「be there」は昨年12月に終了した「BUMP OF CHICKEN TOUR 2022 Silver Jubilee」に続いて早くもスタートしたアリーナツアー。新型コロナウイルス感染拡大に伴うコンサート開催ガイドラインが緩和されたことにより、2019年開催のツアー「aurora ark」以来約3年3カ月ぶりに観客の声援や合唱が可能な公演としてスタートした。
開演時刻を迎え、ステージに藤原基央(Vo, G)、増川弘明(G)、直井由文(B)、升秀夫(Dr)が登場すると客席からは待ち焦がれたオーディエンスの歓声が沸き起こる。4人は観客の大きな声を浴びながら、「アカシア」「クロノスタシス」といった近年の楽曲や「天体観測」「ray」などの代表曲、さらにイントロで客席がどよめくようなレアなナンバーまで、幅広い楽曲を次々と披露していった。
序盤のMCで藤原が「こんばんは、BUMP OF CHICKENです!」と挨拶すると、観客は待ってましたとばかりに大きな声援と拍手を送る。その声に笑顔を浮かべた藤原は同じ挨拶をさらに2回繰り返し、場内を和ませた。そして「声出してよくなって、当たり前のことなのにすげえうれしいです。みんな気持ちよく歌いたいときに歌ってくれていいし、だからと言って黙ってじっくり聴いてくれてもいいし。好きなように、大切にこの時間を楽しんでください」と呼びかけた。
2022年8月に開業した有明アリーナでBUMP OF CHICKENがライブを行うのは今回が初。新しい会場を訪れた感想を増川は「すっごいきれいなんですよね」と語り、直井は「控室がロッカールームになってるんですよ、よく選手が試合後にうなだれて座ってるアレよ!」と興奮した様子で話す。しかしオーディエンスに伝わっていないと感じたのか、直井は「送るわ!」と言ってスマートフォンを取り出してステージ上からTwitterに投稿し、観客を笑わせた。
3年以上にわたって聴くことのできなかった観客のシンガロングに目を細めて聴き入っていた藤原は、最後のMCで「27年間、君たちには本当に支えてもらいました。いろんなことがあって今日みたいな最高の夜があります」と27周年を迎えた心境を語る。そして「ここからツアーに行くことが幸せです。ベッタベタだけど言いたいことがあります、行ってきます!」と、力強くツアーへの旅立ちを宣言した。
今回のツアーは5月27、28日の埼玉・さいたまスーパーアリーナまで11会場20公演を開催。イープラスではツアー終盤の広島・広島サンプラザホール、和歌山・和歌山ビッグホエール、さいたまスーパーアリーナでの6公演のチケットプレオーダーを本日2月12日23:59まで受け付けている。
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BUMP OF CHICKEN、1万1000人の歌声とともに迎えたアリーナツアー旅立ちの日 https://t.co/Ff7VaCezJP