3月1日にリリースされた最新アルバム「mirror」を引っさげて行われたこの公演は、スパドラにとって過去最大規模のワンマンライブとなった。全曲の制作にメンバー自身が携わり、細部まで彼らのこだわりが詰め込まれたアルバムの楽曲がすべて披露されることが予告されていた「Persona」もまたメンバーが振付やステージング、グッズ制作を手がけ、9人の思いがしっかりと反映されたものに。大舞台に立つ彼らの視線の先を一面の“青い光”で染め上げるべく、会場には客席を埋め尽くすBLUE(SUPER★DRAGONファンの呼称)が集まり、場内は開演前からにぎやかなムードに包まれていた。
SUPER★DRAGONの特別な一夜は、“革命”を歌う「Revolution」で幕を開けた。ステージ奥を覆っていた真紅の幕が切って落とされると、無骨な鉄骨で組まれた3層のステージセットが姿を現す。9つの小さな部屋に分けられたセットの中には、仮面(Persona)を着けたメンバーの姿があり、順に仮面を外していく彼らの姿がステージ横のビジョンに1人ずつ抜かれると、客席からは悲鳴のような歓声が上がる。古川毅と池田彪馬は冒頭から圧倒的なハイトーンボーカルで気合いを見せつけ、ジャン海渡は花火が吹き上がるステージの中央に立って「この指に止まれば ほら Revolution」と宣言した。
2曲目の「So Woo」ではカラフルなサーチライトがリズミカルに客席を照らす中、熱っぽくグルーヴィなファンクサウンドに体を預けたメンバー。ダイナミックな楽曲構成が遊び心満点の「Are U Ready?」ではダンスバトル、ラップバトルを思わせるシーンなどもパフォーマンスの中に盛り込まれ、9人は視覚と聴覚の両方からBLUEのテンションを引き上げていく。するとこの曲が終わるなり松村和哉は「飛ばしてこうぜ! 横浜、調子どう?」と叫び、9人はスパドラのライブアンセム「Untouchable MAX」をここで投下。オープニングから容赦なしのフルパワーでステージに立つ彼らの気概を受け取ったBLUEは、冒頭のサビを思い切り歌い上げて場内の熱気を瞬時に高めてみせる。BLUEの歌声をひさびさに受け止めた9人の顔にはにわかに笑顔が広がり、ジャン海渡は「最後まで楽しんでいこうぜ!」と呼びかけながら一層の盛り上がりを求めて客席を煽った。
「ああ泣ける、ヤバい!」。田中洸希は「Untouchable MAX」を終えてのMCで、BLUEの歌声を聴いた感動をあらわに。ジャンが「わかってるよな? 声出し解禁だぜ! 声枯らさずに帰るヤツなんていねえよな!?」と呼びかけると、BLUEも大盛り上がりでこれに反応した。自己紹介のパートでも、志村玲於やジャンはコロナ禍のライブでは封印していたオリジナルのコール&レスポンスを解禁。玲於は「今日ついに僕の夢が叶う!」と大喜びでBLUEとともに口上を叫び、数年ぶりに見せた“完成形”に満足げな笑みを浮かべる。そして和哉は「ヤバいライブになるんで、呼吸忘れないように。息継ぎだけ適度にして、楽しんでください」と、始まったばかりの夜への期待感をさらに高めた。
ジャンの「最高の夜にしようぜ」というひと言でシーンは変わり、9人はメロウな「Hey, girl」でパフォーマンスを再開させる。舞台上にはクラブ風のセットが置かれ、ジャン、飯島颯、玲於はカウンターで乾杯、伊藤壮吾と洸希はソファに座ってチルアウト……と、それぞれのくつろぎ方でひとときを過ごすストーリー性に満ちた演出がBLUEの目を楽しませた。そして、ステージ中央に置かれたミラーボールがゆったりと9人を照らす中で届けられた「Indelible Magic」を終えるやいなや、ステージ両脇のビジョンに映し出されたのはスパドラのディスコグラフィが“巻き戻し”で過去にさかのぼる映像。ここで彼らが届けたのはスパドラの初期の代表曲の1つ「HACK MY CHOICE」で、ジャンは「ひさびさだな、楽しもうぜ」とつぶやき、ニヤリと笑みを浮かべる。