そらる、3年ぶりバンド編成ツアーで届けた感謝の思い「みんなのおかげでここまで来れました」

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そらるの全国ツアー「SORARU LIVE TOUR 2022 -青空とメルヒェン讃歌-」のファイナル公演が、8月11日に東京・国立代々木競技場第一体育館で開催された。

そらる

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「青空とメルヒェン讃歌」はそらるが約3年ぶりに行った、バンド形式の全国ツアー。“童話”をテーマにしたステージで会場に集まったファンを楽しませた。

童話に登場するような家をモチーフとしたステージセットに、サポートメンバーの上杉悟(G)、ゆーまお(Dr / ヒトリエ)、Kei Nakamura(B)、森谷優里(Key)、三矢禅晃(G)が登場。続いて王子様風の青い衣装に身を包んだそらるが現れ、「ツアーラスト、東京公演へようこそ!」とファンに向けて挨拶した。オープニングナンバーとして披露されたのは、新曲「Squeak!!」。そらるは物語の始まりを告げるような心地よいテンポの楽曲でファンを盛り上げていった。

深みのある低音を響かせた「セパレイト」のあと、そらるはワンマンでは初となる今回の会場を見渡し「広いなあ!」と感嘆。「これだけ多くの人が応援してくれてるんだな、と改めてわかります」と客席を埋めたファンの目を見ながら語り、「そんなに緊張してないと思っていたんですけど、昨日から目が冴えてて……そらるも人の子なんだなと(笑)」と、晴れ舞台を迎えた心境を明かした。

今回のツアーでは近日リリース予定のアルバムに収録される新曲を先行で披露していくと語ったそらる。続いての新曲「bullet」は堀江晶太(PENGUIN RESEARCH)が作曲を手がけたナンバーで、ソリッドなロックサウンドで観客を惹きつけていった。「KING」「ロウワー」でオーディエンスを盛り上げたあと、そらるは今回のツアーを支えたサポートメンバー、そしてツアー5公演目まで参加し、ファイナル公演は体調不良で不参加となった清水“カルロス”宥人(G)を紹介。ツアーの日々を振り返り「今年1週間も家に帰れない日があるとは思わなかったけど、無事にここまで帰ってくることができました」と語った。さらに先日迎えた活動14周年記念日にも言及し「みんなが押し上げてくれたおかげで“中学2年生”まで成長できました」と感謝を述べた。

「SORARU LIVE TOUR 2022 -青空とメルヒェン讃歌-」ファイナル公演の様子。

「SORARU LIVE TOUR 2022 -青空とメルヒェン讃歌-」ファイナル公演の様子。[拡大]

「嘘つき魔女と灰色の虹」では、そらるがアリーナ公演で恒例となっているトロッコに乗って歌唱。高さと揺れに「怖い!(笑)」と本音を漏らしつつ、そらるはファンに大きく手を振りながらサブステージへと移動した。オーディエンスとの距離がぐっと近づいたところで、そらるは今回のツアーを通じてさまざまな経験を積んで成長できたと話し「どの公演もビクビクせずに、リラックスして歌えています」と充実した表情で明かした。

「愛言葉III」でメインステージへ戻ったそらるは、衣装をチェンジして「海中の月を掬う」を披露。この曲ではステージ前にかけられた紗幕に海中を思わせる映像が映し出され、そらるのエモーショナルなボーカルとともに幻想的な空間を作り上げた。毒気のある世界観を届けた「神っぽいな」のあとは「アイフェイクミー」を熱唱。激しいパフォーマンスを連続で繰り広げたそらるは「2曲ぐらい記憶をなくしてました(笑)」と苦笑いしていた。その後はサポートメンバーとともに、ツアー各地でのハプニングや思い出話を語り合う。そして「マナーを守って参加してくれているから(ツアーを)やれています」と来場者への感謝を語りつつ、「みんなが100%楽しめるようになるにはもう少し時間がかかるけど、徐々にもと通りになってほしいなと思います」と、足を運べなかったファンに対しても思いを馳せた。

ここでそらるはニューアルバムのタイトルが、ツアータイトルにも関連した「創空とメルヒェン讃歌」になることを発表。そのアルバムにも収録予定で、先日YouTubeにも投稿された黒魔提供の新曲「七匹のヒーロー」を歌った。壮大な世界を感じさせる楽曲でアルバムへの期待を高めたあとは「ユーリカ」「夢のまた夢」を披露。「ツアーは終わるけど、まだまだ14年ですよ。15周年は何をしようかと今から考えていますし、“成人”するまで見届けてもらえたらと思っています」と未来を見据えたそらるは、ラストナンバーとなる自作の新曲「午前零時、ガラスの靴は」を丁寧に届けた。

「SORARU LIVE TOUR 2022 -青空とメルヒェン讃歌-」ファイナル公演の様子。

「SORARU LIVE TOUR 2022 -青空とメルヒェン讃歌-」ファイナル公演の様子。[拡大]

アンコールを求める大きな手拍子に応えて再びステージに現れたそらるは「もうダメです、限界です(笑)」と力を出し切ったことをアピールしつつ「終わったときにこういう気持ちになれるなら、またやりたいなと思います」とライブの楽しさを伺わせた。その後は今回のライブの模様が9月24日に全国の映画館43館で上映され、さらに9月25日には全世界向けに配信されることを発表。喜ぶファンに「映画館でもう一度観てください。僕も行きます」と呼びかけた。

最後にそらるは「みんなのおかげと、そらるの少しのがんばりで(笑)、ここまで来れました。また必ずどこかで会いましょう」と挨拶し、「彗星列車のベルが鳴る」と「ワンダー」を披露。バンドメンバーと手をつなぎ、生声で「ありがとうございました!」と挨拶し、ツアーを締めくくった。

ライブの中で発表された映画館での上映の鑑賞チケットは8月21日まで、配信の視聴チケットは9月4日まで限定先行予約を受付中。先行予約での購入者には特典としてアクリルフォトカードがプレゼントされる。

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「SORARU LIVE TOUR 2022 -青空とメルヒェン讃歌-」2022年8月11日 国立代々木競技場第一体育館 セットリスト

01. Squeak!!
02. セパレイト
03. bullet
04. KING
05. ロウワー
06. フィクサー
07. 夜明けと蛍
08. 嘘つき魔女と灰色の虹
09. ユラユラ
10. ヴァンパイア
11. 愛言葉III
12. 海中の月を掬う
13. 神っぽいな
14. アイフェイクミー
15. 七匹のヒーロー
16. ユーリカ
17. 夢のまた夢
18. 午前零時、ガラスの靴は
<アンコール>
19. 彗星列車のベルが鳴る
20. ワンダー

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湊音 @minato_20190518

まじで3次元の中で世界一好きなビジュアルしてる https://t.co/Um99DvVR1d

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