BAND-MAIDが進化見せつけた活動10周年お給仕、ご主人様&お嬢様は声出し熱狂

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BAND-MAIDが1月9日に東京・東京ガーデンシアターでワンマンお給仕(ライブ)「BAND-MAID TOKYO GARDEN THEATER OKYUJI」を開催した。

BAND-MAID(Photo by MASANORI FUJIKAWA

BAND-MAID(Photo by MASANORI FUJIKAWA

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この公演はバンドの活動10周年イヤーの幕開けを飾るもので、2021年に新型コロナウイルス感染拡大の影響で中止となった東京・日本武道館公演のリベンジ公演でもある。チケット完売により会場は満員、オンラインでは国内のみならず海外にも配信され、多くのご主人様、お嬢様(BAND-MAIDファンの呼称)が彼女たちの勇姿を見届けた。

BAND-MAIDのライブの様子。(Photo by MASANORI FUJIKAWA

BAND-MAIDのライブの様子。(Photo by MASANORI FUJIKAWA[拡大]

小鳩ミク(G, Vo)、SAIKI(Vo)、KANAMI(G)、MISA(B)、AKANE(Dr)はレーザーとスモークで彩られた幻想的なオープニングを経て、ステージに登場。「Unleash!!!!!」を1曲目に届け、「来たぞガーデンシアター! 騒げー!」というSAIKIの煽りから「Play」へ。短いセッションを織り交ぜるライブならではのアレンジでフロアを盛り上げる。続く「influencer」では小鳩が渾身のシャウトを響かせ、「BLACK HOLE」ではAKANEが高速ビートを刻み、KANAMIがテクニカルなギターフレーズを繰り出した。

小鳩ミク(Vo, G)(Photo by MASANORI FUJIKAWA

小鳩ミク(Vo, G)(Photo by MASANORI FUJIKAWA[拡大]

SAIKI(Vo)(Photo by MASANORI FUJIKAWA

SAIKI(Vo)(Photo by MASANORI FUJIKAWA[拡大]

小鳩は「ようこそBAND-MAIDのお給仕へ! あけましておめでとうございますっぽー! 2023年、そして10周年の幕開けのお給仕、皆さま楽しみにしてたっぽー? 今日は一時的な声出しがOKなので、思う存分“くるっぽ”って言えるっぽー!」と話し、観客も「くるっぽ!」と声を上げた。「DOMINATION」でSAIKIとMISAが向き合ったり、肩を組んだりしつつ、ステージ前方に身を乗り出す。KANAMIは体を大きくのけぞらせてクールにギターソロを披露した。またステージ後方のスクリーンにはコーラスに合わせて「HELLO HELLO」と歌詞のタイポグラフィが映し出され、観客もコーラスに加わった。彼女たちはアグレッシブなナンバーを並べ、「H-G-K」に続いて2016年発表のメジャーデビューアルバム「Brand New MAID」から「the non-fiction days」を披露。盤石の演奏と歌唱をもってバンドとしての10年の進化を存分に見せつけていく。さらに昨年9月発表の最新EP「Unleash」の収録曲「I'll」へとつなげるなど、近年の楽曲を中心にしつつも、新旧織り交ぜた楽曲でファンの興奮を誘った。ライブ中盤、BAND-MAIDはダークな曲調とSAIKIの艷やかな声がミステリアスに響く「alone」を披露。インスト曲「onset」はメンバー同士が笑顔でアイコンタクトを取る場面が多くあり、小鳩によるソロ歌唱曲「サヨナキドリ」は疾走感をもって届けられた。

KANAMI(G)(Photo by MASANORI FUJIKAWA

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MCでSAIKIは「バンドを10年続けるって大変だなって自分で思う」と話し、MISAはうなずきながらウイスキーをストレートで飲み、「パッ」と口を鳴らす。そしてAKANEがバナナを食べながらステージに戻り、バナナを掲げるだけで拍手を浴びるというバンドのライブでは珍しいシーンも。SAIKIは「ツアーはもちろんやりたいさ。10周年の幕開けがここガーデンシアターで」と話を戻し、観客の声に耳を傾けながらフリートークを展開。ひとしきりトークで盛り上がったあと、MISAが缶ビールの“開封の儀”を行って一杯煽り、小鳩が“おまじないタイム”で「萌え萌えキュンキュン」といったコール&レスポンスを繰り返して観客を煽った。

