「歌舞伎乙女」は4月13日の愛知・DIAMOND HALL公演を皮切りに行われた東名阪ツアー。ファイナルとなる東京公演では、7月2日に閉館を控える中野サンプラザホールを舞台に20曲が披露された。
開演時刻を迎えると、歌舞伎を連想させる幕と提灯が飾られた舞台に隈取りのお面を付けた4人が登場。ライブ定番曲「キラーボール」でパフォーマンスをスタートさせると、川谷絵音(Vo, G)が「声出せるよ」と観客を煽り、会場の空気は一気にヒートアップする。その勢いのまま、「星降る夜に花束を」や、ちゃんMARI(Key)のピアノが堪能できる「列車クラシックさん」、バンドの代表曲の1つ「猟奇的なキスを私にして」が演奏された。「心歌舞く」は、歌舞伎を連想させる拍子木と笛が印象的なSEからスタート。またライブ中盤には、最新オリジナルアルバム「ストリーミング、CD、レコード」の収録曲「密と遠吠え」「人生の針」がパフォーマンスされた。
その後4人が衣装チェンジのため一時退場したかと思うと、客席に川谷が登場。観客の横の通路を練り歩きながら「某東京」を歌唱し、後半戦をスタートさせる。その後「中野いけますか?」という煽りとともに川谷の歪んだギターが唸った「Ink」、休日課長(B)によるコールアンドレスポンスが繰り広げられた「ドレスを脱げ」で盛り上がりは最高潮に達した。さらに「気がおかしくなる曲をやります」という言葉に続けて披露された「発生中」や、佐藤栄太郎(Dr /
本編最後のMCで川谷は「皆さんが声を出してくれることでこんなに盛り上がるんだな。ゲスの極み乙女のライブはお客さんの力にこんなに支えられていたんだなって、ありがたいと思いました。そして、最後に中野サンプラザでできてよかった」と思いを述べる。そして4人は「ずっとこの気持ちがゲスの極み乙女の根幹にあるなという曲」だという「だけど僕は」を演奏し、ライブ本編を終了。アンコールでは新曲(タイトル未発表)や「両成敗でいいじゃない」「アソビ」を披露し、大団円でツアーを終えた。
「ゲスの極み乙女 ツアー2023『歌舞伎乙女』」2023年4月21日 中野サンプラザホール セットリスト
01. キラーボール
02. 星降る夜に花束を
03. 列車クラシックさん
04. 猟奇的なキスを私にして
05. イメージセンリャク
06. 心歌舞く
07. ゲスな三角関係
08. crying march
09. 蜜と遠吠え
10. 人生の針
11. 某東京
12. Ink
13. song3
14. ドレスを脱げ
15. 発生中
16. シアワセ林檎
17. だけど僕は
<アンコール>
18. 新曲(タイトル未発表)
19. 両成敗でいいじゃない
20. アソビ
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ゲスの極み乙女のツアーが中野サンプラザで閉幕、オーディエンスの力を実感した最終公演 https://t.co/W3AWB173Ts