「ハロルドとモード」は1971年にアメリカで公開された映画をもとにした作品で、79歳のチャーミングな女性・モードと19歳の少年・ハロルドのラブストーリーを描いている。黒柳がモードを、佐藤がハロルドを演じるほか、
2020年には生田斗真、2021年には藤井流星(ジャニーズWEST)をハロルド役に迎えて本作に出演した黒柳は、今回の佐藤との共演について「勝利くんの顔は“国宝”って言われているそうですけど、いつも(舞台上では)横からしか見られなくて(笑)。こういう人と素晴らしい作品を作れてうれしいです」と語り、その人柄を「穏やかで一生懸命でとても気が付くし、日増しにセリフも上手になっていくし。この頃の若い方でこういう人は少ないと思います」と絶賛する。佐藤は過去にハロルドを演じた藤井とテレビ番組での共演時に「徹子さんは本当に“国宝”の人だから、一緒にいられるだけですごい経験になったよ」と言われたと明かし、「“国宝”と“国宝”で、こんなに貴重な経験をさせていただけることはないと思います(笑)。明日からの本番を楽しみながら大事にしていきたいです」と意気込んだ。
ハロルド役の先輩にあたる藤井からのアドバイスについて尋ねられると、佐藤は「流星くんはどのシーンで緊張するかをわかってるじゃないですか。だからちょっかいを出してくるんですよ、『あれはドキドキするよな?』とか。わざとそういうことを言ってくるので相手にしていません(笑)」と苦笑いしつつ、「僕にできるハロルドを一生懸命できたら」と役作りについて語る。一方、黒柳は自身が演じるモードとの共通点について「だいたいほとんど私とおんなじですね(笑)。(役作りでの)難しさはそんなになかったです」と余裕たっぷりの笑顔を見せた。
佐藤は小学4年生のとき、担任の教師が黒柳によるベストセラー「窓ぎわのトットちゃん」を朗読するのを毎朝聴いていたとのこと。当時を振り返り、佐藤は「トットちゃんは自由で、モードみたいな素敵な人だなと思っていました。なので徹子さんとお仕事として、しかも朗読劇として共演するとは想像していなかったので、奇跡の交差をしたと思っています。担任の先生もガッツポーズしてるんじゃないかと」と喜ぶ。そんなエピソードを聞いた黒柳も「いい先生ね!」とうれしそうに笑っていた。
「ハロルドとモード」は明日9月29日から10月13日まで東京・EX THEATER ROPPONGIにて上演。その後10月15日から18日まで、大阪・森ノ宮ピロティホールでも上演される。
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佐藤勝利&黒柳徹子の60歳差ラブストーリー、“先輩”藤井流星からのアドバイスに苦笑い https://t.co/AyC6ewDyxr