予想外の選曲に悲鳴のような歓声を上げたBLUEは、長いコロナ禍の“沈黙の期間”を感じさせない完璧なコールとダンスで9人のハイテンションなパフォーマンスに呼応。続けてサンダードラゴン(年少ユニット)の人気曲「リマカブロ!」がドロップされると客席のテンションは一層上がり、洸希、壮吾、彪馬、和哉、柴崎楽の5人は大きなコールを受けながらおなじみのバイク型のフォーメーションでパシフィコのステージを“爆走”してみせる。楽の大ジャンプ、洸希のヒューマンビートボックスと見どころ満載の楽曲をフルで届けると、和哉は「バイクの免許取れる年齢になっちゃいました!」とひと言。洸希も「成長したね……」と、しみじみ感慨に浸って周囲の笑顔を誘った。一方で、年長ユニットのファイヤードラゴンも人気のミドルバラード「MIKAZUKI」をしっとりと歌い上げ、8年の歩みの中で培ってきた表現力と、年長組ならではの包容力を存分に発揮。懐かしさを感じさせながらも色褪せることのない3曲のパフォーマンスタイムは、スパドラの9人とBLUEの心の距離をさらに縮めるひとときとなっていた。
「mirror」リリースに際しての音楽ナタリーのインタビューで、「Persona」について語った壮吾は「個人的に1つ挑戦がある」と明かしていた。場面転換ののち1人でステージに現れた壮吾は、静かにシャツを腕まくりしてキーボードの前に座る。これまでに見たことのない光景に客席がざわめきに包まれる中、彼はゆっくりと両手を鍵盤に置き、5歳のときから続けてきたピアノ演奏をスパドラのライブで初披露した。真剣な眼差しで鍵盤を見つめる彼が奏でる力強くも繊細な「Remedy For Love」の演奏に毅と彪馬は情感豊かな歌声を重ね、3人のセッションをBLUEは息を飲むように見守る。3人が作り上げた清閑と熱情のムードを引き継ぐように、玲於、颯、楽の3人は柔らかく宙を泳ぐオーガンジーを操りながらのコンテンポラリーダンスを披露。普段見せるものとは異なる身体表現でオーディエンスの目を奪い、抱き寄せようとした布がその腕をすり抜けていくという“悲しい結末”のストーリーを描き出していた。
ダンサーチームの3人が姿を消すと、それと入れ替わるように1人3層の舞台セットの中央に立ったのは洸希。彼は得意のビートボックスで多彩な音色を繰り出しながら、サンプラーを巧みに操ってその場でビートを構築してゆく。自身の音のみでエッジィなトラックを作り上げた彼はオーディエンスにハンズアップを促し、そのまま和哉、ジャンの2MCによるフリースタイルラップへとバトンパス。和哉とジャンは自身の揺るぎないアティチュードをスキルフルな高速ラップで叩きつけ、メンバー9人それぞれが個性を最大限に輝かせたパフォーマンスブロックを締めくくった。
広い舞台を大きく使う特徴的な構成で、ステージのさまざまな場所で舞い踊る9人をスポットライトが照らした「Pioneer (Keep It Real)」から9人の息の合ったフォーメーションダンスが目を引く「Mr. GAME」へ、流れるようにつなぐダイナミックな展開で客席の熱気を再び引き上げたメンバー。颯の「パシフィコ、盛り上がっていきましょう!」という声とともにスタートした「Pretty Girl」では3人組を作って“電車ごっこ”をしたり、ペアで肩を組んで揺れるメンバーの楽しげな姿がBLUEの笑顔を誘った。この曲を終えてのMCでは、颯が自身の口から「Pretty Girl」の振付を手がけたことを明かし「これからも一緒に踊っていきましょうね!」とBLUEに語りかける。また、和哉は「HACK MY CHOICE」のパフォーマンスに言及して「沸きすぎね(笑)」とBLUEへ向けてひと言。毅は「みんなの1年1年に、俺たちが存在できているんだって実感できたよね」と、ずっと変わらないファンの温かい眼差しを噛み締めるように言葉に変えていた。
