本日全国公開された「すずめの戸締まり」は、日本各地の廃墟を舞台に、災いの元となる“扉”を閉めていく旅をする少女・すずめの成長を描く冒険物語。松村はすずめと旅をする“閉じ師”で、ある出来事をきっかけに“すずめの椅子”に姿を変えられる青年・宗像草太の声を務めた。主題歌はTikTokで人気を集めるシンガーの十明が参加した
舞台挨拶には松村に加えて、キャストの
草太が“すずめの椅子”に姿を変えられるというストーリーについて、松村は「予想を超えた時間、椅子で居続けましたでしょう?」と映画を観たばかりの観客に語りかけ、「原さんがおっしゃった言葉で『確かにな』と思ったのが、『草太は椅子になってからのほうが人となりが見える』『表情がなくなったほうが表情が見える』というもので。これは新海監督の作戦なんですか?」と尋ねる。新海は「お二人のインタビューを聞いて、『よくできた話だな』と思いました(笑)。草太という非現実なくらい美しいキャラクターが、椅子になってかわいらしく歩くというのが、コミカルだけどどこかもの悲しく、それでいてワクワクするようなものになるのではとは思ってはいました」と答える。松村は「予告編では人間時代の草太が人気だった気がするんですけど、本編を観た方は椅子時代の草太のほうが好きになったんじゃないかなと」と持論を述べた。
司会者が原と松村にお互いの印象を聞くと、原は「本当にずっと実写版草太さんだなと思っていて。上品な雰囲気や仕草、私に対しても敬語で接してくださるところがそのままだなと。あと私がいろんな場で話すことが増えて、思っていることをうまく言語化できないときに、私の思いを汲み取ってくださってフォローしてくださるんです。そういう聡明なところが草太さんだなと思います」と緊張をにじませながら初々しく語った。横で優しい表情を浮かべて聞いていた松村は、「本当に言葉が上手な19歳ですよね。まいっちゃいます」と感心する。続けて彼女の印象について「もう強烈ですよ。『私は草太さんのいない世界が怖いです』とか、すずめのカッコいい言い回し、キュンときません? そういうキュンとくるカッコよさを持っている方ってそう多いわけではないと思うんですよね。カッコよさや強さがある。そういう力を持っている方だなという印象です」と語った。
そして松村は「この映画を観ていただいた皆さんは、きっとたくさんのものを受け取っているんじゃないかなと。少しずつ愛し方が変わりながら、いつまでもずっと仲良くしていける映画じゃないかなと思います。改めて今日が『すずめの戸締まり』の旅立ちの日ということで……せっかくなのであの言葉を聞いていいですか?」と原のほうを向く。その振りを受け、最後に原が「行ってきます!」と透明感のある声を響かせて舞台挨拶を終えた。
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松村北斗が原菜乃華のカッコよさにキュン「すずめの戸締まり」舞台挨拶で互いの印象語る https://t.co/9whKVbLRiG