“世界に広がるホロライブ”4thフェスで25名のVTuberが個性豊かなステージ展開

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3月18、19日に千葉・幕張メッセ 幕張イベントホールにてホロライブ所属アーティストが出演するライブイベント「hololive 4th fes. Our Bright Parade」が開催された。本稿ではそのうち初日公演の模様をレポートする。

「hololive 4th fes. Our Bright Parade DAY1」初日公演の様子。

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「hololive 4th fes. Our Bright Parade DAY1」初日公演の様子。

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赤井はあと

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満員のオーディエンスがさまざまな色に光らせたペンライトを振り上げる中、会場のスクリーンにはこの日の出演者の紹介ムービーが流れ始める。25人が紹介されたのち、スクリーンに映されたカウントダウンが0になると、上下2段に分かれたステージに出演者が横並びで登場。2020年開催の「hololive 1st fes.」から歌い継がれている全体曲「キラメキライダー☆」でライブがスタートした。2曲目以降はライバーたちのソロパフォーマンスで構成されており、そのトップバッターを務めたのは赤井はあと。人差し指を高く掲げた後ろ姿で登場した彼女は流暢な英語で「BUTA」を歌唱し、フロアのペンライトの色を自身のイメージカラーである赤に染め上げた。“団長”こと白銀ノエルは「もっと気分上げていけー!」と呼びかけ、オリジナル曲「リリカルMonster」を歌いながらジャンプを指示し、会場内を1つにまとめ上げた。オリジナル曲が連発される流れの中で異彩を放ったパフォーマンスで目を引いたのは姫森ルーナ。彼女はボカロ曲「ワールドイズマイン」でキュートなパフォーマンスを展開し、観る者を魅了した。

白銀ノエル

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この日最初のMCは白銀ノエルと博衣こよりが担当。2人は声出しOKのライブ開催を喜び、コール&レスポンスの練習として、「男の子ー!」「女の子ー!」「関東近郊から来た人ー!」「海外ニキー!」とオーディエンスに呼びかけて大歓声を会場内に響かせた。

癒月ちょこ

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“魔界学校の保健医”として活動する癒月ちょこは艶やかな歌声で「NoDistance」を披露。ステージ前方では火柱が上がり、オーディエンスは暗闇で赤く灯るペンライトを掲げ、会場内はあたかも“魔界”のような怪しげな空気感に包まれた。オーストラリア出身のVTuber・小鳥遊キアラは、全編英語詞の本格的なダンスナンバー「Do U」でフロアを揺らす。“ロボットVTuber”として活動するロボ子さんは「リルビ」でどこか人間味のあるロボットダンスを踊りながら、その美声を会場内に響かせた。

ロボ子さん

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大空すばるが「スターライト」でステージ上を駆け回る元気いっぱいのパフォーマンスから始まったブロックでは、尾丸ポルカ「ペルソナ」、アユンダ・リス「生きるよすが」といったロックナンバーが矢継ぎ早に披露されていく。沙花叉クロヱは、ホロライブと縁深い作家であるDECO*27提供の「擬態ごっこ」をパフォーマンス。力強い歌声を響かせながらもアウトロでは儚い、囁くようなウイスパーボイスを聴かせ、表現量の幅広さを見せつけた。ホロライブEnglish所属のワトソン・アメリアは英語でオーディエンスに挨拶し、彼女の初オリジナル曲「ChikuTaku」を披露。配信のチャット欄には英語で声援を送るファンも多数現れ、VTuberというカルチャーがワールドワイドに広がっている様子が伺えた。

角巻わため

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すでにアルバム2枚をリリースするなど音楽活動に力を入れている角巻わためは、数あるオリジナル曲の中から最新シングルの表題曲である「夢見る羊」を歌唱。角巻わため自身が作詞を手がけたこの楽曲は、ファンとともに歩む未来の姿が綴られており、1曲歌い終えた彼女は「ありがとう」とオーディエンスに感謝の言葉を伝えた。アイラニ・イオフィフティーン「この手で奏でるありがとう」からはミドルテンポのバラードが並べられる展開に。バラードコーナーの締めを務めたAZKiは息継ぎすら聴かせる表現力で「afterglow」を歌い上げ、会場内の喝采をさらった。