ホールに響きわたる雨の音がシーンの切り替わりを知らせると、ステージに姿を見せたのは傘を手にした毅。「mirror」収録の「相合傘」はジャンが作詞を手がけたミドルテンポのラブソングで、9人は手にした傘の“半分”に相手の存在を感じさせるようなパフォーマンスを見せながら、ゆったりとこの曲を歌い踊った。そして「Persona」仕様にアレンジされた「Honey Baby」へと移行すると、ステージ上に出現したスクリーンの奥でゆったりと体を揺らす9人のシルエットが、オーディエンスの想像を掻き立てる。毅や彪馬、ジャンが優しい歌声を聞かせながらムービーカメラに思い切り顔を寄せて甘い表情を向ける演出も、BLUEの声にならない悲鳴を誘っていた。SUPER★DRAGONの楽曲群の中でもとびきりスイートなラブソングを集めたこのセクションの最後に届けられたのは、BLUEに寄り添う9人の思いを歌った優しいバラードナンバー「-Tweedia-」。彪馬が付けたこの曲のタイトルには「信じ合う心」「幸福な愛」というブルースター(Tweedia)の花言葉にかけたBLUEへのメッセージも込められている。ステージの上下段に並び、静かに客席を見つめながらメンバーが歌声をリレーする中、毅が自身のパートで思わず声を詰まらせる場面も。9人が見せる真摯な表情と歌声を、客席を埋め尽くすBLUEもまた、まっすぐに彼らの思いを受け止めていた。
青一色のセットアップに着替えたメンバーが見せたダンスセクションを経て、「Welcome to my hell」でライブは後半戦へ。一時的にステージを覆っていた白幕が切って落とされると、そこにあったのは両手両足を赤いテープでつながれた9人の姿。舞台セットの鉄骨から伸びるテープで動きを制限された彼らは、まるでマリオネットのように瞳から光を消した表情で客席を見つめながら、会場を不穏なムードで満たしてゆく。張り詰めるような緊迫感の中でテープを切り離し、自らを“解放”した9人が続けたのは、コロナ禍における活動の中で“夜明け”を願いながら歌っていた「Burning in the nights」。そして、「Burning in the nights」の“アフターソング”であるミクスチャーナンバー「X」で、「ミクスチャーユニット」としての自分たちの矜持を改めて示した9人は、「俺たちが時代を変える」と高らかに告げるセルフタイトルトラック「SUPER★DRAGON」を続けた。自分たちを取り巻く世界が変わり、活動にも苦難を強いられたここ数年の歩みを楽曲の流れと舞台演出で示すようなこのセクション、曲を重ねるごとに9人の熱量と結束は力を増し、メンバーの迫真のパフォーマンスに応えるように、客席のBLUEもペンライトを高らかに掲げた。
本編の最終盤、ドープなデジタルサウンドとキャッチーなダンスで会場がひとつになった「LRL -Left Right Left-」で勢いを加速させた9人。「+IKUZE+」のタオル回しで客席を思い切り盛り上げた彼らはヘビーなロックサウンドが会場中に轟く「Mada' Mada'」で思い切り頭を振って、狂騒の空間を作り出す。洸希と和哉がお互いの胸元をつかみ合いながらマイクパフォーマンスを繰り広げると、毅とジャンは額を突き合わせて声を重ね、それぞれのメンバーが楽曲に没頭する姿にBLUEの興奮も最高潮に。ここで「mirror」収録のミクスチャーロックナンバー「Tap tap tap!」が投下されるとステージ前方からは花火が噴出し、9人は持ちうる力をすべて出し切るようなパッションに満ちた歌とダンスでこの曲を駆け抜けた。
「いっぱい我慢したよね。たくさん尊い声を聞かせてくれてありがとう」。本編のラストナンバーを前に、そう口を開いたのは毅。「傷だらけで血だらけで、ここに来るまでいろんな思いがあった」。そう続けた彼は「それでもこうやって心を通わせて、みんなで乗り越えて。夢をあきらめずにいられてうれしいです。それは、ここに来てくれたたくさんのBLUEのおかげだと思います」と、青い光が無数に光る客席を感慨深げに見つめた。「覚めない夢を見ようよ。俺たちとみんなの幸せを願って。未来を歌おう!」と叫んだ毅の言葉を合図に始まったのは、「mirror」の最後を飾る「Popstar」。