今年で結成11周年を迎えたRYUTistはこれを記念して東京、大阪、宮城、そして地元・新潟の4都市を回るツアーを実施。パフォーマンスを通して、11月22日にリリースした5thアルバム「(エン)」の世界観を表現していく。
初日公演では「(エン)」のジャケットイラストの黒バージョンが飾られたステージで、アルバムの新曲とそれ以前の既発曲を織り交ぜたライブが展開された。複雑なリズムパターンがアバンギャルドな雰囲気を醸し出す「うらぎりもの」や、柴田聡子の提供曲「オーロラ」はこの日が初披露。どちらもどのような振りが付くのか想像しにくい構成の楽曲だったが、メンバーはサウンドやメロディに溶け込むようにしてしなやかなダンスを踊り、楽曲の持つ独特なムードに観客を誘う。「オーロラ」では2階席で柴田が見守る中、肩を寄せ合いながらステージ上から“オーロラ”を見上げた。
そのほかにも、ウ山あまね提供の「たったいま:さっきまで」、蓮沼執太が手がけた「PASSPort」、ermhoiの提供曲「逃避行」など、アルバムの新曲が惜しみなく届けられる。MCでは佐藤乃々子が北海道から沖縄まで47都道府県を淀みなく次々に言えるという特技を初披露し、パフォーマンスとのギャップで観客を和ませる場面も。ライブの最後には4人が「振り入れ間に合わないんじゃないかと思った」「がんばってよかった!」とツアー初日公演の手応えを噛み締めながら、笑顔を弾けさせていた。
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Mikikiさんでインタビューしてくださった土屋さんのライブレポートです。ありがとうございます。 https://t.co/8R53BcIkCy