ときのそら

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切ないピアノのメロディが鳴り響く中で登場したのは、さくらみこ。彼女がオリジナル曲「サクラカゼ」を歌い始めれば会場中のペンライトの色が桜を表すピンク色に染まり、会場内は幻想的な風景に包まれた。ソロコーナーのトリを務めたときのそらは、伸びやかな高音ボーカルで始まる「ユメゾラ☆ファンファーレ」を熱唱。YouTubeのチャンネル登録者数100万人を超えた彼女のこれまでの歩みと、彼女の“これから”に向けた決意が込められたこの曲が届けられると、客席からは怒号のような歓声が巻き起こった。

左からロボ子さん、AZKi、夜空メル。

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左からさくらみこ、不知火フレア、星街すいせい、尾丸ポルカ、白銀ノエル。

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ライブ終盤にはライバー同士のコラボステージが展開された。HololiveID所属の2人、アユンダ・リスとアイラニ・イオフィフティーンの抜群のコンビネーションによる「トンデモワンダーズ」、夜空メル、ロボ子さん、AZKiというホロライブ黎明期から活動する3人による「可愛くてごめん」など、特別なイベントだからこそ見られるコラボが続々と披露される。ときのそらと角巻わための2人は水樹奈々の人気曲「ETERNAL BLAZE」で声を合わせ、その圧倒的な歌唱力を見せつけた。「群青讃歌」では不知火フレア、さくらみこ、尾丸ポルカ、白銀ノエルの4人が肩を並べてコラボを展開。ゲーム配信でコラボを果たす機会が多い4人は「誰か1人足りないよな!」と声を上げ、“不知火建設”の仲間でもあるサプライズゲスト・星街すいせいをステージに召喚。5人はフォーメーションを組んで「群青讃歌」をさわやかに歌い上げた。

「hololive 4th fes. Our Bright Parade DAY1」初日公演の様子。

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ライブの最後には本イベントのために用意された全体曲「Our Bright Parade」を25人の出演者全員で歌唱。客席に向けて銀テープが発射され、この日一番の盛り上がりを見せる中で「4th fes.」の初日公演の幕が閉じられた。

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「hololive 4th fes. Our Bright Parade DAY1」2023年3月18日 幕張メッセ 幕張イベントホール セットリスト

01. キラメキライダー☆ / DAY1の出演者全員
02. BUTA / 赤井はあと
03. WAO!! / 博衣こより
04. リリカルMonster / 白銀ノエル
05. キャラメル・デビル / 夜空メル
06. ワールドイズマイン / 姫森ルーナ
07. オーバード / 鷹嶺ルイ
08. NoDistance / 癒月ちょこ
09. DO U / 小鳥遊キアラ
10. リルビ / ロボ子さん
11. Dark Breath / ラプラス・ダークネス
12. スターライト / 大空スバル
13. ペルソナ / 尾丸ポルカ
14. 生きるよすが / アユンダ・リス
15. 擬態ごっこ / 沙花叉クロヱ
16. ChikuTaku / ワトソン・アメリア
17. JOLLIE JOLLIE / クレイジー・オリー
18. いろはすてっぷ! / 風真いろは
19. アトリエ / 不知火フレア
20. 夢見る羊 / 角巻わため
21. この手で奏でるありがとう / アイラニ・イオフィフティーン
22. 最後の花弁(The meaning of love) / 一伊那尓栖
23. afterglow / AZKi
24. My Dearest / 七詩ムメイ
25. サクラカゼ / さくらみこ
26. ユメゾラ☆ファンファーレ / ときのそら
27. トンデモワンダーズ / アユンダ・リス、アイラニ・イオフィフティーン
28. 可愛くてごめん / 夜空メル、ロボ子さん、AZKi
29. スキちゃん / 小鳥遊キアラ、一伊那尓栖、ワトソン・アメリア、七詩ムメイ
30. とまどい→レシピ / 癒月ちょこ、大空スバル、姫森ルーナ
31. ロストワンの号哭 / 赤井はあと、クレイジー・オリー
32. ETERNAL BLAZE / ときのそら、角巻わため
33. 常夜リペイント / ラプラス・ダークネス、風真いろは、沙花叉クロヱ、鷹嶺ルイ、博衣こより
34. 群青讃歌 / 不知火フレア、さくらみこ、尾丸ポルカ、白銀ノエル、星街すいせい(サプライズゲスト)
35. Our Bright Parade / DAY1の出演者全員

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