“スパドラが目指すべき姿”を力強く軽やかに宣言するこの曲で、ステージ横のビジョンには8年の時をともに歩んできた彼らの懐かしい笑顔と、今この瞬間にステージ上で笑顔を交わす彼らの晴れやかな表情が交互に映し出されてゆく。9人とBLUEのエモーショナルな感情を掻き立てる演出の中、自身のヴァースで“自分らしさ”を肯定する思いをラップに込めた和哉は、ヴァースの最後に「お前の人生だぞ!」と力の限りに叫んだ。「やっぱ、最高の景色はお前らがいるからだよ!」とBLUEに伝えたジャンの言葉とともに曲を終えると、9人は1列になって手をつなぎ、充実感いっぱいの表情でつないだ手を挙げる。ジャンは「今までで最高のライブでした。俺たちはまだまだ止まらないし、最高のPopstarになる姿、見たいよな? 今日はその序章だと思う。Persona、ありがとう!」と告げてステージをあとにした。
大きな「アンコール!」の声に誘われてステージへと戻ったスパドラは「Bad Day」でライブを再開し、ここで1人ずつ、この日にかけた思いをBLUEに明かしていった。先陣を切った玲於は、今回のライブの振付やステージングに颯とともに関わったこと、その経緯を順に説明し、「(ボーカルチームが)みんなすげえクリエイティブでうらやましいなと思ってて。自分と颯にできること、グループに貢献できることはなんだろうって考えたとき、やっぱり振りを考えたり、ステージングを考えたりすることなのかなって」と語る。「でも実際にやってみると、すげえ命削るんですよ。考えてると朝になって……」と続け、玲於の思いがあふれ出していることを彼の横で察知した和哉は「論文かと思った!(笑)」と切り出して笑いを誘い、毅も「続きはブログで!(笑)」と反応。玲於はしきりに照れながらも「改めてスパドラのこと、BLUEのことが大好きになりました!」と大切な感情を口にした。
「僕はスパドラでよかったと思う瞬間しかないです」と力強く宣言した楽、初挑戦したピアノ演奏に「ずっと続けてきたことがスパドラのライブの1つのパーツとして使えるようになって、やったかいがあったと思いましたし、喜んでいただけてうれしいです」と充実感を口にした壮吾。それぞれの熱い思いが語られてゆく中、和哉は「Popstar」で書いたリリックについて「コロナ禍に入って、たぶん何度も僕らはあきらめそうになったし、選択を間違えたときもたぶんあったような気がしてて。それでも、ここにこれだけのBLUEのみんながいてくれているのは、僕らのことをずっと肯定してくれていたからで。だから僕も、音楽でみんなを肯定してあげたいなと思って」と語る。そして、9人の最後にファンと向き合った毅は「今この瞬間思うのは、地に足着けてやってきてよかったなって。まだまだ見たい景色があるし、みんなと流したい涙もあるし、音楽を通してこれからもみんなに夢を、希望を見せていけるようにがんばりたいなと思います。僕たちのありのままを見てくれて、たくさんカッコつけさせてくれて、そしてSUPER★DRAGONでいさせてくれて、本当にありがとうございます」と、胸に抱くBLUEへの感謝を口にした。
「僕たち9人と、僕らを支えてくれる皆さんの力をかけ合わせて、輝かしいあの場所まで駆け抜けていきましょう。今日は本当にありがとうございました! 最後にこの曲でひとつになりましょう!」という彪馬の声を合図に始まったラストナンバーは「BROTHERHOOD」。大サビの歌唱をBLUEに預けた9人は、客席から届く大きな歌声に笑顔で耳を傾けて「聞こえてるよ!」と言葉を返し、曲の最後、円になって拳を突き合わせるポーズからそのまま「うわーっ!」と肩を組み合って「Persona」のステージを終えた。名残惜しさを全開にするメンバーは最後まで下手袖に固まって手を振り続け、「……帰りたくなさすぎじゃない?」というセルフツッコミで笑い合う。毅がライブの最後に残したのは、「不器用な俺らだけど、嘘偽りなくみんなと向き合って、最高の景色を見ていきたいと思います。これからも俺たちと夢の続きを見てくれますか?」という言葉。このまっすぐな呼びかけに、BLUEは大きな声と笑顔でアンサーを返し、未来を約束していた。
