ハンブレッダーズ、対バンツアー最終日に“デカ箱”ZeppでBLUE ENCOUNTと熱演

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ハンブレッダーズの対バンツアー「秋のグーパンまつりZ」の最終公演が10月27日に東京・Zepp DiverCity(TOKYO)で開催された。

ハンブレッダーズ「秋のグーパンまつりZ」の様子。(撮影:タマイシンゴ)

ハンブレッダーズ「秋のグーパンまつりZ」の様子。(撮影:タマイシンゴ)

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ハンブレッダーズ「秋のグーパンまつりZ」に出演したBLUE ENCOUNT。(撮影:浜野カズシ)

ハンブレッダーズ「秋のグーパンまつりZ」に出演したBLUE ENCOUNT。(撮影:浜野カズシ)[拡大]

「秋のグーパンまつり」はハンブレッダーズがさまざまなバンドを招く恒例の対バンイベント。今回彼らは10月20日の愛知・Zepp Nagoya公演にKANA-BOON、21日の大阪・Zepp Osaka Bayside公演にヤバイTシャツ屋さん、そして27日のZepp DiverCity(TOKYO)公演にBLUE ENCOUNTを迎えてパフォーマンスを繰り広げた。本稿ではツアーファイナルの東京公演をレポートする。

田邊駿一(Vo, G / BLUE ENCOUNT)(撮影:浜野カズシ)

田邊駿一(Vo, G / BLUE ENCOUNT)(撮影:浜野カズシ)[拡大]

開演時刻を迎え、まずステージに現れたのはBLUE ENCOUNT。田邊駿一(Vo, G)は「はじめまして。BLUE ENCOUNTです!」と威勢のいい声を出し、江口雄也(G)、辻村勇太(B)、高村佳秀(Dr)とともに轟音を鳴らすと、「Survivor」でライブの口火を切った。テクニカルなプレイを炸裂させ、観客を興奮の渦に巻き込んだメンバーは、叙情性あふれるメッセージソング「ポラリス」、心地よいカッティングギターで始まるシティポップ風の「coffee, sugar, instant love」を披露。オーディエンスで埋め尽くされるフロアを前に田邊は「ハンブレッダーズとは3年前に六本木のEX THEATERでやったんですけど、そのときのライブもカッコよくて。今回Zeppというデカ箱でできるなんてうれしいです」と感情をあらわにし、「あいつらが呼んでくれたからには、あいつらとあいつらを好きなあなたを後悔させないようにしたい。申し訳ないけど、あいつらに負けないくらい俺らはカッコいいので、最後までついてこい!」と焚き付けた。

ハンブレッダーズ「秋のグーパンまつりZ」よりBLUE ENCOUNTのライブの様子。(撮影:浜野カズシ)

ハンブレッダーズ「秋のグーパンまつりZ」よりBLUE ENCOUNTのライブの様子。(撮影:浜野カズシ)[拡大]

ライトが激しく明滅する中、田邊はハンドマイクを手にステージの最前へ。「バッドパラドックス」の冒頭をアカペラで歌い、江口のメロディアスなギターや辻村のスラップベース、高村のドラムによるタイトなビートに力強く伸びやかなボーカルを重ねた。再びギターを肩から下げた田邊から「あなたに信じてもらえる音楽を全力であなたに届けます」と熱いメッセージが届けられたあと、BLUE ENCOUNTのラストナンバー「灯せ」で場内には感動的なムードが広がった。

ハンブレッダーズ「秋のグーパンまつりZ」の様子。(撮影:タマイシンゴ)

ハンブレッダーズ「秋のグーパンまつりZ」の様子。(撮影:タマイシンゴ)[拡大]

ムツムロアキラ(Vo, G)、でらし(B, Cho)、木島(Dr)の3人体制から、ukicaster(G)の加入で4ピースバンドとなったハンブレッダーズ。ukicasterはライブ冒頭、お立ち台で卓越したギタープレイを見せつけ、強烈な存在感を放った。そんな新生・ハンブレッダーズの1曲目は軽快なロックチューン「ワールドイズマイン」。間髪いれずに「弱者の為の騒音を」もパフォーマンスされると、そのパワフルな演奏に呼応するようにオーディエンスが拳を上げた。熱気が充満するフロアは「プロポーズ」で穏やかなムードに塗り替えられ、サビでは4人の温もりあふれる歌声が場内に響き渡った。

ムツムロアキラ(Vo, G / ハンブレッダーズ)(撮影:タマイシンゴ)

