イベントの内容は、観客が約54分あるCDをノンストップで試聴し、その最中にスクリーンに作詞家や作曲家などのクレジットが歌詞とともに表示されるというもの。意外な名前に客席がどよめいたり、拍手が起きたりする場面もあった。
試聴会が終わると、大きな拍手とともにバニラビーンズ、司会の掟ポルシェ、そしてアルバムのプロデューサーがステージに登場。さらにアルバムに参加した作詞家や作曲家がゲストとして招かれ、アルバム制作秘話などを紹介した。
最初に登場したのはバニラビーンズの曲を数多く書いている作曲家の中島靖雄で、アルバム最後に収録されているLED ZEPPELINのカバー「天国への階段」のアレンジの苦労話などが語られた。また中島による楽曲「?」の歌詞を木の子が書いたことも判明。木の子は
イベントでは木の子の音声メッセージも紹介。彼女はバニビの2人からの熱いリクエストに応えて詞を提供したとのことで、作詞を依頼されたときの気持ちや、バニビに初めて会ったときの感想、レコーディングスタジオにお土産としてパズルを持っていったエピソードなどが、木の子本人の口から語られた。
続いて、デビュー当時からバニビのコーラスを担当し、今回は作詞でも参加しているマユミーヌが登場。自身も「まねきねこダックの歌」や「ほしのかずだけ」などのCMソングをCDリリースしたり、数々のアーティストのコーラスで活躍しているが、今回のバニビのレコーディングでは通常とは異なるイレギュラーなことが多々あったことを告白。レナとリサの声が左右に振り分けられ、コーラスのマユミーヌの声がセンターに配置されている異様なミックスの楽曲などについて語られた。
最後のゲストは、マユミーヌと同じくデビュー時からバニビの作詞を手掛ける田形美喜子。デビュー当時のバニビのエピソードに客席は興味深々で、今回手掛けた2人のソロ曲についてや、この数年間の2人の成長についても語った。
ゲストコーナーの後には、インタビュアーを登壇させてのアルバム公開取材も敢行。バニビは「今回の作品は自分たちでも本当にお気に入りで、絶対の自信を持っています。制作にかかわってくださった、たくさんの人たちの愛情がつまっているこのアルバムを、とにかくたくさんの人たちに聴いてもらいたい!」とコメントした。
イベントの最後にはバニラビーンズが1曲だけライブを披露。ゲストの中島がギター、田形がタンバリン、マユミーヌがコーラスというアコースティック編成で、しっとりと「サカサカサーカス」が生演奏された。
なおアルバム「バニラビーンズII」ではこのほか、
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- バニラビーンズ オフィシャルサイト - VanillaBeans Official Site
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音楽ナタリー @natalie_mu
バニビの新作にPerfume作詞の木の子、故biceら豪華作家陣 http://natalie.mu/music/news/53079