ZEROBASEONEは、今年2月から4月にかけて放送されたCJ ENMによるサバイバルオーディション番組「BOYS PLANET」発のグローバルボーイズグループ。世界184カ国から集まった939万8916票によるグローバル投票によって選ばれた、SUNG HAN BIN(ソン・ハンビン)、KIM JI WOONG(キム・ジウン)、ZHANG HAO(チャン・ハオ)、SEOK MATTHEW(ソク・メテュー)、KIM TAE RAE(キム・テレ)、RICKY(リッキー)、KIM GYU VIN(キム・ギュビン)、PARK GUN WOOK(パク・ゴヌク)、HAN YU JIN(ハン・ユジン)の9名で構成される。
「本日デビューの“K-POP第5世代”グループ、ZEROBASEONEです」という紹介とともに、9人は報道陣の前へ。リッキーが「ずっと見てきた夢が叶ってすごく幸せです」、キム・ジウンが「デビュー準備中の一瞬一瞬が大切でした。まだ小さく咲いた花ですが、もっと大きな花になれるようにがんばります」と述べるなど、メンバー1人ひとりがデビュー日を迎えた感慨や今後の活動への意気込みを語る。その後は報道陣向けのフォトセッションを経て、1stミニアルバムのリード曲「In Bloom」と収録曲「New Kidz on the Block」のパフォーマンスを初披露した。
デビュー作となる「YOUTH IN THE SHADE」は青春の美しさとその裏にある不安定さを描いた作品で、リード曲「In Bloom」、そして「BOYS PLANET」にて最終順位1位を獲得したチャン・ハオによるソロ曲「Always」を含む全6曲が収録される。“花”がモチーフとなっている活動曲「In Bloom」について、パク・ゴヌクは「『Take On Me』のメインリフがオマージュされた楽曲」とa-haの楽曲に言及。またキム・ジウンは「揺れることなく咲いた花が存在しないように、まだぎこちなく完璧ではないのですが……全力で”君”に向かって走る、という意志を表現した曲です」とロマンチックな表現でコンセプトを解説してみせた。
グループの結成日である「BOYS PLANET」の最終話の放送日は4月20日で、そこからデビュー日を迎えるまでの期間はおよそ3カ月弱。会見ではデビュー日までの準備期間についても話題がおよんだ。最年少のハン・ユジンが「リアリティ番組『CAMP ZEROBASEONE』の撮影をしてメンバーとのチームワークを高めて……」と口火を切ると、隣の席のチャン・ハオがすかさずハン・ユジンの首元の汗をタオルで優しく拭う。ハン・ユジンはそんなチャン・ハオに視線を送って表情を緩ませたのち、「5月には『KCON JAPAN 2023』でZEROSE(ZEROBASEONEの公式ファンクラブ名)の皆さんにお会いしました。これらが積み重なって、『早くデビューして僕たちの音楽とパフォーマンスをお見せしたい』という気持ちが強くなりました」と自身の胸の内を語った。なおその後も、キム・テレが「『KCON JAPAN 2023』で初めてファンの皆さんにお会いしてすごく感激しました」と振り返るなど、会見でメンバーは5月14日に日本で開催された「KCON JAPAN 2023」について複数回言及した。
デビュー後の目標について尋ねられると、リッキーは「『今年の新人と言えばZEROBASEONEだ』と言われたいです。あと新人賞ですね! 人生でたった一度しかないチャンスなので、そんな光栄な瞬間をZEROBASEONEのメンバー、そしてZEROSEの皆さんと一緒に迎えたいです」と微笑む。また本作のセンターを務めたチャン・ハオは「ZEROBASEONEならではのスタイルを作り続けて、1つのブランド、ひいては新しいジャンルになれるようにがんばります。K-POPの新しい歴史を刻んでいきたいです」と力強く述べた。
なおZEROBASEONEのデビュー日である7月10日、“第3世代”を代表するEXOが7thアルバム「EXIST」をリリースする。大スターと同じカムバック日であることについて記者から心境を問われると、キム・ギュビンは「練習生のときからEXO先輩の音楽を聴いて、パフォーマンスを見てカッコいいと憧れていました。同じ音楽番組などでお会いできたらうれしいです。EXO先輩たちにも『カッコいい後輩がいるな』と思っていただけるようにがんばります」と少し緊張した面持ちでコメント。「EXOと実際に対面したらどうする?」という質問が追加で投げかけられると、彼は「サインをもらいたいです」とお茶目に回答して場を和ませた。
会見の終盤、改めてリーダーのソン・ハンビンは今後の活動に向けた意気込みを述べる。グループとしての目標について聞かれると、「健康な姿で活動することです」と言って手のひらをぎゅっと握り、小さくガッツポーズ。そして「メディアの皆さま、健康第一ですのでお気をつけください」と報道陣にさわやかな笑顔を向けて質疑応答を終えた。
最後にソン・ハンビンは「僕たち9人はみんな、夢に向かってこの瞬間だけを見てきました。夢が現実になるこの瞬間、そしてすべての瞬間を輝かせてくださった皆さんへの気持ちを忘れずに、これからもがんばっていきたいと思います。僕たちのステージをご覧いただいたメディアの皆さん、そしてもうすぐステージをご覧いただく皆さんの期待に応えられるよう、初心を忘れずにがんばります。たくさんの応援をよろしくお願いたします!」と挨拶し、会見を締めくくった。
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