フレデリックの初ホールワンマンが閉幕「俺たちの音楽とあなたは、一生離れることができないんです」

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フレデリックのワンマンライブ「優游涵泳回遊宴-FREDERHYTHM HALL 2023-」が3月29日に東京・NHKホールにて開催された。

「優游涵泳回遊宴-FREDERHYTHM HALL 2023-」東京公演の様子。(撮影:西槇太一)

「優游涵泳回遊宴-FREDERHYTHM HALL 2023-」東京公演の様子。(撮影:西槇太一)

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フレデリックは昨年9月から今年1月にかけて全国ツアー「FREDERHYTHM TOUR 2022-2023~ミュージックジャーニー~」で28公演を行い、その後初のホール公演となる「FREDERHYTHM HALL 2023」を大阪と東京で開催した。この記事では、2日目となる東京公演の模様をレポートする。

「優游涵泳回遊宴-FREDERHYTHM HALL 2023-」東京公演の様子。(撮影:西槇太一)

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「MYSTERY JOURNEY」でライブの幕が上がると、開演早々会場には高らかなハンドクラップが響き渡る。「KITAKU BEATS」からノンストップで「ジャンキー」へつなぐ三原康司(B)、赤頭隆児(G)、高橋武(Dr)のタイトなビートが観客をダンスとジャンプへ誘い、「飄々とエモーション」で湧き上がった場内一丸のコーラスが、三原健司(Vo, G)とのコール&レスポンスでさらに高まっていく。「声出しが解禁になりました! 3年分出せてる? 知らない間にみんな、歌うのうまくなってない? めちゃめちゃピッチいいやん!と思って。でもさ、ピッチは俺に任せて! 今までのフレデリックのライブで一番でっかい大声、出してもらっていいですかね?」という健司の言葉に、客席から熱い拍手喝采が巻き起こった。

「優游涵泳回遊宴-FREDERHYTHM HALL 2023-」東京公演の様子。(撮影:西槇太一)

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その後もフレデリックは、アグレッシブな「名悪役」「TOGENKYO」や、疾走感あふれる「蜃気楼」、シティポップ感漂う「midnight creative drive」など、多彩なパフォーマンスで観客を魅了。「midnight creative drive」では車のヘッドライトを思わせる照明がコーナリングのように左右に揺れ、「FEB」では舞台前面を覆った紗幕に白い霧が映し出されるなど、この日ならではのさまざまな演出が施された。

「優游涵泳回遊宴-FREDERHYTHM HALL 2023-」東京公演の様子。(撮影:西槇太一)

「優游涵泳回遊宴-FREDERHYTHM HALL 2023-」東京公演の様子。(撮影:西槇太一)[拡大]

見渡す限りのハンドウェーブを呼び起こした「熱帯夜」から、ライブは早くもクライマックスへ。疾走感あふれる「銀河の果てに連れ去って!」や、ミラーボールのきらめきと観客のクラップが共鳴した「YONA YONA DANCE」を経て、健司が「そんなもんか? 残り2曲よ? この2曲でちゃんと全力出せる?」と煽りながら「スキライズム」を披露すると、赤頭がセンターで見事なソロプレイを決め、ひと際大きな歓声を集めた。

「優游涵泳回遊宴-FREDERHYTHM HALL 2023-」東京公演の様子。(撮影:西槇太一)

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「長いツアーやった。9月から30本! その中で一番、今、俺たちが見せたい曲を最後にやって帰ります」という健司の言葉に続けて演奏されたのは「虜」。メンバーのソロ回しや観客とのコール&レスポンスも盛り込んだパフォーマンスの中で、「あなたにとって大事なフレデリックでありたいし、フレデリックにとって大事なあなたでいてほしい。俺たちの音楽とあなたは、一生離れることができないんです!」と健司はエモーショナルに呼びかけた。曲がアウトロに差しかかるのに合わせて、舞台の左右から幕がゆっくり閉じ、メンバーの姿が完全に隠れたところでツアータイトルが投射される。最後のキメと同時に巨大なバンドロゴが映し出され、本編が終了した。

「優游涵泳回遊宴-FREDERHYTHM HALL 2023-」東京公演の様子。(撮影:西槇太一)

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「優游涵泳回遊宴-FREDERHYTHM HALL 2023-」東京公演の様子。(撮影:西槇太一)

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一度舞台を降りた4人が、観客の手拍子を受けて再び登場。「いろんな場所でライブをしてきて、いろんな“ひとり”としっかり1対1で音楽をやってきて。新しい仲間も一緒につながって、またカッコいい場所で、進化していく俺らと一緒に遊べたらなと思っております。そのときに、あなたがいてくれたら、めちゃくちゃうれしいです」と健司が語ると、4人はバンドの歩みを代表するアンセム「オドループ」を披露。客席に壮大なダンスとシンガロングの輪が広がる。そしてこの日最後の楽曲は、テレビCMでもおなじみのキラーチューン「スパークルダンサー」。ミュージックビデオとリンクするように、ステージ背後が銀ラメの幕に変わり、ライブの最後をよりいっそう目ばゆく煽り立てていく。決然とした歌声や強靭なビートが、オーディエンスを激しいハンドウェーブの渦へと巻き込んでみせた。「最高の2023年にしような!」という健司の言葉を残して、4人が舞台を去ったあと、6都市9公演の全国ツアー「FREDERHYTHM TOUR 2023-2024」 のスケジュールがスクリーンに映し出されると、観客の驚きと喜びの声が沸き起こり、熱い余韻の中、ライブが閉幕した。

Apple Music、Spotify、LINE MUSIC、YouTube Musicでは、「優游涵泳回遊宴-FREDERHYTHM HALL 2023-」最終公演のセットリストで構成されたプレイリストが公開されている。

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「優游涵泳回遊宴-FREDERHYTHM HALL 2023-」2023年3月29日 NHKホール セットリスト

01.MYSTERY JOURNEY
02.KITAKU BEATS
03.ジャンキー
04.飄々とエモーション
05.名悪役
06.TOGENKYO
07.蜃気楼
08.midnight creative drive
09.ナイトステップ
10.峠の幽霊
11.FEB
12.熱帯夜
13.銀河の果てに連れ去って!
14.YONA YONA DANCE
15.スキライズム
16.虜
<アンコール>
17. オドループ
18. スパークルダンサー

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はるか◎ラーメン01's @ra_menmennnn

まじホールえぐかった
彼らの大好きなレーザービームバチバチだった https://t.co/0DzND0FqvZ

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