2002年3月、シングル「会えない長い日曜日」でソロデビューを果たし、2003年から2007年までモーニング娘。のメンバーとして活躍したミキティ。庄司智春(
バンドメンバーを従え、赤いドレス姿で登場したミキティは、ソロデビュー前からのレパートリー「Let's Do 大発見!」でライブをスタートさせる。続けてデビュー曲「会えない長い日曜日」をバンドサウンドに乗せて披露したミキティは、長年のファンからチビっ子までが集う満員のフロアを見渡しながら「新しい顔から懐かしい顔まで、本当にうれしいです」と感謝を述べた。
3曲目に歌われたのは、バラードソング「幼なじみ」。17歳の頃に歌っていたこの曲を、ミキティは大人びた優しい声で語りかけるように歌う。次の「そっと口づけて ギュッと抱きしめて」ではステージを左右に動きながら満面の笑顔を振りまき、「置き手紙」では再び大人びた表情を覗かせた。「置き手紙」はミキティがモーニング娘。脱退後、本人曰く“空白の半年間”を経て2008年にリリースされたナンバー。ミキティは地方を回ってキャンペーンを行っていた当時のエピソードを明かしつつ「当時のファンと新しい絆を結べた曲」と思い出深い「置き手紙」について振り返った。
続いてのブロックには、モーニング娘。OGの
次なるゲストは、かつてユニット「ごまっとう」のメンバーとしてともに活動した
ゲストの後藤がステージを去り、ライブは後半戦へ。「大切」「銀色の永遠」「ボーイフレンド」「メロディーズ」と懐かしい楽曲を届けたミキティは、最後に2003年のヒットナンバー「ブギートレイン'03」を披露。場内を楽しいムードで染め上げ、笑顔でステージをあとにした。が、まだ“あの曲”が歌われていないため、観客は「ミキティ」コール代わりの拍手でアンコールを求める。バンドメンバーとともに再度登場したミキティは「わかってますよ。わかってるわかってる。この曲……いつまで歌えるんだろうと心配ですけど(笑)、皆さんに愛されているこの曲を、歌い続けられたらいいなと思っております」と、観客が待ち望んでいた1曲、「ロマンティック 浮かれモード」を披露。イントロが鳴るなり観客は“土下座”でスタンバイし、お馴染みのコールは上げられないながらも拍手とペンライトで盛大に盛り上がった。これでライブは大団円となる予定だったが、再びアンコールを求める拍手が鳴り、ミキティは再度ステージへ。ここでミキティは、客席で見守っていた夫・庄司の名を呼ぶ。帽子を被り、恥ずかしそうに立ち上がった庄司だったが、ステージに呼び込まれると、なぜか赤いブリーフ一丁にオールバックという出立ちに。夫から20周年を祝う花束を受け取ると、ステージでは再び「ロマンティック 浮かれモード」のイントロが流れ、観客とともにステージ上の庄司も妻に向かって土下座。庄司は立ち上がるとペンライトを手にステージ上を所狭しと駆け回り、全力のヲタ芸で妻を応援した。大賑わいのステージを終えたミキティは「いつも『また5年後』と言ってお別れしますけど、ちょっと私も考えます。5年後じゃなくても歌えるようにがんばります。こうして5年ぶりのライブで……私もみんなの声が聞きたかったけど、いろんな制限がある中でのライブだったから、このリベンジじゃないですけど、約束したいなと思います」と次のライブへの意欲を覗かせ、デビュー20周年のステージを終えた。
なお、このライブの模様はイープラス「Streaming+」で生配信されており、10月15日までアーカイブで視聴できる。
藤本美貴20周年記念!大感謝ライブ!~ミキティアイドルやります!秋の大集会!~AGAIN!!!!!また来てね~】 2022年10月8日 新宿BLAZE セットリスト
01. Let's Do 大発見!
02. 会えない長い日曜日
03. 幼なじみ
04. そっと口づけて ギュッと抱きしめて
05. 置き手紙
06. モーニング娘。メドレー(「浪漫」「シャボン玉」「愛あらば IT'S ALL RIGHT」「涙が止まらない放課後」「歩いてる」「悲しみトワイライト」) /
07. 女に 幸あれ / 藤本美貴、飯窪春菜、
08. 恋ING / 藤本美貴、
09. SHALL WE LOVE? / 藤本美貴、後藤真希
10. 大切
11. 銀色の永遠
12. メロディーズ
13. ボーイフレンド
14. ブギートレイン'03
<アンコール>
15. ロマンティック 浮かれモード
<ダブルアンコール>
16. ロマンティック 浮かれモード
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