GEZAN「あのちツアー」北九州で追加公演、収益は支援活動に寄付

GEZANのライブツアー「あのちツアー」の追加公演が5月7日に福岡・LIVE SPOT WOW!にて開催される。

この追加公演は北九州で長年困窮者への支援活動を行っているNPO法人「抱樸」の理事長、奥田知志氏の希望によって決まったもの。奥田氏はGEZAN主宰レーベル・十三月が制作したドキュメンタリー「WiSH」への出演や月刊誌「ユリイカ」マヒトゥ・ザ・ピーポー（Vo, G）特集号への寄稿など、これまでもバンドと交流があった。彼は2月にリリースされたGEZANの最新アルバム「あのち」を聴き込み、「混迷する時代の中で、どうしても地元の人たちに聞いてほしい」という思いを募らせたことが今回の追加公演へとつながった。

福岡公演はGEZANのライブに加え、奥田氏によるオープニングトークも実施。フライヤーには北九州在住のイラストレーター、黒田征太郎の絵が使用された。この絵は黒田がウクライナでの戦争をテーマに掲げて描いたもので、「いつか。そして。オワリ。」という文字が印象的に記されている。フライヤーのデザインは「ユリイカ」マヒトゥ・ザ・ピーポー特集号の表紙も手がけた川名潤が制作した。ライブの収益は必要経費を除き、NPO法人「抱樸」が計画している「希望のまちプロジェクト」に寄付される。チケットはPeatixにて販売中。