Cody・Lee(李)×chelmico×真空ジェシカの競演が実現、コラボも飛び出した対バンツアーファイナル

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Cody・Lee(李)の自主企画ツアー「ようこそ!すももハイツへ -3LDK-」の最終公演が11月6日に東京・東京キネマ倶楽部にて開催された。

「ようこそ!すももハイツへ -3LDK-」東京公演の様子。(撮影:橋本優)

「ようこそ!すももハイツへ -3LDK-」東京公演の様子。(撮影:橋本優)

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「ようこそ!すももハイツへ -3LDK-」は「架空のアパート『すももハイツ』に“来客”としてさまざまなゲストを招待する」というコンセプトの対バン企画。10月より全国5カ所にて行われ、“来客”としてMONO NO AWARE、水曜日のカンパネラ、時速36km、chelmicoといったアーティストや、マツモトクラブ、9番街レトロ、真空ジェシカというお笑い芸人3組が名を連ねた。ツアーファイナルとなる東京キネマ倶楽部公演では、Cody・Lee(李)、chelmico、真空ジェシカが登場し、それぞれ個性あふれるステージを繰り広げた。

真空ジェシカ(撮影:橋本優)

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期待感の立ち込める会場に現れたのは、トップバッターの真空ジェシカ。川北茂澄はセンターマイクの前に立つやいなや「まーちゃんごめんね」と挨拶し、フロアを沸かせる。想像以上のウェルカムムードに驚きながらも「『まーちゃんごめんね』で拍手が起こるならイージーモード」とうそぶきつつ、Cody・Lee(李)のバンド名を引用しながら挨拶し、会場を盛り上げる。その後も川北は、ステージの袖にセッティングされていたCody・Lee(李)メンバーのギターを見つけて勝手に弾き語るなど、やりたい放題。このあとに控えるライブ用に設定されているであろうギターのコントロールノブを勝手にいじる川北に対し、ガクが「さすがにそれは触っちゃマズい……」と暴走を収めようとするなど、ミュージシャンと共演するこの日ならではのステージを繰り広げ、会場を爆笑で包み込んだ。

chelmico(撮影:橋本優)

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2番手のchelmicoはバックDJを務める%Cとともに登場。「Player」でパフォーマンスをスタートさせ、2人ならではの晴れやかな空気でいきなり会場を包み込む。2曲目「Highlight」では2人がハンドクラップを煽り、観客は体を小刻みに揺らしながら力強く手拍子を鳴らした。chelmicoは「真空ジェシカさんのあとにライブをすることがあるなんて光栄です」「そして、こんな素敵な機会を作ってくださったCody・Lee(李)にも拍手! すごい素敵なイベントじゃない?」と語ったのちに「O・La」を披露。観客に事前にレクチャーした振付で一体感をもたらし、そのまま「ISOGA♡PEACH」で会場をチアフルなムードに浸していった。「次はゆっくりした曲でクールダウンしてもらいたいと思います」というRachelの言葉に続けて披露されたのは「Meidaimae」と「Balloon」。2人はメロウなトラックとゆったりしたラップで観客を心地いい揺れへと誘う。そして最後に彼女たちは「Disco(Bad dance doesn't matter)」「Easy Breezy」とキラーチューンを立て続けにパフォーマンス。キレのあるラップで最後まで観客を目いっぱい踊らせ、ステージをあとにした。

「ようこそ!すももハイツへ -3LDK-」東京公演の様子。(撮影:橋本優)

「ようこそ!すももハイツへ -3LDK-」東京公演の様子。(撮影:橋本優)[拡大]