SUPER★DRAGON メンバーMCコメント全文
志村玲於
準備して準備して、ようやく迎えた「Persona」なので感慨深いです。今回、僕と颯は振付やステージングのほうもやらせていただいたんです。ジャンは曲のコンペに参加してくれたり、ラッパーチームはラップ書いてくれたり、毅と彪馬は新曲のテーマを用意してくれたり、みんなすげえクリエイティブでうらやましいなと思ってて。自分と颯にできること、グループに貢献できることはなんだろうって考えたとき、やっぱり振りを考えたり、ステージングを考えたりすることなのかなって。でも実際にやってみると、すげえ命削るんですよ。考えてると朝になって、日が昇るのが本当に早くて。そういう作業をみんなやっているんだなって思ったら、めちゃくちゃメンバーのことを、今まで以上にリスペクトして好きになりました。今回のグッズには、アイデアを考えてくれた楽の魂が入ってますし、壮吾は初めてピアノをやってくれて、スパドラのライブに1つ、壮吾にしかできないものができて、改めてスパドラのこと、BLUEのことが大好きになりました。コロナ禍の期間、BLUEに支えてもらえなかった僕たちは今ここに立てていないから、みんなのこと、ホントに好きだなって思いました。
柴崎楽
すべてのBLUEにありがとうございます。僕がちっちゃいときから応援してくれる人もいるだろうし、「Popstar」を聴いてると思い出すんですけど、(デビュー当時は)ランドセル背負っていた僕がこんなに大きくなって、8年間応援してくれた皆さんには感謝しかないです。これからも龍の如く上っていきます。僕はスパドラでよかったと思う瞬間しかないです。今日は本当にありがとうございました。
伊藤壮吾
ピアノ、いかがでしたか? 一応趣味程度で15年くらいやってたんですけど、こうやってずっと続けてきたことがスパドラのライブの1つのパーツとして使えるようになって、やったかいがあったと思いましたし、喜んでいただけてうれしいです。これから先も、スパドラの行く先をその青いきれいな光で照らし続けてもらえたらなと思います。今日は本当にありがとうございました。
田中洸希
俺は「Persona」に向けていろんなことを考えていて……ステージに立つ人間として、どう自分が楽しめるか、9人一体となって楽しめるか、BLUEと楽しめるかを大切にしているんです。考えすぎてむちゃくちゃになった夜もあったんですけど、そういうときに配信をするんですよ。その場で温かい言葉をかけてもらったりするのがすごい楽しくて、やっぱりBLUEって一番の宝物なんだなって毎日思っています。こうして最大キャパの会場でライブができて、みんなの声が聞けた1日が、一生の思い出に残る1日になりました。本当に感謝します。
池田彪馬
ようやく声出し解禁になりましたね。ずっと待ち焦がれていて……みんなの声が聞こえないライブは、みんなの熱量を感じながらも少し寂しい部分があって。それでもステージに立つ意義は、皆さんがいるからこそ僕たちの中にあるものだと思っていて。ようやく声出しが解禁になって、こうして過去最大キャパの会場で皆さんと会うことができて。きっと皆さんの中には過去につらいこと、悲しいこと、いろんな経験があったと思うけど、そうした過去とかつらさ、苦しみを全部忘れさせてあげられるような存在であり続けたいなと強く思いました。これからも夢の続き、一緒に見ていきましょう。今日はありがとうございました。
飯島颯
僕は今回ライブ制作に今まで以上に携わって、考えているときは「これやったらBLUEはどんな反応するんだろう?」とか、今まで以上にBLUEのことを考えていましたし、「恩返ししたいな」といつも思っているんです。今日実際にライブをやってみて、みんなの声がすごく聞けて、マスクしてるけどその奥は笑ってるんだろうなとか、そういう反応1つひとつがうれしくて、すごく報われたなと思いました。今日のライブは1回きりなんですけど、1回きりのライブをするために、いろんな人が関わってくれて、来てくれているみんながここを埋めてくれて、パシフィコ全体で1つの作品作り上げられたなと思っています。
