13日に東京・新宿BLAZE、2024年2月12日に東京・GARDEN 新木場FACTORYでワンマンライブが行われることが映像でアナウンスされた。フロアの興奮冷めやらぬところ、ステージに再びバンドメンバーが登場。パワフルなバンドサウンドに飛び乗るように、ベースボールTシャツを羽織った#2i2が姿を現した。4人は「Don't be ぞんびー」を元気いっぱいにパフォーマンスすると、最後はそれぞれのメンバーカラーを灯したサイリウムを手に「どうでもいいじゃんか」を歌唱。曲の終盤には紫と白銀のテープが噴出され、にぎやかなムードをさらに盛り上げた。

天羽希純(右)にじゃれつく#2i2。

天羽希純(右)にじゃれつく#2i2。[拡大]

改めて客席に向き直ったメンバーは、1人ひとりステージの感想を伝えていく。奥は「バンドの音が大好きだったのと、初めて行ったライブ会場でもあるZeppのステージでライブをできたこと、すごくうれしく思います!」と晴れやかな表情を浮かべ、十味は「みんなと一緒にライブができてすっごく楽しかったです! 大人になって、いい年になっても夢を追いかけられるのはみんなのおかげです!」と語った。森嶋は「アイドルを始めてからの夢だったバンドセットでのライブが、Zeppのステージで叶ったことが本当に幸せでした。これからもずっと音楽を通して皆さんと心を通わせていきたいなと思いました」とまっすぐな思いを言葉にした。

「#2i2 Zepp Shinjuku Full band set ONEMAN LIVE」の様子。

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「#2i2でどんな景色が見れるのかな?って楽しみにしてました」と切り出した天羽は、持病についてSNSでコメントした際に、メンバーやファンが温かい言葉をかけてくれたことに触れる。すかさずじゃれつく3人を天羽は柔らかく受け流しながら、「見てわかる通り! うるさいくらいのメンバーと不器用な私なんですけど、もっともっと#2i2を大きくしていけるようにがんばりたいと思います!」と満面の笑顔を見せた。最後にバンドメンバーと手をつないだ#2i2は、「これからも私たちについてきてください!」とファンに呼びかけると、マイクを通さず地声で挨拶をして深く頭を下げた。

なお当日ミクチャで生配信されたライブの映像は、10月31日23:59までアーカイブされている。

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セットリスト

#2i2「#2i2 Zepp Shinjuku Full band set ONEMAN LIVE」2023年9月28日 Zepp Shinjuku(TOKYO)

01. せめて月のように
02. だってさ。
03. USO
04. アドマイア
05. MONSTER LIVE!!!
06. このままでいいんだよ
07. 醜形の心臓
08. メドレー(ポチ~SAYONARA~SUPER FIRE~独り占め)
09. FATE
10. shutter speed
11. 善人悪人
12. BURNBURNBURN
13. Live and let live
14. SCAR
<アンコール>
15. Don't be ぞんびー
16. どうでもいいじゃんか

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💋天羽希純 #2i2💋 @amau_kisumi

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