くるりが有村架純主演映画「ちひろさん」の主題歌書き下ろし、岸田は劇伴も担当

くるりが2月23日よりNetflixと一部劇場で公開される映画「ちひろさん」の主題歌を担当する。

「ちひろさん」は、海辺の小さな街にあるお弁当屋さんで働く元風俗嬢の主人公・ちひろと、彼女を取り巻く人々の関係を描いた物語。主演は有村架純、監督は今泉力哉が務めている。くるりは映画主題歌として新曲「愛の太陽」を制作し、岸田繁（Vo）は劇伴音楽も手がけた。本日12月6日にYouTubeで公開された予告編映像では、主題歌と劇伴の一部を聴くことができる。

またくるりは3月1日に「愛の太陽 EP」をリリースする。本作にはタイトル曲「愛の太陽」のほか、タイトル未定の新曲、佐賀県江北町の町制施行70周年を記念して制作された「宝探し」、Netflixアニメ「リラックマと遊園地」の主題歌「ポケットの中」、Amazon オリジナルドラマ「モアザンワーズ／More Than Words」の主題歌「八月は僕の名前」、今年10月の「京都音楽博覧会2022」の開催に合わせてリリースされた「真夏日」が収録される。

初回限定盤には特典CDと、Blu-rayもしくはDVDが付属。特典CDには「ちひろさん」のサウンドトラックが収められる。Blu-rayおよびDVDには「京都音楽博覧会2022」におけるくるりのライブ映像と、今年7月から8月にかけて行われた「くるりライブツアー2022」より東京・Zepp Haneda（TOKYO）公演の模様を収録。各公演のバックステージの様子も含まれており、合計で2時間を超える映像作品となっている。

岸田繁 コメント

「ちひろさん」の漫画原作を読んだときのこと。悲しい話もしんどい話も多いのですが、なんだか胸の奥のつっかえが取れて、ほんのり温かくなってくるような、不思議な作品だなぁ、と思いました。すぐに好きになりました。
ちひろさんは、とてもミステリアスです。周りの人たちも、個性的というか変わった人が多いように見えます。もしかしたら、私やあなたも、他人から見ればそう見えるのかもしれません。
人は誰もが、他人に言えない秘密や、わざわざ他人に言わない悩みを抱えて生きています。私はちひろさんや周りの人たちを、音楽でそっと後方支援しています。有村架純さんをはじめ、役者さん方の名演が光る素晴らしい作品です。