戦争体験を取材した菊池風磨、中間淳太、松村北斗、阿部亮平がそれぞれコメント

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明日8月13日にテレビ朝日系で放送される終戦の日特番「僕たちは戦争を知らない~戦禍を生きた女性たち~」に出演する菊池風磨(Sexy Zone)、中間淳太(ジャニーズWEST)、松村北斗SixTONES)、阿部亮平Snow Man)のコメントが到着した。

上段左から時計回りに菊池風磨、中間淳太、阿部亮平、松村北斗。(c)テレビ朝日

上段左から時計回りに菊池風磨、中間淳太、阿部亮平、松村北斗。(c)テレビ朝日

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この番組は、4人が戦争体験者の生の声を聞くために全国各地を訪ねるドキュメンタリー「僕たちは戦争を知らない」の第2弾。今回は「女性たちの戦争」をテーマに、女性たちの壮絶な戦争体験談や、戦後も抱え続けたつらい記憶などを聞いていく。

7歳のときに満蒙開拓移民として家族で満州へ渡った女性と対面した菊池は「今回お話をうかがい、何から何まですべて心に残ったというのが正直なところですが、命の選別ほど悲しいことはないということが胸に刺さりました」とコメント。人類史上初めて原子爆弾が使用された広島と人間魚雷「回天」の訓練基地が置かれた山口・大津島を訪問した中間は「僕らはしっかりと向き合って、学んで、考えて、生きていかなければと思います」と語った。

また進駐軍の兵士と日本人女性との間に生まれた子供たちを保護する児童養護施設「エリザベス・サンダース・ホーム」を訪れた松村は「誰が加害者で誰が被害者かという答えがない世界は、すごく怖く感じますね。そういうものを生む戦争というものは決してあってはならないと思いました」、およそ3000人もの犠牲者を出した富山大空襲の体験者に取材した阿部は「戦争というものは人の命を奪うことに対する感覚を麻痺させてしまうんだ、と痛感しました」とそれぞれ思いを述べた。

菊池風磨 コメント

今回お話をうかがい、何から何まですべて心に残ったというのが正直なところですが、命の選別ほど悲しいことはないということが胸に刺さりました。ただ、それは、ひとりでも多く生きていくためには、やむなく決断せざるを得なかったのかなとも思います。想像を絶する状況を生き抜く中で、もしかしたら選別という意識さえ、なかったのではないでしょうか。そういう当時の辛い思いと、何十年か経った後に、当時「自分たちも侵略者だったんだ」と思わざるを得ない状況になってしまった、両方の辛さ。それがまたご自身を傷つけ、追い込んでしまう。その二重の苦しみは、本当に計り知れないです。きっと僕らだったら耐えられないぐらい、辛い思いを抱えながら生きてこられたんだなと感じました。
北村栄美さんのお話の迫力は、番組をご覧になる皆さんにも必ずや伝わると思うので、本当にひとりでも多くの方に広めなければと強く思いました。

中間淳太 コメント

原爆に遭った切明千枝子さんの話を聞いて、被害を受けた悲しさだけじゃない、それ以外も苦しみに変わるんだなとすごく感じました。生きているのが申し訳ないという気持ち、今まで僕は感じたことがなかったんです。当時を思い出せば思い出すほど苦しく、鮮明によみがえるという言葉を聞いたときに、はっとしました。その記憶を持ったまま生き続けることがどんなに辛いことなのか…。被害、加害という側面はもちろんありますが、もう戦争に参加した時点で負けなんだなと思いました。
もしかしたら回天に乗った方々は戦争が終わる未来の日本を、大津島の波の中に見ていたかもしれない。でもそれはキラキラした希望とは違う、悲しい希望ですよね。どれだけ訓練を耐え抜いても、結果、自分の命はなくなる。でもそれが救いであると彼らは信じてきた。改めて恐ろしいことだと感じます。
命を落とすことが当たり前という時代を生きた男性もとんでもない苦しみを味わいましたが、今回の取材で、大切な人を送り出した女性たちもまた、被害者なのかなと思いました。見送ることしかできず、止めることすら許されなかった時代で、そういった気持ちがどんなに苦しいものか。残された方は、とにかく生きてほしいという気持ちだったと思います。そして戦地に向かった方も、家族にだけはどうにか生きていてほしいと…。どちらも“生きる”ということが希望なのに、どちらの希望も叶わなくなるのが戦争だと考えると、胸が苦しくなります。僕らはしっかりと向き合って、学んで、考えて、生きていかなければと思います。

松村北斗 コメント

とうや米子さんの思い出や実際に経験されたことを聞いて、今まで学校の教科書やテレビ番組で見聞きしたことのないものだと、はっきりとわかりました。そして、これはもっときちんと教えなければいけないことなんじゃないかなと感じるものがたくさんありました。
僕自身は戦争が残したものをほとんど体感できない時代に生まれて、28年間生きてきました。だから、置き去りにした親と置き去りにされた子どもという関係性だけを見て、罪がある者、罪がない者のような印象を受けてしまいがちですが、実際にお話を聞いていくと、加害者が誰かという話ではなく、どちらも被害者だということをすごく痛感させられました。誰が加害者で誰が被害者かという答えがない世界は、すごく怖く感じますね。そういうものを生む戦争というものは決してあってはならないと思いました。

阿部亮平 コメント

今回お話をうかがって、戦争というものは人の命を奪うことに対する感覚を麻痺させてしまうんだ、と痛感しました。どちらが勝ってどちらが負けるとかではなく、戦争がなくなってくれと強く思っていたということが飯田さんのお話からとてもわかりました。戦後78年経って、戦争を経験した方のお話をうかがう機会もどんどん失われつつあります。それを経験した人から伝えてもらうことに勝る、戦争を語り継ぐ手段ってないと思うんです。それが失われたときに、戦争についての価値観がどんどん変わってしまって、また戦争が起きる世の中になるのは嫌です。だからこそ微力かもしれないけど、こういう番組で伝えていくことが大事だなと思いました。

テレビ朝日系「僕たちは戦争を知らない~戦禍を生きた女性たち~」

2023年8月13日(日)13:55~15:20

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