新藤晴一(
「ヴァグラント」は新藤が初めて手がけたオリジナルミュージカル作品。大正時代の日本を舞台に“マレビト”と呼ばれる芸能の民と、炭鉱の町に生きる“ヒト”の物語を描く。炭鉱の人々の問題に首を突っ込むマレビトの佐之助をダブルキャストで演じるのは
会見で初日を目前に控えた心境を尋ねられた新藤は「歌稽古から始まって、1カ月以上の長い稽古を皆さんでしてきました。今日も午前中に場当たりをしているのを見ても、どんどん仕上がっていく感じがしました」と手応えを語る。そして「僕は音楽をやっていますけど、音楽もリハーサルと本番は全然違っていて、お客さんに育てていただくものなので、舞台もそういうことだと思います。お客さんの前に立ったときの演技を観るのが楽しみです」と期待をあらわにした。
平間は「初日に向けてみんなのパワーがどんどん溜まっていっているのを感じています。この期間しか『ヴァグラント』をできないのがもうすでにさみしいです」と稽古の充実っぷりを振り返る。廣野も「僕らは舞台を観たお客様が何を受け取ってくれるか、ということと永遠に向き合っている職業です。この作品をぶつけることによって皆さんの感情が色濃く出れば」と舞台に賭ける思いを明かした。
見どころや「ヴァグラント」ならではの魅力を尋ねられると、新藤は「『ミュージカルを作りたい』と思って始めたけれど、(稽古を)客席で観ていると思っていたものと様相が違っていて。いい意味で『こんなにライブ感があっていいんだ』と。お客さんを楽しませるためなら何をやってもいい、ということが前面に出た作品だと思います」と話す。板垣は「原作がまったくない完全オリジナルストーリーで、なおかつ日本の話なのが見どころです。脚本を作りながら『面白いものを全部入れよう』と、こういうふうに日本のミュージカルが作れるんだ、ということを見せていきたい」と作品に込めた情熱を語った。
また、多数のミュージカル作品に出演している小南は新藤が手がけた楽曲の熱さを「『今までに歌った音楽の中でも一番なんじゃないか』というぐらい難しいんですけど、すごく晴一さんらしい歌詞で。お客様に向けたメッセージが込められた歌詞です」と語り、玉置は「実は晴一さんが声で出演しているシーンがありまして……(笑)。絶対に皆さんわかると思います!」とこれから観るファンに向けてアピールし、新藤を恐縮させた。
「ヴァグラント」は8月31日まで明治座で上演。その後9月15日から18日まで、大阪・新歌舞伎座でも上演される。
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