「豆柴の大群なりの合宿」には12名の候補生に、豆柴の大群からナオ・オブ・ナオ、ハナエモンスター、ミユキエンジェル、アイカ・ザ・スパイの4名を加えた計16名が参加。合宿の模様はニコニコ生放送で生中継され、大勢の視聴者がオーディションの模様をリアルタイムで目撃した。3日目終了時点のメンバーは下記の通り。
「豆柴の大群なりの合宿」参加メンバー
候補生
カンナ / リノ / モモカ / アユミ / ハルナ
脱落:ウンヒ / ミユウ / ミサキ
脱落(救済対象):シオン / スズノ / レオナ / ハノン
豆柴の大群
脱落(救済対象):ナオ・オブ・ナオ / ハナエモンスター / ミユキエンジェル / アイカ・ザ・スパイ
早朝6:00に始まったのは3日目の脱落者の救済を懸けたスクワット対決で、ここには候補生のシオン、スズノ、レオナ、ハノンと、豆柴メンバー4人の計8人が参加。彼女たちは「MUST CHANGE」のリアレンジバージョンのトラックが流れている間にスクワットの数を競った。「MUST CHANGE」のリアレンジバージョンは7分を超える曲。8人は徐々に言うことを聞かなくなる足にムチを打ちながら、ひたすらスクワットを続けた。脱落者の人数はスクワット対決終了後、脱落者数が書かれた2通の封筒のうち1通をスタッフが開封し、「4人」に決定。その結果、上位のミユキ、ハナエ、スズノ、レオナが救済され、下位のナオ、アイカ、シオン、ハノンが脱落することに。豆柴のメンバーであるアイカは泣き崩れ、ナオも泣きながらその場に立ち尽くした。WACK代表・
早朝マラソンは強風が吹き荒れる中、スタート。アイカとナオはこの日が合宿最終日ということもあり、このあとのオーディションを見学することになり、参加者たちの帰還を見守った。走者たちは一斉にスタートし、折り返し地点を過ぎてから強烈な逆風に吹かれながらも前に進んでいった。マラソンの結果は1位がモモカ、2位以降にカンナ、ハルナ、リノ、ミユキ、アユミ、スズノ、ハナエが続き、レオナが最下位でゴールした。なおタワーレコード島田マネージャーもマラソンに参加していたが、走っている最中に強風でメガネを吹き飛ばされた。
この合宿では初日の体力測定、2日目のチーム戦によるドミノ倒し、3日目のコントと運動会が審査対象ということで、歌や踊りに関する審査は行われてこなかった。最終日の正午に初めて開かれることとなるパフォーマンス審査の課題曲は、豆柴の最新シングル曲「MUST CHANGE」のリアレンジバージョン。参加者はアユミ、ハルナ、モモカ、カンナ、リノからなる「チームモンスター」、最終日の救済者で構成されたミユキ、ハナエ、スズノ、レオナの「チームアイドル」の2チームに分かれ、それぞれ歌詞と振付を独自に考えて披露することになった。
パフォーマンス審査 チーム分け
チームモンスター
アユミ / ハルナ / モモカ / カンナ / リノ
チームアイドル
ミユキ / ハナエ / スズノ / レオナ
各チームは10:00までに歌詞をスタッフに提出し、振り入れを行った。ナオとアイカは脱落したが、それぞれ歌詞を独自に書いた。チームモンスターは現役メンバーのいないオール候補生、チームアイドルは豆柴のミユキとハナエ、候補生のスズノとレオナで構成されている。
昼のパフォーマンス審査には豆柴の大群アドバイザー・
クロちゃん
僕はチームアイドルを1位、チームモンスターを2位にしました。チームアイドルのほうがやはり救済で勝ち上がっていることもあって必死感がしっかり出ていたと思う。その気持ちが乗っていて、熱い感情が伝わったので1位にしました。
現メンバーのハナエとミユキが、候補生との差を見せつけられていないのが残念。チームモンスターは現メンバーがいない中、昨日の夜からよく考えてくれたと思う。歌でミスることもあったけど、そこは鼻歌にしないで違う歌詞でもいいから歌ってつないでもらいたかったです。
渡辺淳之介
