須田は2009年11月にオーディションに合格し、3期生としてSKE48に加入。2010年にシングル初選抜入りを果たして以降は表題曲選抜メンバーとして活動し続け、2014年からチームEのリーダーを務めたほか、自己啓発本や写真集の発売、テレビやラジオのレギュラー出演など多方面で活躍してきた。そんな彼女はこの公演をもってグループを卒業し、13年間のアイドル人生を締めくくった。
須田のサイリウムカラーである赤色に会場が染まる中、彼女の最後の劇場公演は「重力シンパシー」でスタート。須田のことが大好きなメンバーで構成される“須田会”に所属する浅井裕華と井田玲音名は、この日を迎えたうれしくも寂しい心境を語り、須田に愛を伝える。副リーダー福士奈央はグループ加入前に須田の握手会に通っていたことを告白。須田は「“ぬいぐるみに衣装着せてる系女子”だったよね」とファン時代の福士を振り返り、その記憶力の高さでメンバーを驚かせた。自己紹介の順番が回ってきた須田は、客席のファンがおそろいのうちわを持っているのを目にして笑顔に。そして13年前の11月1日にSKE48のオーディションに合格したこと、その日と同じく雨天であることに触れ「思い出がついていてくれてるなと心強く思いました。最後まで楽しんでいきましょう!」と客席へ元気に呼びかけた。
ユニットブロックでは須田が「1994年の雷鳴」をスタンドマイクで歌唱し、クールな姿でファンを魅了。本編ラストには怪我で一部出演となったSKE48キャプテン・斉藤真木子が登場し、涙ながらに須田との思い出を語った。その後、須田は涙を浮かべながら「キンモクセイ」をパフォーマンスし、一旦ステージをあとにした。
アンコールでは事前に録音されたファンからの「あかりん」コールと大きな拍手が会場中に響き渡る。「恋のお縄」「美しい狩り」を経て、須田の大ファンを公言する研究生の篠原京香がステージに登場し、感謝の気持ちを伝えた。さらにダブルアンコールにて、須田はファンから送られたピンク色の花冠を付けたドレス姿でステージに登場。卒業ソロ曲「私の歩き方」を心を込めて歌唱した。
卒業セレモニーが始まると、斉藤から須田へ、13年間の思い出を振り返る感動的な手紙が贈られる。最後の挨拶で須田は、Team Eのメンバーやファンへの感謝の気持ちを述べ、メンバーを「これからもよりよいSKE48を作っていこうという意識を持ってほしいです」と激励。スピーチラストには須田の後任となる次のチームEのリーダーが8期生の佐藤佳穂であることが発表された。須田は最後に「これからもSKE48のメンバー、これから関わってくれるすべての方が笑顔になってくれることを願っています」と言葉を贈り、「桜の花びらたち」を歌唱。「温かく優しく育ててくださって本当にありがとうございました!」と充実した笑顔を浮かべた。
SKE48「Team E『SKEフェスティバル』」セットリスト
01. 重力シンパシー
02. キミが思ってるより…
03. ほっぺ、ツネル
04. SKEフェスティバル
05. お手上げララバイ
06. 君のc/w
07. 涙に沈む太陽
08. ハングリーライオン
09. 1994年の雷鳴
10. バラの儀式
11. 女神はどこで微笑む?
12. ハートのベクトル
13. キンモクセイ
14. 恋のお縄
15. 美しい狩り
16. 未来が目にしみる
17. ソーユートコあるよね?
18. オレトク
19. 私の歩き方
20. 桜の花びらたち
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SKE48須田亜香里ラストの劇場公演で13年のアイドル人生に幕、チームEリーダー後任は佐藤佳穂 https://t.co/cM6qHFsVzg #スマートニュース