水本夏絵によるソロプロジェクト、
転校生は2012年5月に、初の作品であり現時点で唯一のアルバム「転校生」をリリース。憂いを帯びたサウンドに乗せ、透明感のある歌声で怒りや悲しみを表現したこのアルバムで多くのファンを獲得するが、2013年9月のライブ「登校拒否」をもって“休学”し、活動を休止した。その後も、2016年2月にそれでも世界が続くならをバックバンドに迎えて兵庫・神戸のイベントに出演したり、枝優花監督の映画「少女邂逅」に主題歌と劇中歌を提供したりしてきたが、本格的な活動再開は約10年ぶりとなる。
転校生は当面はVtuberとして配信活動を行いながら、音楽活動の再開を目指すとのこと。初配信日は後日アナウンスされる。
転校生 コメント
お久しぶりです。元気ですか?
私は数年前から、声が出しづらくなってしまう
「機能性発声障害」を発症し、かつて当たり前だった
歌うことも話すことも簡単にはできなくなってしまいました。
お世辞にも上手いとは言えない自分の歌が、声が、
何より歌うことが、好きでした。
唯一の武器を失ってから、生きるモチベーションを保つだけで精一杯の日々でした。
「歌えない、音楽を作らない転校生には価値がない」
そう思っています。今でもそれは変わりません。
ですが、諦めることはできても
捨てることはどうしてもできませんでした。
せめてもう一度、自分の曲を歌えるようになりたい。
誰も待ってないかもしれないし、望んでないかもしれない。
歌えるようになるかもしれないし、ならないかもしれない。
でも、幽霊のように生きる自分に前を向くためのきっかけを
与えてもらったからには、精一杯足掻きたいと思っています。
私は、インターネットの片隅でひっそりと呼吸を再開します。
今度は何者でもない転校生として。
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