チームモンスターは作詞したことある人がいないのに、譜割りがしっかりしていたのですごいなと思いました。ですが単純にもっと顔を上げましょう。不安なところがあると思うんだけど、それを見せないと意味がない。びっくりするくらい上を向いてやらないとそう見えない。天井のエアコンを見るくらいの感覚でやってもらいたい。それと個別になるけどカンナはダンスに自信あるわりにあのダンスでよかったの? ちゃんと見せ方を考えないといけない。
チームアイドルはハナエとミユキは初っ端からミスっていてなんなの? お前らは「止まるな」とこれまで言われてきたはずなのになんで止まってるの? 勘弁してよ。レオナ、スズナのほうが目立っていたから。ハナエとミユキは動揺してるのかもしれないけど、気を引き締めてやらないと。作詞の件もそうだけど、どちらかというと譜割りが甘い部分もあったからちゃんとしてほしい。スズノはがんばってやってたと思うけど、すごく顔が下を向いている。お客さんを見ることも大切だけど、さっき言った通りめちゃくちゃ上を向いてほしい。レオナは経験者だっけ? だったらもっと見せられるでしょ。今回ならハナエとミユキを食うくらいでやってほしかった。もっと自信を持ってやってほしい。
なおスタッフ評価を含めた順位は、チームアイドルが14ポイント獲得で1位、チームモンスターが11ポイント獲得で2位となった。全体の評価とは異なり、渡辺はチームモンスターが1位、チームアイドルが2位という評価を下していた。
昼食後には夜のパフォーマンス審査についてアナウンスされた。次は3チーム制となり、「チーム豆柴の大群」がミユキとハナエ、「チームフルーツぶりゅれ」がスズノ、カンナ、モモカ、「チーム押せないボタン」がアユミ、ハルナ、リノ、レオナという組み合わせとなった。課題曲は豆柴の大群の「大丈夫サンライズ」「ろけっとすたーと」の2曲だ。
各チームの練習中、渡辺とクロちゃんによる個人面談が行われた。合宿の振り返りや志望動機などをテーマにしつつ、クロちゃんと渡辺は参加者それぞれの課題について意見した。なおカンナの面接時に渡辺は「間違えても何してもいいから、完璧を見せようなんて考えないでいい。本気の姿を見たい」「後悔しないようにやってね」などと声をかけた。クロちゃんは泣き出すカンナにティッシュを差し出すタイミングを気にしすぎたためか、足がピクピク動いた。面談の合間には「今の涙であの子の魅力が出てますよ」と分析。渡辺も「あれで(本気の姿を)見せてくれたら合格するんじゃないかな」とつぶやいた。また現役看護師のモモカは、モモコグミカンパニー(BiSH)のエッセイを読んで共感した部分があったと話し、「アイドルになりたくない人なんて世界にいないと私は思っている。それくらいキラキラした職業に見えて憧れている」と述べた。クロちゃんはティッシュを差し出してから「本気で期待しています」と声をかけた。
ハナエは早朝スクワットとマラソンの影響で筋肉痛を起こしており、「体が追いつかなくて、それに心が引っ張られて、本気を出せなかった。候補生の勢いにも飲まれた」と発言。渡辺が「お前がプロというところを見せなくてどうする、お前が候補生みたいになってる」と話すと、その言葉に続けてクロちゃんが「さっきのパフォーマンスでもついハナエを見ちゃうくらいだったならいいんだけど、正直候補生のレオナを見ちゃった。今日1日でいろんなことがあって、アイカとナオがああいう感じ(脱落)になったけどさ」と泣き出す。だんだん感情的になるクロちゃんは「WACK魂を出せよ! お前がやらないでどうするんだよ!」と檄を飛ばし、「あの2人(アイカとナオ)はもう参加できないんだよ! このままじゃ豆柴、終わっちゃうよ! 俺、嫌だよ! だから最後……頼むね」と述べた。彼はミユキに対しても同様に発破をかけた。
