指原莉乃がプロデュースするアイドルグループ
3グループそろっての特別なライブが繰り広げられる夏の合同フェス「イコノイジョイ」。今年は昨年に続く2回目の開催で、初の2DAYS公演へと規模が拡大された。初日公演「うぉーたー&あわあわパーティー」では水や泡を使った演出が展開されたが、本日の2日目の公演は「シャッフルパーティー」と題し、3組が楽曲をトレードするなどレアなパフォーマンスが盛りだくさんに。初日同様に約1万人のファンが会場に集まり、声出し可能な野外ライブを思い切り楽しんだ。
初日に引き続き、天候に恵まれた野外会場のコニファーフォレスト。まぶしい夏の日差しがステージを照らす中、=LOVE、≠ME、≒JOYは初日と同じく法被風の衣装で観客の前に姿を現した。=LOVE高松瞳の「今日だけのスペシャルなステージ、楽しんでいきましょう!」というかけ声とともに最初に披露されたのは、3グループによるにぎやかなコラボ楽曲「トリプルデート」。この日もウォーターキャノンによって水が撒かれ、熱気と清涼感の両方が場内に広がっていく。続く≠MEの楽曲「す、好きじゃない!」では=LOVEがメインとなってパフォーマンスし、さっそく「シャッフルパーティー」ならではの貴重なライブが繰り広げられた。≒JOYの楽曲「スイートシックスティーン」では、≠MEがシャボン玉に包まれながら歌唱。≠MEの夏曲「クルクルかき氷」では≒JOYがタオルを振り回して客席エリアにウェーブを起こしたり、トロッコに乗って場内を巡ったりと元気満点の歌とダンスでライブの盛り上がりを加速させた。
会場に架かった虹がライブのムードを鮮やかに彩る中、続いてはシャッフルユニットコーナーが展開される。まずは≠MEの鈴木瞳美、谷崎早耶が=LOVEのユニット曲「わたし、魔法使い」を、≒JOYの天野香乃愛と山野愛月が≠MEのユニット曲「2時半ろけんろー」 を歌うなど、アイドルらしいキュートな一面を強調したステージが連続。カオスな歌詞、目まぐるしい展開が特徴の≠MEのユニット曲「ウルトラレアキッス」を歌った=LOVEの高松、≒JOYの市原愛弓、村山結香は曲中に早口言葉に挑戦し、先輩後輩の垣根を超えたコラボパフォーマンスで会場の空気を和ませる。さらに=LOVEの大谷映美里と齋藤樹愛羅が≠MEのユニット曲「サマーチョコレート」をカバーし、愛らしい歌声で観客を虜にした。
≒JOYの逢田珠里依と大西葵が、=LOVEの佐々木舞香と野口衣織の楽曲「虹の素」を見事に歌い上げたのを皮切りに、シャッフルユニットコーナーはシリアスなムードに一転する。≠MEの中でも特に高い歌唱力を持つ蟹沢萌子、櫻井もも、冨田菜々風の3人は、=LOVEのユニット曲「知らんけど」を熱唱。それぞれマイクスタンドの前に立ち、複雑な恋を描いた大人の恋愛ソングを自分たちの色に染めてみせた。続いて=LOVEの佐々木、野口の“いかりんぐ”コンビが≠MEの蟹沢と冨田の楽曲「ピオニーズ」を歌い始めると、女性ファンの大きな歓声が客席から響く。真っ赤な衣装に身を包んだ2人は、狂気的で艶やかなムードを生み出して会場全体を支配した。
次のブロックでは≒JOYが「≒JOY」、≠MEが「≠ME」と、それぞれグループにとっての最初のオリジナル曲を歌唱。=LOVEも楽曲発表当時の懐かしの衣装に着替え、2017年発表のデビュー曲「=LOVE」をはつらつとパフォーマンスした。3グループの“始まりの曲”の披露後、ライブは再びシャッフルコーナーへ。3組がそれぞれカバー相手の衣装に身を包み、お互いの楽曲をトレードした。≒JOYはウォーターキャノンから発射される大量の水を浴びながら=LOVE「あの子コンプレックス」を歌い、迫真の表情と歌声で観客を魅了する。≠MEは=LOVE「Poison Girl」、=LOVEは≠ME「天使は何処へ」と、お互いにダンスナンバーをカバー。「天使は何処へ」は≠ME史上最高難度のダンスが見どころのガールクラッシュ感あふれるナンバーで、=LOVEが炎の演出を交えながらこの曲を歌い踊ると大きな歓声が沸き上がった。
次に3グループはそれぞれの最新曲を披露。≒JOYが歌った「大空、ビュンと」の曲中には、センターの市原愛弓が「1年前、私たちはこのコニファーフォレストで初めてステージに立たせていただきました。偉大なる=LOVEさん、≠MEさんの背中を追い続けます。皆さん、私たちについてきてください」とファンに呼びかけた。≠MEは9月6日にリリースする7thシングルより、昨日の初日公演で初披露したばかりの表題曲「想わせぶりっこ」を歌唱。ストレートな愛情を描いた“あまあまラブソング”が、センターの鈴木を中心にかわいらしくパフォーマンスされる。=LOVEは最新シングル「ナツマトペ」の収録曲より、野口がセンターを務める片思いソング「だからとて」を切々と歌い上げた。
