虹コン予科生の初単独公演は大盛り上がり、的場華鈴は「ちょー楽しくアイドル」宣言

虹のコンキスタドール“予科生”の単独公演「虹のコンキスタドール予科生1st公演～よかったって言わせちゃう!!!!」が12月15日に東京・浅草花劇場にて開催された。

6月より正規メンバーへの昇格を目指して予科生として活動している的場華鈴、石浜芽衣、尾林結花、原田珠々華。開演時刻を迎えステージに登場した彼女たちは、初めての単独公演を友情ソング「キミは夏のレインボー」でスタートさせ、「ジャポニジフェス」「愛をこころにサマーと数えよ」とにぎやかな楽曲を表情豊かにパフォーマンスした。自己紹介とともに、見事にチケットが完売となった本公演への意気込みを語ると、4人は「終末でーと部！」「in(door)the Summer」で可憐な歌声を響かせる。さらに「夢の輪郭」を切々と歌い上げたあと、互いに顔を見合わせながらにこやかに「BE MYSELF」を歌唱した。

ここまでの活動を振り返っていると、メンバーの背後に椅子が4脚用意され、原田の手にはアコースティックギターが。このあとの展開を予期した虹コンだいすきマン（虹コンファンの呼称）はうれしそうにざわめく。そんなオーディエンスたちに向けて4人は「夕暮れグラデーション」を披露。原田のギター演奏とともに透き通る歌声を会場の隅から隅へと届けた。口々に「ずー（原田）の演奏で歌えるとはなあ」と嬉々として感想を語ったメンバーは、次に大好きな楽曲だという「サイダー」をパフォーマンス。この曲は原田が以前ソロで歌手活動を行っていた際に発表した楽曲で、予科生での披露にあたり的場が振付を施したという。思わぬ選曲にファンは体を揺らし、大きな盛り上がりを見せた。

ライブは終盤戦に差しかかるも、彼女たちは勢いをゆるめることなく「ブランニューハッピーデイズ」で弾けるような笑顔を見せ、続けて「THE☆有頂天サマー!!」「サマーとはキミと私なりっ!!」とハイテンションな夏曲を元気いっぱいにパフォーマンスする。「ずっとサマーで恋してる」では客席の虹コンだいすきマンが手で頭上にハートを作りジャンプ。予科生は客席1人ひとりに思いを伝えるように目線を配り、相思相愛の中でライブ本編のパフォーマンスを締めくくった。的場はTOKYO MXにて放送中のドキュメンタリー番組「爪痕」に出演すること、数回に分けて放送されるうちの第1話のオンエアが自身の誕生日である12月29日に決定したことを報告。さらに予科生は本日12月17日に東京・日比谷公園大音楽堂（日比谷野音）で開催される虹コンのワンマンライブに出演することを告知し、深く頭を下げると笑顔でステージをあとにした。

アンコールの拍手に応え、ピンクのTシャツに着替えた予科生は再びステージへ。そのまま「ふたりのシュプール」を軽やかに披露した。尾林はこの日の公演を振り返り、「皆さんと一緒に幸せでキラキラとした時間を過ごすことができるアイドルだっていうこと、予科生4人それぞれの未来が明るく輝いているものであることを証明したいなと思ってここに来たし、それが証明できたと思います」と自信に満ちた笑顔で語る。石浜は「半年前、（応募期間が）1年過ぎてオーディションに応募してきた荒くれ者にも関わらず、こうして素敵なファンの方々と頼もしい3人と活動できていることが、一生の運を使い果たしたというくらい幸せに思っています。ずっと憧れていたアイドルはすごく楽しいもので、ずっと憧れ続けてきて、そしてこうやって叶えることができて本当によかったです。私たちは皆様がいないと成り立たない職業なので、これからも私と一緒に生きていきましょう！」と客席に呼びかけた。

今年4月まで虹コンのリーダーとして活動し、同月の東京・日本武道館公演をもってグループを卒業したものの、わずか2カ月足らずで予科生として復帰を果たした的場。彼女は「私たち予科生は虹コンになるためのグループです。ただ、ゴールはその先にあるなっていうのは皆さんのおかげで思うことができています。この先どうなっていくかなんて全然わからないけど、それがまたワクワクしたり楽しかったり、皆さんもこれから楽しみにしてくれる1つの材料になっていくんだと思います。私もここにいるからにはちょー楽しくアイドルしていきたいと思いますので、皆さんこれからも見ていてください！」とハツラツと語り、原田は「こうやってワンマンライブを、自分たちが口に出した夢をちゃんと叶えることができたり、目標のソールドアウトをすることができたり、まず最初にメンバーと一緒に、ここに立っていられることがよかったなって思います。そして皆さんがいてくださったから私たちは挫けずに半年間突っ走ってこれたし、これから先も突っ走っていけるんだと思います。この先も私たちのことを一瞬たりとも見逃さないでほしいですし、一緒によかったって思える瞬間を皆さんとたくさん経験していきたいなって思います。私はいろんな経験を経てここに来たけど、今が一番楽しいです」と笑顔を見せた。明日の虹コンのワンマンライブでも胸を張ってステージに立つことを宣言した4人は、最後にもう1曲「世界の中心で虹を叫んだサマー」を披露し、会場の虹コンだいすきマンと一緒に全力でダンス。大盛り上がりの中、予科生初の単独公演を締めくくった。