定刻を少し過ぎた頃、Furui Rihoは大きな拍手を浴びながらバンドメンバーが待つステージ登場。彼女は1曲目に「I'm free」をセレクトすると、アダルトなボーカルを響かせて一気にオーディエンスを惹きつけていく。そのままディープかつ重たいビートが印象的な「青信号」や、グルーヴィなポップナンバー「We are」をプレイ。楽しそうにステージを練り歩きながらハンドクラップを促すなど、序盤から観客のボルテージを引き上げた。Furui Rihoは満員のフロアを眺めながら「正直に言っていい? 『I'm free』のイントロが流れてここに立った瞬間に泣きそうになっちゃった(笑)。本当にありがとうございます」と感謝の気持ちを語りつつ、「ゴールデンウィーク最後の日で、明日から仕事の人もいるでしょ? そんなときに聴いてほしい曲」とライブでしか聴くことができない楽曲「Do What Makes You Happy」を披露。この曲ではバンドメンバーにフォーカスしたパートもあり、その盤石な演奏を浴びたオーディエンスはゆったりと体を揺らした。
ワンマンでは毎回、「挑戦のコーナー」と題してさまざまなことにトライしているFurui Riho。今回はピアノの弾き語りに挑戦することに。彼女は自身のルーツにある楽曲としてNHK教育テレビ「おかあさんといっしょ」の楽曲「だんご3兄弟」や、aiko「カブトムシ」、宇多田ヒカル「Can You Keep A Secret?」、映画「天使にラブ・ソングを2」の劇中歌としても知られる讃美歌「Oh Happy Day」、ミニー・リパートン「Lovin' you」をカバー。Furui Rihoの弾く温かなピアノの音色と、表現力豊かなボーカルが相まって場内は穏やかな雰囲気に包まれた。「私の挑戦が終わりましたので、皆さんの挑戦が始まります(笑)。『Sorry, but I love my hair』の部分をよかったら一緒に歌ってください!」と告げて披露されたのは、A.G.Oがプロデュースを手がけた「ピンクの髪」。その言葉にオーディエンスが合唱で応えるなど一体感のあるステージが繰り広げられた。Furui Rihoはその後、「ABCでガッチャン」「ウソモホント」「Rebirth」といった人気曲を畳みかけてステージをあとにした。
Furui Rihoは鳴り止まないアンコールに応えて再びステージに現れると、まず2021年発表の「Sins」をプレイ。そして過去に「Sins」「ウソモホント」を共作したNobuaki Tanaka改めknoakとタッグを組んだ最新曲「Super Star」をライブ初披露してファンを喜ばせた。Furui Rihoは「今日で休みが終わって憂鬱な日々が続くかもしれないけど、たくさんいい曲を書いて皆さんに届けられるようにがんばりたいと思います」と、ここまでライブを見守ってきた観客に向けて挨拶。最後は「Purpose」をエネルギッシュに届けて本公演を華やかに締めくくった。
Apple Music、Spotify、LINE MUSIC、Amazon Musicといったサブスクリプションサービスでは、本公演のセットリストで構成されたプレイリストを公開中。
「Furui Riho Oneman Live 2023 -Introduction-」2023年5月7日 東京都 LIQUIDROOM セットリスト
01. I'm free
02. 青信号
03. We are
04. Candle Light
05. Do What Makes You Happy
06. でこぼこ
07. Friends
08. 弾き語りコーナー
・「だんご3兄弟」
・aiko「カブトムシ」
・宇多田ヒカル「Can You Keep A Secret?」
・「Oh Happy Day」
・ミニー・リパートン「Lovin' you」
09. 嫌い
10. ピンクの髪
11. ABCでガッチャン
12. ウソモホント
13. Rebirth
<アンコール>
14. Sins
15. Super Star
16. Purpose
リンク
Furui Riho @furui_riho
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