松村和哉
去年の連続リリースくらいから僕とジャンくんがガッツリ曲書くようになったんですけど、「mirror」の制作中にずっと念頭にあったのは……コロナ禍に入って、たぶん何度も僕らはあきらめそうになったし、選択を間違えたときもたぶんあったような気がしてて。それでも、ここにこれだけのBLUEのみんながいてくれているのは、僕らのことをずっと肯定してくれていたからで。だから僕も、音楽でみんなを肯定してあげたいなと思って。最近は正しさだけじゃ語れないことが多かったり、嫌になるようなことも多いけど、1人ひとりが持っている好奇心とか欲望にもっと素直になってくれたらいいなと思ったので、「Popstar」の歌詞に「あなたが思うあなたらしく」と書きました。それが、僕なりにみんなを肯定する言葉だったので、受け取ってくれたらうれしいです。今日はありがとうございました。
ジャン海渡
正直、最近は特にみんなが何かと戦うときがすごく多くて。メンバーから気持ちを聞いたりして、いろんな感情があるんだけど、それは
古川毅
「Popstar」の制作に入るとき、ジャンと和哉が「今回、毅ラップ書いてみなよ」って言ってくれたんです。いろんな言葉が出てきたんですけど、やっぱり自分たちの歩んできた足跡から言葉を拾っていきたいなと思って。メンバー8人の顔だったり、今までお世話になったスタッフの顔だったり、BLUEのこと、いろんなことを思って書きました。今この瞬間思うのは、地に足着けてやってきてよかったなって。まだまだ見たい景色があるし、みんなと流したい涙もあるし、音楽を通してこれからもみんなに夢を、希望を見せていけるようにがんばりたいなと思います。僕たちのありのままを見てくれて、たくさんカッコつけさせてくれて、そしてSUPER★DRAGONでいさせてくれて、本当にありがとうございます。
SUPER★DRAGON「SUPER★DRAGON SPECIAL LIVE『Persona』」2023年3月25日 パシフィコ横浜 国立大ホール セットリスト
01. Revolution
02. So Woo
03. Are U Ready?
04. Untouchable MAX
05. Hey, girl
06. Indelible Magic
07. HACK MY CHOICE
08. リマカブロ!
09. MIKAZUKI
10. Remedy For Love
11. Don't Turn It Down
12. Pioneer (Keep It Real)
13. Mr. GAME
14. Pretty Girl
15. 相合傘
16. Honey Baby
17. Not Enough
18. -Tweedia-
19. Welcome to my hell
20. Burning in the nights
21. X
22. SUPER★DRAGON
23. LRL -Left Right Left-
24. +IKUZE+
25. Mada' Mada'
26. Tap tap tap!
27. Popstar
<アンコール>
28. Bad Day
29. BROTHERHOOD
CSテレ朝チャンネル @tvasahi_cs
【ch1/4・1(土)よる11:59まで見逃し配信中】SUPER★DRAGON SPECIAL LIVE「Persona」🕺🏻スカパー!番組配信で視聴可能👨🏻💻声出し解禁されたLIVEでしか味わえない一体感を是非🎶
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さらに‼️5月はテレ朝チャンネルだけの特別映像を加えた"完全版”を放送✨お見逃しなく #スパドラ https://t.co/qVG9lxXru3