UNISON SQUARE GARDEN、レア曲も交えた最新シングルツアー完走しさらなる旅路へ

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UNISON SQUARE GARDENの全国ツアー「TOUR 2022『kaleido proud fiesta』」のファイナル公演が、9月27日に東京・東京ガーデンシアターにて開催された。

UNISON SQUARE GARDEN(Photo by Viola Kam[V'z Twinkle])

UNISON SQUARE GARDEN(Photo by Viola Kam[V'z Twinkle])

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このツアーは最新シングル「kaleido proud fiesta」を携えて今年7月より25公演にわたって開催され、「kaleido proud fiesta」の収録曲や過去の代表曲、レアな楽曲まで幅広いセットリストを展開。最終公演では約3カ月にわたるツアーを経てさらにパワーアップしたバンドの姿を存分にアピールし、オーディエンスを大いに楽しませた。

斎藤宏介(Vo, G)(Photo by Viola Kam[V'z Twinkle])

斎藤宏介(Vo, G)(Photo by Viola Kam[V'z Twinkle])[拡大]

開演前のステージには全体を覆う紗幕がかかり、いつものライブとは異なる雰囲気を醸し出す。開演時刻を迎え、紗幕に斎藤宏介(Vo, G)、田淵智也(B)、鈴木貴雄(Dr)のシルエットが現れると、客席からは大きな拍手が起こった。3人が最初に奏でた曲は「harmonized finale」。観客の期待を徐々に煽るような楽曲の展開に合わせ、大サビでは星空を模した多数の灯りがステージ後方にきらめいた。斎藤の「ようこそ!」という言葉に続いて「箱庭ロック・ショー」が始まると紗幕が上がり、オーディエンスは3人との対面に全身で喜びをあらわにする。鈴木が刻むパワフルなビートに乗せ、客席からは一斉に腕が上がった。

田淵智也(B)(Photo by Viola Kam[V'z Twinkle])

田淵智也(B)(Photo by Viola Kam[V'z Twinkle])[拡大]

ユニゾンらしい遊び心に満ちた「世界はファンシー」、観客が華々しいサウンドに合わせてジャンプを繰り返した「シャンデリア・ワルツ」とライブに欠かせないナンバーを連投したあとは、鈴木のジャジーなドラムから「CAPACITY超える」が始まった。この曲は2011年リリースの3rdアルバム「Populus Populus」の収録曲。昨年行われたリバイバルツアー「Spring Spring Spring」では披露されたものの、近年のライブではほとんど演奏されてこなかったこのナンバーで、ライブのムードを変化させる。その後も赤いライトの下で不穏な空気を漂わせた「Own Civilization(nano-mile met)」、田淵のヘビーなベースラインで会場を揺らした「ラディアルナイトチェイサー」など、尖った雰囲気の楽曲が次々と披露された。

鈴木貴雄(Dr)(Photo by Viola Kam[V'z Twinkle])

鈴木貴雄(Dr)(Photo by Viola Kam[V'z Twinkle])[拡大]

小休止を挟み、斎藤が柔らかなギターイントロを奏でると「5分後のスターダスト」が始まる。初秋にぴったりの歌詞と美しいアンサンブルに、観客はじっと聴き入っていた。後半にかけて熱量を増す演奏が印象的な「弥生町ロンリープラネット」のあとは、斎藤と鈴木の掛け合いから「ワールドワイド・スーパーガール」へ。ドラムの代わりにマイクスタンドを叩くなど茶目っ気を見せる鈴木、その隣で軽やかな音色を響かせる斎藤の様子を田淵が腕を組んで見守る。3人が織りなすシュールな光景を観客も笑顔で楽しむ。曲が終わるかと思いきや、切れ目なく始まったのはシングル「kaleido proud fiesta」のカップリング曲「ナノサイズスカイウォーク」。息をもつかせぬ展開に、オーディエンスも力強く拳を上げて全力で食らいついていった。

UNISON SQUARE GARDEN(Photo by Viola Kam[V'z Twinkle])

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終盤では「オリオンをなぞる」そして「kaleido proud fiesta」と、アニメ「TIGER & BUNNY」の主題歌を連続でパフォーマンスして観客のテンションをさらに上昇させる。「to the CIDER ROAD」では田淵がステージを縦横無尽に跳ね回りながらファンとアイコンタクトを交わし、オーディエンスもそれに応えるように全力のジャンプを繰り返した。本編ラストを飾ったのは「10% roll, 10% romance」。3人は楽しげにそれぞれの音を鳴らし、圧巻のアンサンブルでライブを締めくくった。

アンコールを求める拍手に応えてステージに現れた3人は「Cheap Cheap Endroll」のラフなサウンドで会場に再び熱気をもたらす。「シュガーソングとビターステップ」を軽快に奏でたあとは「場違いハミングバード」へ。この日一番のアグレッシブなパフォーマンスで観客との一体感をピークへ導き、全25公演のツアーに幕を下ろした。

ユニゾンは10月19日にテレビアニメ「ブルーロック」オープニング主題歌のシングル「カオスが極まる」をリリースし、同月25日より新たなツアー「fiesta in chaos」をスタートさせる。また2023年1月18日には、今回のツアーの模様を収録したライブ映像作品のリリースも決定している。

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UNISON SQUARE GARDEN「TOUR 2022『kaleido proud fiesta』」2022年9月27日 東京ガーデンシアター セットリスト

01. harmonized finale
02. 箱庭ロック・ショー
03. 世界はファンシー
04. シャンデリア・ワルツ
05. CAPACITY超える
06. Silent Libre Mirage
07. Own Civilization(nano-mile met)
08. ラディアルナイトチェイサー
09. fake town baby
10. 5分後のスターダスト
11. 弥生町ロンリープラネット
12. ワールドワイド・スーパーガール
13. ナノサイズスカイウォーク
14. サンポサキマイライフ
15. オリオンをなぞる
16. kaleido proud fiesta
17. to the CIDER ROAD
18. 10% roll, 10% romance
<アンコール>
19. Cheap Cheap Endroll
20. シュガーソングとビターステップ
21. 場違いハミングバード

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