ライター大石始の新著「南洋のソングライン ―幻の屋久島古謡を追って」が本日11月20日に刊行された。
本書は、かつて屋久島で歌われていた民謡「まつばんだ」にまつわる謎を追うべく、3年がかりで行われたフィールドワークをもとにつづられたノンフィクション書籍。帯には
宮沢和史 コメント
消えゆくものは 消えてゆく
その理由は 誰ひとりとして
それを思い出さなかったから…
たったひとりでもいい
「それを決して忘れたくない」
と切望する人がいれば
“それ”は未来へと運ばれてゆくのだ
コムアイ コメント
降りすぎる雨の中 険しすぎる山道を
幻の古謡の放つ香りに手まねきされて
奥へ奥へと
自然の強さにかき消されそうになりながら
それでも確かに聴こえてくる
おばあからおばあへ受け継がれた
歌の鎖を辿って山頂へ
その道は海を渡り どこまで続いているのだろう
石川直樹(写真家)
ページをめくるたびに 次々と歌の新たな航跡が現れ
最後には見たことのない
新しい地図が自分の頭に浮かびあがってくる
島を旅するための手がかりに満ち満ちた
気持ちの良い本でした
大石始 @OISHIHAJIME
音楽ナタリーにも新刊「南洋のソングライン」のニュースを掲載していただきました。ありがとうございます! https://t.co/DVfsSX24s4