空が暗くなり始めた頃、ライブは3グループ全員で楽曲を届けるラストスパートへとなだれ込む。≠ME「はにかみショート」ではこの曲のセンターである冨田を中心に、ショートヘアのメンバー7人よって“チョキチョキ戦隊 髪セブン”が結成されるコミカルなひと幕も。終盤のMCでは会場のスクリーンに特報が映し出され、=LOVEのデビュー6周年コンサートが10月18、19日に埼玉・さいたまスーパーアリーナで開催されることが発表された。このことを事前に知らされていなかった=LOVEメンバーは声を上げて驚きつつ、以前から夢見ていたステージに立てることを大いに喜んだ。その後、3組は=LOVEの最新サマーチューン「ナツマトぺ」を歌唱。佐々木の「最高の日をありがとう!」という声に合わせ、鮮やかな花火が夜空に打ち上がった。
アンコールでは≠ME「君はスパークル」がエモーショナルに響き渡ったかと思えば、=LOVEの“タオル曲”である 「Oh!Darling」のパフォーマンスへと移り、高揚感にあふれた“パーティ”が繰り広げられる。続くMCでは=LOVEのリーダー山本杏奈がニュースキャスターに扮した「IKONOIJOY NEWS」の映像が上映され、9月12日から18日にかけて東京・ステラボールで「イコノイジョイ大感謝祭」と題したイベントが行われることが明らかに。「イコノイジョイ大感謝祭」では日替わりでさまざまな催しものが行われる予定で、ここからは新人キャスターに突然任命されたステージ上の=LOVE諸橋沙夏からその詳細が告知された。諸橋は手渡された紙を読み上げ、「イコノイジョイ大感謝祭」の中で=LOVEの“パジャマゲームパーティ”、≠MEによる“合唱団”、≒JOYの“ミニミニ運動会”、各グループのカラオケ大会、=LOVE大谷の女性限定トークショーが催されることをアナウンス。さらに諸橋の初ソロコンサートが開催されることを発表した。このことを初めて知った諸橋は、目に涙を浮かべながら、「こうして夢を叶えることができたのはスタッフさんやメンバー、そしていつも応援してくださるファンの皆さんのおかげです」と感謝の気持ちを言葉にした。
盛大な拍手が送られる中、3グループが「イコノイジョイ 2023」の締めくくるラストナンバーとして歌ったのは=LOVEの夏曲の1つ「夏祭り恋慕う」。=LOVE、≠ME、≒JOYは最後の最後まで全力で歌に感情を込め、2日間にわたる合同フェスを大団円へと導いた。
なおHuluでは「イコノイジョイ 2023」の模様を独占生配信。8月5日0:00から11日23:59まで見逃し配信が行われる。Huluストアでは8月11日21:00まで配信チケットを販売中。
「『イコノイジョイ 2023』シャッフルパーティー」2023年7月30日 富士急ハイランド・コニファーフォレスト セットリスト
01. トリプルデート(イコノイジョイ)
02. す、好きじゃない!(
03. スイートシックスティーン(
04. クルクルかき氷(≠ME)
05. わたし、魔法使い(
06. 2時半ろけんろー(≠ME) / 天野香乃愛、山野愛月
07. ウルトラレアキッス(≠ME) / 高松瞳、市原愛弓、村山結香
08. サマーチョコレート(≠ME) / 大谷映美里、齋藤樹愛羅
09. 虹の素(=LOVE) / 逢田珠里依、大西葵
10. 知らんけど(=LOVE) / 蟹沢萌子、櫻井もも、冨田菜々風
11. ピオニーズ(≠ME) / 佐々木舞香、野口衣織
12. ≒JOY(≒JOY)
13. ≠ME(≠ME)
14. =LOVE(=LOVE)
15. あの子コンプレックス(=LOVE ) / ≒JOY
16. Poison Girl(=LOVE) / ≠ME
17. 天使は何処へ(≠ME) / =LOVE
18. 大空、ビュンと(≒JOY)
19. 想わせぶりっこ(≠ME)
20. だからとて(=LOVE)
21. まほろばアスタリスク(≠ME)
22. 青春“サブリミナル”(=LOVE)
23. はにかみショート(≠ME)
24. この空がトリガー(=LOVE)
25. ナツマトぺ(=LOVE)
<アンコール>
26. 君はスパークル(≠ME)
27. Oh!Darling(=LOVE)
28. 夏祭り恋慕う(=LOVE)
=LOVE 6周年コンサート
2023年10月18日(水)埼玉県 さいたまスーパーアリーナ
2023年10月19日(木)埼玉県 さいたまスーパーアリーナ
イコノイジョイ大感謝祭
2023年9月12日(火)~18日(月・祝)東京都 ステラボール
※高松瞳の「高」は、はしご高が正式表記。
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ナタリー - 夏の野外「イコノイジョイ」レアなコラボや楽曲交換に沸いた2日目、=LOVEはSSA公演2DAYS決定 https://t.co/IsuMLkMQmF