しばしの転換時間を経て、Cody・Lee(李)の高橋響(Vo, G)、尾崎リノ(Vo, G)、力毅(G, Cho)、ニシマケイ(B, Cho)、原汰輝(Dr, Cho)がステージにそろうと、5人は「I'm sweet on you(BABY I LOVE YOU)」を演奏。激しいアンサンブルで観客のボルテージを高めていき、さらに畳みかけるようにアップテンポのナンバー「W.A.N.」を披露する。MCでは高橋が「念願の真空ジェシカさんとchelmicoさんを呼んでスリーマンをできたこと、本当にうれしいです。ありがとうございます」と率直な思いを言葉にした。その後、原の激しいドラミングで始まった「悶々」を経て、代表曲「我愛你」が披露されると、観客は高く掲げた腕を前後に激しく振り、5人の作り出すサウンドを全身で堪能。高橋がハンドマイク1本で歌唱した最新曲「DANCE風呂a!」では、ミラーボールがゆるやかに回転し、タイトル通りダンスフロアと化した会場にハンドクラップがこだました。

左からchelmico、真空ジェシカ・ガク。(撮影:橋本優)

左からchelmico、真空ジェシカ・ガク。(撮影:橋本優)[拡大]

「ようこそ!すももハイツへ -3LDK-」東京公演の様子。(撮影:橋本優)

「ようこそ!すももハイツへ -3LDK-」東京公演の様子。(撮影:橋本優)[拡大]

ライブの後半で高橋は「『すももハイツ』という企画をやって、自分たちの好きなことだけを突き詰めていけばいいんじゃんと思って。自分たちが信じてるものだけを、これから死ぬまでやっていけたらなと思ってます」とこのツアーを通じて感じた思いを真摯に語る。そして5人は「世田谷代田」「LOVE SONG」を演奏し、真っ赤な照明を浴びながら歪んだ音を鳴らしてステージをあとにした。その後、アンコールの拍手を受けて再び舞台に立った5人はchelmicoの「Love Is Over」をカバーする。chelmicoのMamikoが加わり会場が歓喜に沸き立つと、それに続いてRachelが登場するかと思いきや、姿を現したのは同じ金髪姿の真空ジェシカ・ガク。遅れてやって来たRachelとMamikoに背中を押されて半ば無理矢理ステージ中央に立たされたガクは所在なさげに体を揺らし、「すももハイツ」ならではの不思議なコラボパフォーマンスが繰り広げられた。

Cody・Lee(李)(撮影:橋本優)

Cody・Lee(李)(撮影:橋本優)[拡大]

ラストにCody・Lee(李)は「初恋・愛情・好き・ラヴ・ゾッコン・ダイバー・ロマンス・君に夢中!!」「When I was cityboy」と激しいロックチューン2曲を演奏。「When I was cityboy」では高橋が「もうバンドはどうでもいいかなと思ってたときもあったんですけど、こんなにたくさんの人が来てくれて、こんなにいっぱいの手が挙がって、こんなに素敵な日があるなら、僕はもっともっとバンドを続けていこうと思います」と曲に乗せて言葉を紡ぐ。最後は5人が破壊的なパフォーマンスを展開し、会場を轟音で包み込みながらツアーの幕を下ろした。

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「ようこそ!すももハイツへ -3LDK-」2022年11月6日 東京キネマ倶楽部 セットリスト

chelmico

01. Player
02. Highlight
03. O・La
04. ISOGA♡PEACH
05. Meidaimae
06. Balloon
07. Disco(Bad dance doesn't matter)
08. Easy Breezy

Cody・Lee(李)

01. I'm sweet on you(BABY I LOVE YOU)
02. W.A.N.
03. 悶々
04. 我愛你
05. 新曲
06. 東京
07. DANCE風呂a!
08. 世田谷代田
09. LOVE SONG
<アンコール>
10. Love Is Over(Cody・Lee(李)×chelmico×ガク)
11. 初恋・愛情・好き・ラヴ・ゾッコン・ダイバー・ロマンス・君に夢中!!
12. When I was cityboy

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Yu Hashimoto|橋本優 @yuhashimoto_713

撮影しました!📸 https://t.co/8UVDG2o9gH

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