CVLTEとw.o.d.が渋谷WWW Xで激突、それぞれのロックを鳴らした熱狂の一夜

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CVLTEw.o.d.によるツーマンライブ「WWW presents dots」が3月2日に東京・WWW Xで開催された。

CVLTEとw.o.d.。(Photo by Yusuke Yamatani)

CVLTEとw.o.d.。(Photo by Yusuke Yamatani)

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「dots」はWWW主催のツーマンライブ企画。CVLTEとw.o.d.のツーマンライブは昨年8月に開催が予定されていたが、CVLTEのaviel kaei(Vo)が新型コロナウイルス陽性者との濃厚接触認定を受けたため延期となっていた。振替公演のチケットはソールドアウト。2組の念願の競演を見守るべく会場には多くのファンが駆けつけた。

aviel kaei(Vo / CVLTE)(Photo by ERINA UEMURA)

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トップバッターとしてステージに現れたのはCVLTE。彼らは「bloodbath.」でライブの口火を切ると、同期を駆使しながら構築されるダイナミックなバンドサウンドと、オートチューンを用いたavielの妖艶なボーカルを響かせ、オーディエンスを独自の世界観へと一気に引き込んでいく。avielがフロアを見渡しながら「全然足りない。まだまだいけるでしょ? 渋谷、よろしくね」と呼びかけると「eat acid, see god.」の演奏がスタート。観客はCVLTEの疾走感あふれる演奏を浴びながら体を激しく揺らした。またCVLTEのステージでは、後方スクリーンに楽曲の世界観に合わせた映像が映し出されるなど、聴覚と視覚の両方に訴えるライブ演出も見どころとなった。

CVLTE(Photo by ERINA UEMURA)

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ライブ中盤、avielは「まだ頭がボーッとしていて、眠いんだよね」と語り始める。ここまで白熱したパフォーマンスを繰り広げ、フロアを熱狂へと導いた彼だが、その理由を「みんながまだ十分に僕のことを楽しませてくれてないからだと思うんです。もうちょっと目が覚めるようなパフォーマンスをみんなにしてほしい。いける?」と述べてファンを煽る。そしてキラーチューン「memento molly.」がプレイされると、オーディエンスはavielの言葉に応えるように、拳を高くかざしたり、大きくジャンプして近未来感漂うバンドサウンドを楽しんだ。そしてCVLTEはラストナンバーとして「butterfly effect.」をセレクト。avielは浮遊感漂うドリーミーなサウンドをバックに、雄々しいボーカルをまっすぐに届けて観客のシンガロングを巻き起こした。

サイトウタクヤ(Vo, G / w.o.d.)(Photo by Yusuke Yamatani)

サイトウタクヤ(Vo, G / w.o.d.)(Photo by Yusuke Yamatani)[拡大]

CVLTEからバトンを受け取ったw.o.d.は、無骨なロックナンバー「リビド」でライブの幕を開ける。サイトウタクヤ(Vo, G)が気だるそうにアカペラで歌い始めると、そこにギター、ドラム、ベースの激しい演奏が絡み合い、会場のボルテージは一気に上昇。続く「イカロス」では、Ken Mackay(B)と中島元良(Dr)が生み出す重厚なビートに乗せて、サイトウがしゃがれ声を吐き捨てるように響かせてオーディエンスを圧倒した。w.o.d.はその後、「馬鹿と虎馬」「Kill your idols, Kiss me baby」などダンサブルなテイストのナンバーを次々と披露。ライブ巧者ぶりをいかんなく発揮してフロアを大いに盛り上げた。

サイトウタクヤ(Vo, G / w.o.d.)(Photo by Yusuke Yamatani)

サイトウタクヤ(Vo, G / w.o.d.)(Photo by Yusuke Yamatani)[拡大]

MCでは、サイトウが「CVLTEとツーマン……いいっすね。俺らもコロナにかかってライブを飛ばしたことがあるので、CVLTEのみんなの気持ちがわかります。つらいよなって」と、CVLTEを気遣うようにひと言。そして不気味に歪んだギターの音色を合図に「失神」でライブを再開すると、続く「Dodamba」では複雑なビートの重なりと荒々しいボーカルで場内をカオスなムードに染め上げた。ライブ終盤、サイトウがこの日のライブを振り返り「最近思うんすよ。俺はオールジャンルの音楽大好きでなんでも聴くんですけど、最近ロックバンドってめっちゃいいよなって思ってます。カッコいいロックバンドをやってるCVLTEと、カッコいいバンドの俺らに拍手してください」と呼びかけると、フロアからは歓声とともに温かい拍手が沸き起こった。w.o.d.は最後に「Sunflower」をエモーショナルにプレイ。フィードバックノイズと深い余韻を残してステージをあとにした。

CVLTEは4月から5都市を回る2年ぶりの全国ツアー「HELLSONG TOUR 2023」を開催。w.o.d.は4月に兵庫、東京の2カ所で自主企画ライブ「TOUCH THE PINKMOON」を行う。チケット情報は各バンドのオフィシャルサイトにて確認を。

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WWW presents dots 2023年3月2日 WWW X セットリスト

CVLTE

01. bloodbath.
02. eat acid, see god.
03. hedonist.
04. run.
05. lullaby.
06. heartbreak.
07. memento molly.
08. garden.
09. tokyo insomnia.
10. happy.
11. butterfly effect.

w.o.d.

01. リビド
02. イカロス
03. バニラ・スカイ
04. 白昼夢
05. 馬鹿と虎馬
06. Kill your idols, Kiss me baby
07. 失神
08. Dodamba
09. オレンジ
10. Sunflower

CVLTE HELLSONG TOUR 2023

2023年4月6日(木)北海道 札幌PENNY LANE24
2023年4月9日(日)大阪府 BIGCAT
2023年4月10日(月)愛知県 THE BOTTOM LINE
2023年4月21日(金)福岡県 DRUM Be-1
2023年4月30日(日)東京都 BAIA

w.o.d. presents "TOUCH THE PINK MOON"

2023月4月6日(木)兵庫県 MUSIC ZOO KOBE 太陽と虎
<出演者>
w.o.d. / Sisters in the velvet

2023年4月7日(金)兵庫県 MUSIC ZOO KOBE 太陽と虎
<出演者>
w.o.d. / Newdums

2023年4月13日(木)東京都 LIQUIDROOM
<出演者>
w.o.d. / 8otto

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w.o.d. @wodofficial7

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CVLTEとw.o.d.が渋谷WWW Xで激突、それぞれのロックを鳴らした熱狂の一夜

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photo by Yusuke Yamatani https://t.co/9ALIo2ty7H

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