THE BOYZの日本ツアーがフィナーレ「恋しかった空白は消して残った空間を一緒に埋めていこう」

THE BOYZの日本ツアー「THE BOYZ JAPAN TOUR : THE B-ZONE」の千秋楽公演が11月6日に東京・武蔵野の森総合スポーツプラザ メインアリーナにて開催された。

今年の5月から8月にかけて開催された、ロサンゼルス、ロンドン、パリ、ベルリンなど世界13都市を巡るワールドツアー「THE BOYZ WORLD TOUR : THE B-ZONE」を成功させたTHE BOYZ。日本ツアーを締めくくる本公演は、黒いレザーの衣装を身を包んだメンバーたちによる「MARVERICK」で開幕した。メンバー全員が日本語でTHE B（THE BOYZファンの呼称）への感謝を表明した冒頭のMCを経て、彼らはボーカルをじっくり聴かせる「Merry Bad Ending」「CHECKMATE」から「Whiplash」「Dancing Till We Drop」などのダンスナンバーまで、多彩なステージを繰り広げる。「日本のTHE Bへのスペシャルステージです」という言葉とともに披露されたのは、THE BOYZが日本でリリースしてきたアルバム「SHE’S THE BOSS」と「Breaking Dawn」に収録されている日本語楽曲の数々。アルバムのタイトル曲にもなった「SHE’S THE BOSS」では、炎の演出が彼らの情熱的なパフォーマンスをよりいっそう盛り上げていた。ライブの後半では、8月にリリースされたミニアルバム「BE AWARE」収録の「WHISPER」「Timeless」を清涼感たっぷりに歌い踊ったのち、人気曲「THRILL RIDE」へ。バスローブを羽織りサングラスを着用したメンバーたちは、楽曲の世界観を余すことなく歌い届けて本編を締めくくった。

アンコールではメンバーたちがトロッコに乗ってTHE Bの前に再び登場し、「D.D.D.」を披露。MCの際には、2023年1月21日、22日に神奈川・ぴあアリーナMMにてファンミーティングを開催することを発表してファンを喜ばせた。そんな中、ステージ背後のスクリーンにファンからのメッセージが突如映し出される。驚きを隠せない様子のメンバーたちが映像終了後に客席に目を向けると、観客が「恋しかった空白は消して 残った空間を一緒に埋めていこう」と記されたメッセージカードを一斉に掲げていた。THE Bからの粋なサプライズに感激したメンバーたちは「初めてのイベントから僕らとずっと一緒に過ごしてくれたことを思い出して胸がいっぱいになりました」と温かな笑顔で述べ、喜びを噛み締めていた。

3時間におよぶ日本ツアーの千秋楽のステージは「Daydream」でフィナーレを迎える。ラストソングのパフォーマンスを終えたメンバーたちは、何度もTHE Bへの愛と感謝を全身で表現し、最後まで名残惜しそうに観客に手を振って挨拶しながら公演の幕を閉じた。