昨日7月15日に京都・KYOTO MUSEでツーマンライブ「ライブナタリー presents
ライブナタリーとGANG PARADEのコラボレーションイベントであるツアー形式の本企画は、ギャンパレがそれぞれのゲストアーティストとゆかりのある土地のライブハウスに出向くという内容。ギャンパレは京都を舞台にした夜ダンとのツーマンライブを皮切りに、さまざまなアーティストと競演する。明日16日の大阪・umeda TRADでは
夜の本気ダンス
祇園祭でにぎわう真夏日の京都・四条通に面するKYOTO MUSEには、会場キャパシティいっぱいの約350人が来場した。まずはKYOTO MUSEがホームグラウンドとも言える夜の本気ダンスから。ステージに上がった米田貴紀(Vo, G)、鈴鹿秋斗(Dr)、マイケル(B)、西田一紀(G)の4人は、アップテンポなナンバー「WHERE?」でライブ開演の狼煙を上げ、米田が「声を聞かせてもらっていいですか!」とシンガロングを煽った。オーディエンスが飛び跳ねて盛り上がった「LOVE CONNECTION」のあと、鈴鹿は「京都に集まってくれてありがとう! GANG PARADEさん呼んでくれてありがとうございます。今日は祇園祭だから大変な混雑の中、辿り着いてくれてありがとう! 僕ら京都の宇治っていう南のところの生まれなんですけど、祇園祭というのは昔からありましてね。僕なりの京都人的な祇園祭の楽しみ方はですね、“一切家から出ない”というのがいいんです」と観客を笑わせる。そして「でも皆さんは外に1回出てしまった人たちですよね? 安心してください。ライブハウスは“家”です! 家で楽しもうぜ!」と呼びかけた。
夜ダンは続けて、コロナ禍中の2020年に自粛ムードの中でもファンやリスナーの笑顔を取り戻したいという思いで作り上げた楽曲「SMILE SMILE」でハッピーなムードを生み出し、鈴鹿によるラップが炸裂する「Movin'」へとつなげた。鈴鹿は「アイドルさんとバンドは初めましてでライブするときに、どこまでやっていいのかとか気を遣ってんのや! ペンライトとかあるんですか?」と遊び人(GANG PARADEファンの呼称)に問いかけると、「ある!」という観客の返事に続いて、フロアではギャンパレファンが腕に着けたLEDバンドがフロアで光る。その光景に鈴鹿は「『スターウォーズ』みたいでオシャレやな!」と新鮮な反応を示した。西田の落ち着いた挨拶をはさみ、米田が「皆さんも踊ってください!」と話したあと、「GIVE & TAKE」ではミラーボールが回り、フロアではオーディエンスが腕を左右に振ったり、ジャンプしたりして夜ダンの演奏を楽しんだ。「fuckin' so tired」「審美眼」のグルーヴィな演奏でフロアの熱気が一段と高まったあと、米田は盛り上がる観客に笑顔を見せ、「踊り疲れてはしゃいで疲れて帰ろうか。出し惜しみせずに楽しんで帰ってくださいね。祇園祭は踊らんから(笑)」「踊れる準備はできてますか! クレイジーになろうぜ!」とコメント。夜ダンはラストスパートとばかりに「Crazy Dancer」「TAKE MY HAND」と人気のアッパーチューンで熱狂を生み出し、ギャンパレへとバトンを渡した。去り際に鈴鹿は、ギャンパレのライブと祇園祭を楽しんでと呼びかけつつ、「これはもはや、“祇園パレード”やな!」と繰り返し言い放った。
GANG PARADE
続いてギャンパレが登場。13人はところ狭しとステージに並び、人気曲「Beyond the Mountain」を1曲目に投下。フロアでは遊び人が腕に着用したLEDバンドがカラフルに輝く。高みを目指すメッセージが詰まったメロディックパンクチューン「BREAKING THE ROAD」では13人のパワフルなパフォーマンスに呼応するかのように、遊び人が絶叫。そんなフロアに向けて、ココ・パーティン・ココは「私たちも“本気”でやっていきますよ! みんなで汗をかいて最高に盛り上がりましょう!」と夜ダンのことも意識して叫んだ。MCではチャンベイビーが「夜の本気ダンスさん、対バンしてくださって本当にありがとうございます!」と話しつつ、「皆さん、いきますよ! リピートアフターミー、セイハロー! 今日はGANG PARADEと皆さんとここをパーティ会場にしちゃいたいと思うんですけど、まだまだ踊れますか! 今日は最後まで一緒に踊りましょう!」と話し、ムーディなダンスチューン「SUPER PARTY PEOPLE」につなげた。ギャンパレのライブでは写真および動画撮影が許可されている。そのため、観客はカメラを向けたり、声援を送ったりと思い思いの楽しみ方で13人のパフォーマンスを満喫した。
