今年1月、2011年の最初期からのメンバーであるリーダー佐藤乃々子の卒業を発表したRYUTist。「RYUTist SEASON3 LAST TOUR『会いにいきます』」は彼女たちの現体制最後のツアーとして、3月11日に大阪・Shangri-Laで開幕した。ファイナル公演は4月2日に活動拠点の新潟にあるホール会場・新潟テルサで行われる予定で、佐藤はその新潟公演をもってグループから旅立つ。ツアー2公演目となった昨日のライブは、前売りの段階でチケットがソールドアウトし、残りわずかな4人のステージを目に焼き付けようと多くのファンが来場した。
赤のワンピース衣装でステージに姿を現したRYUTistは、昨年11月にリリースした最新アルバム「(エン)」の楽曲も含む、新旧織り交ぜたセットリストでライブを展開。しなやかなダンス、温もりのある歌声、調和のとれたハーモニーで観客の心を惹きつけた。MCでは五十嵐夢羽が現在開催中の「2023 WORLD BASEBALL CLASSIC」に夢中になっている話や、デビュー時から活動の拠点としている新潟・古町モール7に4人の巨大な写真が飾られていることが和気あいあいと語られ、会場がRYUTistらしい緩やかな空気で包まれる。アンコールに入ると、夏頃にベストアルバムが発売されることがメンバーの口から告知され、客席から大きな拍手が。発売時にはすでにグループから卒業している佐藤は「3枚組でさらに何か付く」とアルバムの形態をあいまいに発表しつつ、初期曲「カラフル・ミルク」の収録をリクエストした。
そして最後、RYUTistは「a birthday song」「バ・バ・バカンス!」「口笛吹いて」という3曲の中から、観客の多数決によってアンコールで披露する曲を決めることに。その結果、最も多くの手が挙がった「口笛吹いて」がラストナンバーとして届けられた。4人は希望を描いた歌詞を、優しく包み込むような声で歌唱。この曲では観客によるステージ上の写真撮影が可能となり、ファンはカメラやスマートフォンを取り出し、4人が一緒に歌い踊る姿を思い出として写真に収めた。
現在、LivePocket-Ticket-ではツアーファイナル会場のロビーやホワイエを佐藤の好きな花で埋め尽くすプロジェクト「『 "のんの"ありがとうね、ほんとうにね 』お花で乃々子さんをお祝いしよう!」の参加チケットを販売中。参加者はメンバーカラーのフラワーアレンジメント、メンバー直筆のネームプレート、ワイドチェキをもらうことができる。またツアーファイナル前日の4月1日には新潟・古町7番町特設ステージ(NSGスクエア前)でフリーライブイベント「RYUTist SEASON3 LAST TOUR “古町前夜祭” 約束の場所」が開催される。当日はRYUTistだけでなく、楽曲提供を通してグループと親交のある君島大空、柴田聡子も出演。さらにもう1組ゲストが登場する予定だ。
RYUTist SEASON3 LAST TOUR「会いにいきます」(※終了分は割愛)
2023年3月26日(日)宮城県 darwin
2023年4月2日(日)新潟県 新潟テルサ
RYUTist SEASON3 LAST TOUR “古町前夜祭” 約束の場所
2023年4月1日(土)新潟県 古町7番町特設ステージ(NSGスクエア前)
<出演者>
RYUTist_info @RYUTist_info
音楽ナタリーさんいつもありがとうございます!お写真も素敵です❤️
〝アルバムの形態をあいまいに発表しつつ〟🤣👍👍(ののこ) https://t.co/T5p0Yc4BWR