定刻となり客電が落ちると、流れ出したダンストラックに乗せてフードを被った4人のダンサーが登場。ダンサーたちがビートに合わせてクールなパフォーマンスで客席を煽ると、会場は熱を帯びたクラップに包み込まれる。そこにふらりと現れたAyumuが加わり、5人での激しいダンスを展開。Ayumuがマイクスタンドの前に立つと、逆光の照明の中、「Butterfly」でライブの幕を開けた。「こんばんは。渋谷、盛り上がってますか? 今日はみんなで最後まで楽しい時間を過ごしましょう!」という短い挨拶を挟んで披露されたのはメジャーデビュー曲「Juice」。Ayumuは軽快なサウンドに身を委ね、何度も笑顔を浮かべながら本楽曲を楽しそうにプレイした。
Ayumuは今年8月発表の1stフルアルバム「Pixel」の制作を振り返り「メジャーデビューからの1年間の集大成として『Pixel』という作品を作ったんですけど、アルバムというものが自分の中でこんなにも大きな存在、大切なピースになるんだなって初めて知りました。その世界観を今日、直接みんなと一緒に共有できることをすごく幸せに思っています」と、ファンへ感謝の気持ちを語った。またチケットがソールドアウトしたこの日の公演では、フロアが観客でパンパンの状態に。バラード曲「破片」の演奏中に客席から手が上がると、体調不良者がいることを理解したAyumuが「曲止めるね、1回。大丈夫? スタッフさん見てあげてください」とすぐさまフォロー。彼が「誰もケガしてほしくないし、みんな同じチームでやってるから、サポートしていきましょう」と呼びかけると、フロアから温かな拍手が沸き起こった。
4人のダンサーによるブレイクを挟み、衣装チェンジをしたAyumuがステージに現れるとライブは後半戦へと突入。Ayumuは「薔薇色の夜」「Light Up」「Over You」「Tangerine」といった楽曲を繰り出して会場のボルテージを高めていく。そして「自分を認めて愛してあげる、大切にしてあげることを絶対に忘れないでほしい。そんな思いと、今日集まってくれたみんなやサポートしてくれている仲間への感謝の気持ちを込めて歌います」と告げると、ドラマ「永遠の昨日」のオープニング主題歌「Sunshower」を情感たっぷりに歌い上げてステージをあとにした。
鳴り止まないアンコール応えて再びステージに現れたAyumuは、スペシャルゲストとしてVILLSHANAを呼び込み、コラボ曲「WAiKiKi feat.Ayumu Imazu」をパフォーマンス。2人は個性の異なるボーカルを場内に響かせてオーディエンスを魅了した。Ayumuはこの日のステージをサポートした4人のダンサーを紹介したのち、ラストチューンとして「Colors」をプレイ。大盛況の中、この日の公演の幕を下ろした。
Ayumu Imazu「AYUMU IMAZU LIVE 2022 "Pixel"」2022年11月23日 WWW X セットリスト
01. Dance Track
02. Butterfly
03. Juice
04. ACCHI KOCCHI
05. Problem
06. Unpredictable
07. Stranger
08. 破片
09. Dance Break
10. 薔薇色の夜
11. Light Up
12. Over You
13. Tangerine
14. Sunshower
<アンコール>
15. WAiKiKi(feat.
14. Colors
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