続けてギャンパレはひときわキャッチーな「シグナル」で伸びやかな歌声を響かせ、ビート感の強い楽曲「GANG PARADE」で足を大きく蹴り上げたり、シャウトしたりとアグレッシブなステージを展開。ユメノユアは「このツアー、今日が初日なんですけど、対バン相手の方の地元を回るということで今日は京都で夜の本気ダンスさんが生まれた京都にお邪魔してます! ここ京都は祇園祭の真っ只中ですけど……」と話すと、ユイ・ガ・ドクソンが「祇園祭よりアツい!」と合いの手を入れる。ユアはアイドルになる以前からバンド好きで、アイドル活動を始める以前にはライブハウスに通う日々を過ごしていたという。「夜ダンさんは対バンライブを観たことがあって、1、2曲しか知らなかったけどフロアにいたら関係ないくらい楽しくて。日々の嫌なこととか悩んだりしたことが吹き飛ぶような体験をさせてもらって、夜ダンさんは音楽を好きになるきっかけになったバンドの1つです。そんな夜ダンさんと同じステージに立てたこと、そして京都の皆さんと同じ時間を過ごせていることがうれしいです」と喜びを語る。さらに彼女は「夜ダンさんは『京都のことならなんでも聞いて』と気さくに話してくださって、初日をほかほかの気持ちで迎えています。皆さんにとって心に残る1日になりますように。楽しいことには終わりが来ますが、また会いに来ます」と話し、「OK」をタイトルコールした。
ラストスパートとばかりに高速BPMのアイドルソング「Happy Lucky Kirakira Lucky」が届けられたあと、キャ・ノンが「“本気のダンス”見せてくれますか!」とシャウト。そしてギャンパレはラストにキラーチューン「Plastic 2 Mercy」をアクセル全開でパフォーマンスし、熱くライブを締めくくった。終演後には夜ダンのメンバーが再びステージに登場し、挨拶。鈴鹿は「初めての人にはチャラく聞こえるかもしれないけど、みんなめっちゃ好きになったわ!」と夜ダンのライブでも盛り上がった遊び人に賛辞を送る。キャン・GP・マイカは「好きな曲ばかり演奏していて、夜ダンさん本当によかったです。本当にありがとうございます」と感謝の言葉を述べ、セットリストに「TAKE MY HAND」があった喜びをファンさながらに興奮気味に語った。鈴鹿はテンション高く「全員で祇園祭行こうか!」と話し、最後はトークでも観客を沸かせた。
「ライブナタリー presents GANG PARADE SAY HELLO!2MAN」2023年7月15日 KYOTO MUSE セットリスト
夜の本気ダンス
01. WHERE?
02. LOVE CONNECTION
03. SMILE SMILE
04. Movin'
05. GIVE & TAKE
06. fuckin' so tired
07. 審美眼
08. Crazy Dancer
09. TAKE MY HAND
GANG PARADE
01. Beyond the Mountain
02. BREAKING THE ROAD
03. lol
04. SUPER PARTY PEOPLE
05. シグナル
06. GANG PARADE
07. OK
08. Happy Lucky Kirakira Lucky
09. Plastic 2 Mercy
「ライブナタリー presents GANG PARADE SAY HELLO!2MAN」(※終了分は割愛)
2023年7月16日(日)大阪府 umeda TRAD
[昼公演]OPEN 13:30 / START 14:00
[夜公演]OPEN 17:30 / START 18:00
<出演者>
2023年7月29日(土)埼玉県 HEAVEN'S ROCK Kumagaya VJ-1
OPEN 17:00 / START 17:30
<出演者>
GANG PARADE /
2023年7月30日(日)東京都 神田明神ホール
[昼公演]OPEN 13:15 / START 14:00
[夜公演]OPEN 17:30 / START 18:15
<出演者>
GANG PARADE /
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リンク
ヤママチミキ @YAMAMACHI_GANG
#ナタリー2マンツアー
レポート書いていただいてます❣️
15日 夜ダンさん▶︎https://t.co/R0AE83JEVK
16日 イナ戦さん▶︎ https://t.co/fIIvuCieId
2日間の余韻がすごくて全然睡魔来ない