MISA(B)(Photo by MASANORI FUJIKAWA

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ライブ後半、BAND-MAIDはMC中のゆるいムードから一気に気持ちを切り替え、「Sense」を投下。「火花」「Corallium」で鬼気迫るパフォーマンスを見せたあと、ミディアムチューン「about Us」をエモーショナルに届けた。さらに新曲のロックバラード「Memorable」をサプライズで披露したあと、彼女たちは骨太なロックチューン「Manners」や、壮大な展開を見せるメタルサウンドの「Puzzle」などでオーディエンスの興奮を煽る。最新EP「Unleash」に収録のインスト曲「from now on」はストリングスとピアノの同期サウンドも相まって、感動的な余韻を場内にもたらし、演奏後には大きな拍手が沸き起こった。

AKANE(Dr)(Photo by MASANORI FUJIKAWA

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BAND-MAIDは観客の前で演奏する機会が少なかった2021年発表のアルバム「Unseen World」と最新EP「Unleash」の収録曲を中心にしたセットリストにしたことを説明。新曲についてはSAIKIが「やっとバラードができました」と紹介し、「10月にアメリカツアーに行ったとき、KANAMIちゃんが作ったの。最初はサビだけだったけど完成して届けることができました」と話した。また小鳩は「BAND-MAIDの目標は世界征服です。皆さん、ちゃんと世界征服するBAND-MAIDの姿を見てくださいっぽー!」と改めてバンドの夢を語り、歓声を浴びた。ライブ終盤、「Balance」からラストスパートとばかりに熱量たっぷりの演奏を届けたBAND-MAID。ラストナンバー「Choose me」まで、約2時間45分で全26曲を届け、タフなパフォーマンスで観客を熱狂させた。このライブの模様は生配信終了後1カ月間、ZAIKO、Streaming+でアーカイブ配信されている。

終演後には20都市23公演のライブツアー「BAND-MAID 10TH ANNIVERSARY TOUR」の開催が発表された。ファイナルは11月26日に神奈川・横浜アリーナで実施される。また5月と8月には大型フェス出演を含む全米ツアーが行われる予定となっている。

「BAND-MAID TOKYO GARDEN THEATER OKYUJI」2023年1月9日 東京ガーデンシアター セットリスト

01. Unleash!!!!!
02. Play
03. influencer
04. BLACK HOLE
05. DOMINATION
06. H-G-K
07. the non-fiction days
08. I'll
09. I still seek revenge.
10. alone
11. onset
12. サヨナキドリ
13. Sense
14. 火花
15. Corallium
16. about Us ~interlude~
17. Memorable
18. Manners
19. Puzzle
20. HATE?
21. from now on
22. Balance
23. After Life
24. endless Story
25. NO GOD
26. Choose me

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BAND-MAID 10TH ANNIVERSARY TOUR

2023年3月23日(木)熊本県 熊本B.9 V1
2023年3月25日(土)鹿児島県 CAPARVO HALL
2023年3月26日(日)福岡県 DRUM LOGOS
2023年4月21日(金)兵庫県 Harbor Studio
2023年4月22日(土)京都府 KBSホール
2023年4月24日(月)大阪府 BIGCAT
2023年7月3日(月)東京都 Zepp Shinjuku(TOKYO)
2023年7月9日(日)新潟県 NIIGATA LOTS
2023年7月15日(土)静岡県 LIVE ROXY Shizuoka
2023年7月19日(水)神奈川県 CLUB CITTA'
2023年9月2日(土)長野県 NAGANO CLUB JUNK BOX
2023年9月3日(日)石川県 金沢EIGHT HALL
2023年9月22日(金)岡山県 CRAZYMAMA KINGDOM
2023年9月23日(土・祝)広島県 広島CLUB QUATTRO
2023年9月30日(土)香川県 高松MONSTER
2023年10月1日(日)愛媛県 松山サロンキティ
2023年10月7日(土)秋田県 Club SWINDLE
2023年10月9日(月・祝)宮城県 SENDAI GIGS
2023年10月13日(金)北海道 札幌PENNY LANE24
2023年10月15日(日)北海道 小樽GOLDSTONE
2023年10月20日(金)大阪府 なんばHatch
2023年10月25日(水)愛知県 DIAMOND HALL
2023年11月26日(日)神奈川県 横浜アリーナ

WELCOME TO ROCKVILLE 2023

2023年5月18日(木)~5月22日(月)アメリカ フロリダ州デイトナビーチ
BAND-MAIDは5月18日(木)公演に出演
※アメリカ現地時間

Sonic Temple Art & Music Festival

2023年5月25日(木)~5月28日(日)アメリカ オハイオ州ヒストリッククルースタジアム
※BAND-MAIDは5月26日(金)公演に出演
※アメリカ現地時間

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こーた@LiSAッ子リサラボっ。 @coatajp

【ライブレポート】BAND-MAIDが進化見せつけた活動10周年お給仕、ご主人様&お嬢様は声出し熱狂(写真9枚) https://t.co/Jth5tlX4bD

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