ムツムロアキラ(Vo, G / ハンブレッダーズ)(撮影:タマイシンゴ)[拡大]

ここでムツムロは「秋のグーパンまつり」というタイトルについて説明を始める。「僕らのライブ終わりに、でらしだけが最前のお客さんと拳を突き合わせて“グーパン”してるときがあったんですよ。でもずるいなって(笑)。みんな公平に“グーパン”をしようってやってきたんですけど、コロナ禍に入って触れ合うことが難しくなって。だから今年は先輩のバンドを呼んで“グーパン”しようという意味を込めています」と口にした。さらにムツムロがBLUE ENCOUNTについて「『グーパンまつり』っていうケンカ腰のタイトルになので、怒らなさそうな先輩を呼んでいます(笑)。あと高校生のときに寝屋川VINTAGEって地元のライブハウスでブルエンさんのライブを観たことがあるんですよ。寸分の狂いもない演奏をしていてすごいなーと思いました」と話すと、でらしは「熱量がダイレクトにくる感じがすごいよね」とうなずいた。その流れでハンブレッダーズは、ライブハウスでライブを観たあとの帰り道に作ったという「口笛を吹くように」でノスタルジックな雰囲気を演出。ハードロック調の「ガチャガチャ」でエッジの効いたサウンドを奏で、11月9日にリリースするニューアルバム「ヤバすぎるスピード」より「才能」をファンにいち早く届けた。ハンブレッダーズの持ち味とも言えるみずみずしいロックチューン「BGMになるなよ」「ユースレスマシン」を投下したあとには、ムツムロとukicasterがギターセッションを展開。熱気冷めやらぬ中、彼らは11月9日発売の3rdフルアルバム「ヤバすぎるスピード」に収録される「カラオケ・サマーバケーション」「光」を立て続けに披露してステージを去った。

ukicaster(G / ハンブレッダーズ)(撮影:タマイシンゴ)

ukicaster(G / ハンブレッダーズ)(撮影:タマイシンゴ)[拡大]

アンコールを求める観客の拍手に応え、舞台に戻ってきたハンブレッダーズ。彼らは情熱ほとばしる「ギター」「フェイバリットソング」で最後までオーディエンスを盛り上げ、「秋のグーパンまつりZ」を成功に導いた。なおハンブレッダーズは2023年3月から5月にかけてワンマンツアー「ハンブレッダーズ“ヤバすぎるワンマンツアー2023”」を開催する。

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ハンブレッダーズ「秋のグーパンまつりZ」2022年10月27日 Zepp DiverCity(TOKYO) セットリスト

BLUE ENCOUNT

01. Survivor
02. ポラリス
03. coffee, sugar, instant love
04. DAY×DAY
05. ロストジンクス
06. VS
07. バッドパラドックス
08. 灯せ

ハンブレッダーズ

01. ワールドイズマイン
02. 弱者の為の騒音を
03. プロポーズ
04. 口笛を吹くように
05. ガチャガチャ
06. 才能
07. 天国
08. BGMになるなよ
09. ユースレスマシン
10. 常識の範疇
11. カラオケ・サマーバケーション
12. 光
<アンコール>
13. ギター
14. フェイバリットソング

ハンブレッダーズ“ヤバすぎるワンマンツアー2023”

2023年3月11日(土)愛知県 名古屋市公会堂
2023年3月12日(日)大阪府 オリックス劇場
2023年3月18日(土)岩手県 Club Change WAVE
2023年3月19日(日)宮城県 Rensa
2023年3月21日(火・祝)福島県 郡山HIP SHOT JAPAN
2023年3月25日(土)福岡県 Zepp Fukuoka
2023年3月26日(日)鹿児島県 CAPARVO HALL
2023年4月1日(土)栃木県 SOUNDHOUSE PICO
2023年4月4日(火)神奈川県 F.A.D YOKOHAMA
2023年4月8日(土)広島県 広島CLUB QUATTRO
2023年4月9日(日)岡山県 CRAZYMAMA KINGDOM
2023年4月15日(土)香川県 高松festhalle
2023年4月22日(土)新潟県 新潟LOTS
2023年4月23日(日)石川県 金沢EIGHT HALL
2023年4月27日(木)長野県 NAGANO CLUB JUNK BOX
2023年5月5日(金・祝)北海道 Zepp Sapporo
2023年5月11日(木)静岡県 LiveHouse 浜松 窓枠
2023年5月12日(金)京都府 KBSホール
2023年5月17日(水)東京都 NHKホール

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