面接終了後、ニコ生では練習風景が生中継されていたが、カメラの映像が面談部屋に座るクロちゃんと渡辺に切り替わる。2人は豆柴のアイカとナオが脱落した状況について説明したあと、「(脱落した2人を含む)4人での最後のパフォーマンス審査をもって、脱落を判断したいです」と視聴者に呼びかけ、アンケートを実施。ここでは視聴者の約8割が「4人でのパフォーマンスを見たい」を選んだ。早速、島田マネージャーが豆柴メンバーを練習部屋に集め、アンケートの結果をメンバーに報告。島田マネージャーは涙ながらに「これはチャンスでもあるけどすごく怖くて、最後の4人のパフォーマンスがダメだったら、豆柴の大群が総入れ替えになる可能性がある。本当に最後のチャンスをもらったと思ってがんばってね……頼むよ」と話し、4人は「じゃあ早くやろう」と気持ちを切り替えて準備に移った。なお12月17日の東京・ヒューリックホール東京で行われるワンマンライブ「WE MUST CHANGE TOUR FiNAL」をもってカエデフェニックスが脱退。豆柴は5人体制ラストのライブを控えているため、4人編成でのパフォーマンスは通常の形態ではない。4人でのパフォーマンス審査に向けて、歌割りなどを組み直してから練習を開始した。脱退するカエデは合宿に参加していないがほぼ24時間体制でニコ生を視聴しているようで、Twitterでは合宿の状況や自らの思いをツイート。脱落したアイカ、ナオを含む4人でのパフォーマンスができることについて感謝しつつ、「4人で必ず変わった姿を見せることができると信じています」とつづった。
18:00から夜のパフォーマンス審査が行われた。4人になったチーム豆柴の大群、候補生メンバーからなるチームフルーツぶりゅれ、チーム押せないボタンが「大丈夫サンライズ」「ろけっとすたーと」の2曲を披露。全組のパフォーマンス後、渡辺の提案により急遽、チーム豆柴の大群のみ「MUST CHANGE」リアレンジバージョンを追加で披露した。その後、昼と同様にクロちゃんと渡辺がそれぞれの思う各チームのランキングを発表した。
クロちゃん コメント
3位は押せないボタン。悪かったってわけじゃない。カッコいい曲、かわいい曲で得意な子、得意でない子がいて。レオナとかはちょっと変わろうとして変わったところがあったのかな。見せ方はうまかった。かわいい曲が上手だなと思いました。アユミちゃんはかっこいい系がしっかり出ている。歌っていて印象的でした。
2位はチームフルーツぶりゅれ。3人でフォーメーションがしっかりしていて感情を出すのがうまいなと思いました。モモカの可愛い系の表現が上手だなと思いました。けど、そのあとのカッコいい系「大丈夫サンライズ」もカッコいいのでびっくりしました。チームとしてもとてもよかったです。
1位はチーム豆柴の大群。同じ条件だけど体とかキツい中で。なんか見せるところをしっかり見せているなって。自分で思っていたのは声を出したらいいのか、というところについていい形を見せられていたと思いました。なので1番でした。
渡辺淳之介 コメント
3位はチーム豆柴の大群。正直、当たり前にできるはずのフリも変えずにやれるものをどこまで出し切れたかというともっとできたんじゃないかと。「MUST CHANGE」もやってもらったけど正直、なぜやってもらったかというと、メンバーたちがお互いを見たり、探ったりがあるのかと思ったらそのままやったから、それは見ないよねと思った。どうしたらいいのかもっと考えてほしかった。
2位はチームフルーツぶりゅれ。ここは正直、1位も2位も変わらない。紙一重。ポイントとしてはどっちがグッときたかを基準にした。面談後に3人が3人ともしっかり考えて変わったのはよかったと思う。
1位はチーム押せないボタン。これはWACKという考え方なのかもしれないですけど、一番バラバラだったんですけど、僕の心が動いたので、よかったと思います。今候補の7人についてはみんなに課題として渡していたものがこの数時間で見られるものがあったと思う。WACKのほうの7日間だったらもっとよくなるだろうなと。大変だったと思うけど、みんなよくがんばったと思います。
夜のパフォーマンス審査 順位
1位 チームフルーツぶりゅれ
スズノ / カンナ / モモカ
2位 チーム豆柴の大群
ミユキエンジェル / ハナエモンスター / アイカ・ザ・スパイ
3位 チーム押せないボタン
アユミ / ハルナ / リノ / レオナ
3分間自己PR写真~結果発表
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「豆柴の大群なりの合宿」最終日で運命の結果発表、クロちゃんの目に涙(イベントレポート / 写真63枚) https://t.co/GJiHvO9cQT