4年ぶりとなるニューアルバム「ありがとう」を同日にリリースしたネバヤン。この日のライブで彼らは新作からの楽曲を中心に全19曲を披露し、会場に詰めかけた多くのファンを楽しませた。
定刻過ぎに、Tシャツ&短パンというリゾート感漂う衣装のメンバーがステージに登場すると大きな拍手が沸き起こる。
ライブの定番曲「ちょっと待ってよ」では、「あぁ、ちょっと待ってよ」という歌い出しのフレーズを観客が大合唱。演奏に乗って一心不乱に盛り上がる観客を指さして、安部が「いいですねえ!」と、うれしそうに破顔する一幕もあった。岡田のペダルスティールギターが土臭い雰囲気を生み出す「蓮は咲く」、風刺の効いた歌詞が印象的なカントリーロック「毎日幸せさ」、センチメンタルな雰囲気の「やさしいままで」といったバラエティ豊かな楽曲を届けたのち、ネバヤンが演奏したのはライブ初披露となるスローバラード「こんにちは」。台湾のバンド、
「キャプテン翼」の日向小次郎さながらにTシャツの袖を肩までまくりあげて気合いを入れた安部が「ここからは怒涛の勢いで駆け抜けていきます!」と宣言し、ライブは「どうでもいいけど」で後半に突入する。バンドが繰り出すテンションの高いサウンドに会場はヒートアップ。間奏で岡田と下中が、めくるめくギターソロの応酬を繰り広げるとフロアは爆発的な盛り上がりをみせた。その勢いのまま、人気曲「あまり行かない喫茶店で」、軽快なブギー「Hey Hey My My」で場内の熱気をさらに高めたネバヤンは、ダメ押しとばかりに「Pink Jungle House」をプレイ。興奮を隠しきれない様子の安部はマイク片手に、軽やかにステップを踏みながら自由奔放なパフォーマンスを繰り広げる。「明るい未来」に続けて、本編最後に届けられたのは「fam fam」。巽啓伍(B)と鈴木健人(Dr)が中心となり繰り出すシャッフルのリズムで、ネバヤンは本編のラストを颯爽と駆け抜けた。
盛大なアンコールに応えてステージに再登場したネバヤンは、「夏にしかできない曲をやりたいと思います」という安部の言葉から「夏がそうさせた」「夏のドキドキ」を2曲続けて演奏。一足早い夏のムードを作り出してステージをあとにした。
ネバヤンは9月から全国ワンマンツアー「never young beach- “ありがとう” Release Tour 2023 -」を開催。9月28日の東京・LIQUIDROOMを皮切りに全国10都市で11公演を行う。
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#台湾のバンド、#落日飛車(#SunsetRollercoaster)とのコラボEP「Impossible Isle」に収録されているこの曲を、彼らはじっくりとプレイ。https://t.co/BFfB3Eo9h8