2090年に100周年を迎えるスチャダラパー、野音100周年を盛大に祝う

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スチャダラパーが4月16日に東京・日比谷公園大音楽堂(日比谷野音)でワンマンライブ「祝・日比谷野音100周年 スチャダラ2090」を行った。本公演は日比谷野音が今年100周年を迎えることを記念して行われるもので、1990年にデビューし、2090年に100周年を迎えるスチャダラパーが、自らの100周年を67年前倒しする形で開催した。

スチャダラパー(撮影:三浦憲治)

スチャダラパー(撮影:三浦憲治)

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スチャダラパー「祝・日比谷野音100周年 スチャダラ2090」の様子。(撮影:三浦憲治)

スチャダラパー「祝・日比谷野音100周年 スチャダラ2090」の様子。(撮影:三浦憲治)[拡大]

スチャダラパー「祝・日比谷野音100周年 スチャダラ2090」の様子。(撮影:三浦憲治)

スチャダラパー「祝・日比谷野音100周年 スチャダラ2090」の様子。(撮影:三浦憲治)[拡大]

当日はあいにくの雨模様。雨足が弱まった定刻15分過ぎに、KASHIF(G)、笹沼位吉(B)、三星章紘(Dr, Per)、松田浩二(Key)からなるバックバンド、ザ・コストパフォーマンスがステージに現れる。続けてSHINCO(DJ)、ANI(MC)、Bose(MC)が登場し、「スチャダラ2090!」というBoseの掛け声から、この日のライブは「4ch FUNK」でスタートした。2曲目の「FUN-KEY-WORD」からはサポートMCのロボ宙が合流し、息の合ったパフォーマンスでライブを盛り上げる。曲中でBoseが「FUN」「BRA」と書かれたプラカードを掲げると、観客がコール&レスポンスで応え、場内に大きな一体感が生まれた。4曲目に披露された新曲の「リンネリンネリンネ」と、続く「CHECK THE WORD」「ライツカメラアクション」ではトークボックス奏者のLUVRAWが演奏に参加してスペイシーなサウンドで楽曲に独特な彩を添えた。

スチャダラパー「祝・日比谷野音100周年 スチャダラ2090」に参加した、かせきさいだぁ。(撮影:三浦憲治)

スチャダラパー「祝・日比谷野音100周年 スチャダラ2090」に参加した、かせきさいだぁ。(撮影:三浦憲治)[拡大]

ここでサポートメンバーが一旦退場。「面白い新曲ができました」というBoseの紹介から新曲「超時空戦隊サンミドル」が披露される。現代社会を風刺したスチャらしさ全開のこの曲で、観客たちは「ぶちのめす」というフレーズをメンバーとともに連呼した。ロボ宙が2曲を披露したソロコーナーを経て届けられたのは、ライブでの定番「GET UP AND DANCE」。この曲では、YMOにオマージュを捧げた真っ赤な衣装に身を包んだかせきさいだぁが参加し観客を沸かせた。

スチャダラパー「祝・日比谷野音100周年 スチャダラ2090」の様子。(撮影:三浦憲治)

スチャダラパー「祝・日比谷野音100周年 スチャダラ2090」の様子。(撮影:三浦憲治)[拡大]

MCで本公演が日比谷野音100周年記念コンサートの第1弾として行われていることが告げられると客席から盛大な拍手が寄せられる。野音にまつわるよもやま話が繰り広げられたのち、「義務教育じゃないから付いてこない人、放っておきますよー」というBoseの呼びかけでライブが再開。「ゲームボーイズ」や「スチャダラパーのテーマPT.2」といった初期曲が立て続けに届けられると場内は大きな盛り上がりを見せた。「ジャンクリートコングル(Ring,Ring,Ring)」からは再びバンドが合流。クリスタルキング「大都会」を彷彿とさせるイントロからスタートした「アーバン文法」や由紀さおり「夜明けのスキャット」風のフレーズが飛び出した「よさGなスキャット」など生演奏ならではのパフォーマンスで観客を楽しませた。

スチャダラパー「祝・日比谷野音100周年 スチャダラ2090」の様子。(撮影:三浦憲治)

スチャダラパー「祝・日比谷野音100周年 スチャダラ2090」の様子。(撮影:三浦憲治)[拡大]

スチャダラパー「祝・日比谷野音100周年 スチャダラ2090」の様子。(撮影:三浦憲治)

スチャダラパー「祝・日比谷野音100周年 スチャダラ2090」の様子。(撮影:三浦憲治)[拡大]

21曲目となるnever young beachとのコラボ曲「スチャやんとネバやん」の演奏後にBoseの口から出た「今日は、このへんでよくない?(笑)」という言葉とは裏腹に、スチャは「Shadows Of The Empire」「FUN-KEY4-1」といった楽曲を終盤にかけて畳みかけていく。「異議アリ」というプラカードに合わせて観客が手を挙げて盛り上がった「ジャカジャ~ン」に続けて披露されたのは代表曲「今夜はブギー・バック」の“LUVRAW REMIX”。ミラーボールがきらびやかにステージを照らす中、LUVRAWがトークボックスを使って小沢健二のパートを歌唱すると場内に歓声が響いた。本編の最後を飾ったのは「ザ・ベスト」。「『昔はよかった』じゃなくて。この瞬間、今が最高じゃないですか、皆さん⁉」というBoseの呼びかけに、観客は大きな拍手で応える。アンコールに応えてステージに登場したスチャは最後に「帰ろうChant」を歌唱。ハッピーなムードで野音ワンマンの幕を下ろした。

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スチャダラパー「祝・日比谷野音100周年 スチャダラ2090」2023年4月16日 日比谷公園大音楽堂 セットリスト

01. 4ch FUNK
02. FUN-KEY-WORD
03. MORE FUN-KEY-WORD(Funky Sensation)
04. リンネリンネリンネ
05. CHECK THE WORD
06. ライツカメラアクション
07. 超時空戦隊サンミドル
08. Swing '75
09. セブンティーン・ブギ
10. Kaku Ryoko(ロボ宙ソロ)
11. omiyage(ロボ宙ソロ)
12. ヨン・ザ・マイク
13. GET UP AND DANCE
14. トラベル・チャンス
15. 5W1H
16. ゲームボーイズ
17. スチャダラパーのテーマPT.2
18. ジャンクリートコングル(Ring,Ring,Ring)
19. アーバン文法
20. よさGなスキャット
21. スチャやんとネバやん
22. Shadows Of The Empire
23. FUN-KEY4-1(Disco Pool Blues)
24. ジャカジャ~ン
25. 今夜はブギー・バック(LUVRAW REMIX)
26. ヒマの過ごし方
27. ザ・ベスト
<アンコール>
28. 帰ろうChant(BE THANKFUL FOR WHAT YOU)

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読者の反応

showgunn @showgunn

【ライブレポート】2090年に100周年を迎えるスチャダラパー、野音100周年を盛大に祝う(写真15枚) https://t.co/R5mDDmw5fd
すごい、デラソウルトリビュートに一言も触れていない

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