10月7日に同時公開されるアニメーション映画「
「僕が愛したすべての君へ」「君を愛したひとりの僕へ」は乙野四方字の同名小説を原作とした映画。並行世界を行き来することができる同じ名前の2人の少年が、それぞれの世界で1人の少女と恋に落ちるラブストーリーが描かれる。須田は「僕が愛したすべての君へ」に主題歌として楽曲「雲を恋う」、挿入歌として「落花流水」を書き下ろし提供。Saucy Dogは「君を愛したひとりの僕へ」に主題歌として「紫苑」、挿入歌として「サマーデイドリーム」を書き下ろした。
完成した作品を観た宮沢は「音が加わったらどんな世界観になるんだろうと思ってたら、完成した映像を観たらすごく鮮やかで。音楽の力って大きいんだなと思いました。感謝の気持ちでいっぱいです」と2組に思いを伝える。2作の主題歌や挿入歌についての質問が飛ぶと、須田はSaucy Dogの楽曲について「映画関係なしに無限に聴ける系の、マジで好きな曲です。映画とリンクしている内容の歌詞もあって、いちリスナーとしてオススメですね」とコメント。石原慎也(Saucy Dog)は須田の楽曲について「一度聴いたら忘れられないようなギターリフとか、僕らには真似できないカッコよさがある曲です」と絶賛した。
主題歌や挿入歌の制作については、須田が「オファーを受けたタイミングではどちらの作品を担当するか決まっていなくて、原作を読ませていただいてから『僕愛』でお願いしますと言われて。『僕愛』のほうが主人公が内にこもっているので、自分の感情が吐露できないような部分を曲にしたいと思って書きました。もちろん映画にリンクした曲にはなってほしいですが、誰かが不意に聴いてもいい曲だと思えるように意識しました。あと生まれて初めてくらいストレートな言葉を使って歌詞を書いたので、それは新しい試みですね」と語る。石原は「僕も小説を読ませていただいて、『君愛』のヒロイン・栞をめちゃめちゃ意識して書いたので、作品にピッタリ合っていると思います。エンドロールを観ていて自分で鳥肌立つくらい」と自信を覗かせた。
本作に声優としてゲスト出演している須田と石原。須田はアフレコについて「ひと言くらいの役で、ぼそっとつぶやく感じだったんですけど、本当につぶやいたら聞こえないし、間も難しいし、果てしない作業だなと思いました」と振り返る。石原は完成した作品を観た際のことを振り返り「『俺の声が聞こえる!』と思って1回集中力が途切れるというか、小っ恥ずかしくなりましたね」と照れくさそうに笑った。
事前に募集した質問に答えるコーナーでは、「人生の分岐点だったと思うことは?」という質問に、須田が「高校1年生のときに一度高校を辞めたんですけど、もしあのまま高校に通ってたらたぶんこんな感じで音楽やってないんだろうなと思います。実家のバイク家さんを継いでたのかも」と語る。石原は「昔から人の気持ちを動かす仕事がしたくて、音楽をやるかお笑い芸人になるかで迷っていた時期があって、今の道を選んだことですかね。今の道で正解だったと思うんですけど」と明かす。せとゆいか(Saucy Dog)は「私も大学を途中で辞めていて、辞めずに通い続けてたらバンドをやることもなかったし、化学系の学部にいたので研究職に就いていたかもしれない」と語り、最後に秋澤和貴(Saucy Dog)が「地元の中学校に行かずに、別の中学校を受験したことですかね。地元の中学校がヤンキーがたくさんいるところだったので……」と笑いを誘って締めくくった。
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須田景凪、Saucy Dogがお互いの曲を絶賛「マジで好きな曲です」「僕らには真似できない」 https://t.co/ei8PNGwoc7