今回の公演は、ジュノにとって約4年ぶりの来日コンサート。ジュノが「夏の時間の流れを考えながら構成を考えました」と語った通り、「ジュノとHottest(2PMファンの呼称)が一緒に過ごすロマンチックな夏の夜」というテーマが掲げられた。
ファンのクラッパーの音が鳴り止まない中、幻想的なスモークをかき分けてジュノが登場。眩しいフラッシュライトを一身に浴びながら「FLASHLIGHT」のパフォーマンスで公演の幕を開ける。その後の「Nobody Else」で会場の熱気をより一層高めたジュノは、「2PMのジュノ、俳優のジュノ、皆さんのジュノです」と挨拶し、割れんばかりの拍手で迎えられた。さまざまな顔を持つ自身の魅力をアピールしたジュノは、その後“エモーショナルなジュノ”が表現された「CANVAS」「Fire」を情熱的に歌唱し会場をときめかせていた。
トークコーナー「イ・ナツ125日のサマー」では、夏にまつわるエピソードトークを繰り広げるジュノ。彼が日本で毎年夏にコンサートを行っているうちに夏が好きになったこと、そして日本の夏もまた“自分の一部”になったことが優しい眼差しで語られると、会場は温かな空気に包まれる。またトークコーナーでもいくつか楽曲が披露され、この日の公演ではハリー・スタイルズの「Watermelon Sugar」と2PMの人気曲「My House」が歌い上げられていた。
ジュノと客席が心を通わせたトークコーナーが終了すると、「Darling」でコンサートステージが再開する。デビュー曲「キミの声」では会場からひときわ大きな拍手が送られ、ジュノもまた2018年に開催されたコンサート「JUNHO THE BEST」ぶりに日本武道館でこの楽曲を歌うことができたことへの喜びを噛み締めていた。「SO GOOD」「Ice Cream」の華やかなダンスで会場を魅了したのち、ステージ上の階段に腰かけて「Like a star」「Believe」で美声を響かせたジュノ。そしてムーディな雰囲気のさなか、「ここからは危険なジュノです」という言葉を合図に、“大人なジュノ”全開の「INSANE」「Pressure」「All Day」でセクシーなパフォーマンスを繰り広げ、ノンストップで会場を沸かせた。
終盤にアンコールで「SAY YES」が披露されたあと、会場は突然暗転し、モニタにはファンからのメッセージやジュノへの思いが詰まったボイスメッセージが流れ出す。そして会場に集まったファンたちの手元には「帰ってきてくれてありがとう」というスローガンが。思わぬサプライズに目頭を熱くしたジュノは「やっと帰ってきたんだという実感が湧きました」と喜びを噛み締め、感慨深げに目を細めながら客席を見渡す。またジュノへのサプライズはこれだけでなく、今度は彼がこれまで開催してきたソロ公演を振り返る映像がスクリーンに映し出され、この日の公演が記念すべき100回目のソロコンサートであったことを祝う演出も行われた。
その後披露された「Next to you」でコンサートは終了。ジュノとファンとの絆が再確認された熱い夏の公演は幕を閉じた。
「JUNHO (From 2PM) FAN-CON -Before Midnight-」 2022年8月21日 日本武道館 セットリスト
01. FLASHLIGHT
02. Instant love
03. Nobody Else
04. CANVAS
05. Fire
06. Darling
07. キミの声
08. SO GOOD
09. Ice Cream
10. Like a star
11. Believe
12. INSANE
13. Pressure
14. All Day
15. SAY YES
16. Next to you
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2PM・ジュノ「帰ってきてくれてありがとう」ファンと心を通わせた4年ぶりの来日公演 https://t.co/gnmcyP5xDx