アルバムのテーマは「他人にとっての新しいより、自分にとっての新しい」。“他者が求める自分”を重視しがちの時代の中、leiftは本作に収録された全11曲を通して、自身の幸せに必要な存在を「ヒト・モノ・コト」をさまざまな視点で言語化した。またleiftはこのアルバムでエレクトロサウンドを軸に、チル、ジャングル、エクスペリメンタルなどの要素を曲のテーマに合わせながらポップに調合。重低音が野太くダイナミックなトラックを追求しながら、実機のビンテージシンセやリズムマシン、アナログの録音機材を多用することで音の揺らぎや鋭利さをコントロールした。作詞作曲に加え、編曲と録音ミックスもleiftが1人で担当。マスタリングはDisclosureやチャーリー・XCXらの作品を手がけるMetropolis Studiosのスチュアート・ホークスが行った。YouTubeではリードトラック「Dawn(Intro)」のリリックビデオが公開されている。この曲は「夜明け」をテーマに制作された。
またleiftはアルバムのリリースを記念して、6月21日に東京・WALL&WALLでバンドセットでのワンマンライブ「leift 1st. one-man live “Beige”」を開催する。公演のチケットはMuLogicaで販売されている。
leift コメント
作曲の道からゼロベースで歌を志した日々は「他人より自信のある音楽だからこその劣等感」「これまで出会った人たちが、自分をどう思うか」との闘いでした。乗り越えて生まれたアルバム「Beige」の価値は、心と声の成長過程を克明に残せた事です。歌うと決めた日から撮り溜めた日常写真で作ったアートワーク、曲によって修練度が違う歌。嘘なく描けたのは、完成までの1年半、片時も逃げずに向き合い続けたからこそ。未熟さを受け入れ、歌い直さず残したのも、僕が自分の本質を、育った道筋を肯定できたからです。形にできたことを今は誇りに思い、アルバム「Beige」を仕上げた故に見つかった課題に僕は挑んでいます。自分を更新することに終わりがないのは厳しく険しいと毎日思いますが、形にし続けることで出会える人たちとの会話や心配りに、毎日励まされて生きています。僕はこれからも自分の幸せを追って挑み続けるし、挑む先も挑み方も、自分で決めて生きていく。その姿を、音楽と共に見守ってくれたら嬉しいです。ここまで支えてくれて、本当にありがとうございました。そしてこれから出会う皆さん、共に本気で臨み続けましょう。
leift「Beige」収録曲
01.Dawn(Intro.)
02. Mute
03. Mocktails
04. Beige
05. Skip
06. Breath
07. to to know
08. unison
09. pop
10. tap(Interlude)
11. chord
leift 1st. one-man live “Beige”
2023年6月21日(水)WALL&WALL
leift / KOTARO SAITO @kotarosaito1211
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