会場には、シングルを予約したMINI(INIファンの呼称)の中から抽選で選ばれた600名が集結。また全国のMINIに向け、INIのYouTube公式チャンネルでも生配信が行われた。
「Press my password」という田島将吾の儚げな囁きとノック音を合図に、シングルのリード曲「Password」でイベントの幕が開く。INIは楽曲に込められた「心の奥底に潜む“未知なる自分”を解読する」というメッセージを表現するかのように、闘志みなぎる豪胆なパフォーマンスと鬼気迫るラップでMINIたちに作品の世界観を届けた。
曲を終えたメンバーたちは、彼らを見守るMINIへ向けてさわやかに挨拶をする。1曲目のパフォーマンスを終え客席を見渡しながら笑顔を浮かべるメンバーたちを前に、会場の雰囲気はパッと華やかなものになった。
テレビ番組などでは何度か披露されてきた「Password」だが、MINIの前でのパフォーマンスは初めて。木村柾哉が「みんなどうだった?」と客席とカメラに向かって感想を尋ねると、会場のMINIはライトスティックを振って呼びかけに応える。その様子を満足げに眺めながら、「(配信を観ているMINIも)振ってくれてるね、きっと」と笑顔を浮かべた。
自己紹介のトップバッターは佐野雄大。体調を考慮して、同日行われたテレビ番組の生放送は欠席したものの、ショーケースには出席した佐野は、「髪色も、MCのときの声もハイトーン! 佐野雄大です。……最悪や噛んじゃった」とはにかみつつ、「元気になりました!」とファンに報告した。その後も「キラキラアイドル担当」「風船担当」「似顔絵師」を名乗る個性豊かな自己紹介がメンバーたちから飛び出す中、「INIの白い……」と言葉を詰まらせメンバーから突っ込まれた後藤威尊は「隠れマッチョです!」とアピール。INIの韓国語担当を名乗った田島は、Netflixで配信中のドラマに言及しつつ、木村との共作であるという独自のボディランゲージを壇上でお披露目した。
「今日は『M』の魅力をバンバンお伝えしていくので、覚悟して楽しんでください!」という木村の挨拶通り、INIは「M」の収録曲「Password」、そしてこれから音源配信を控える「STRIDE」「Shooting Star」「Mirror」について早速トークを繰り広げていく。各自の“推し曲”に関して語り合う前に、冒頭の自己紹介でミステリアス担当を名乗った許豊凡は、シングルタイトル「M」が「ミステリアス」の“M”を意味していることを解説。続けて池崎理人は「M」が通常盤、初回限定盤A、Bの3形態で展開されることを説明し、「通常盤にはDVDはついていないので、全部買っていただくといい感じです!」とさりげなくアピールした。なおイベント中には特典DVDの内容が一部公開され、企画内で課されたミッションを達成するべく肝試しに挑むメンバーたちの悲鳴が会場に響き渡っていた。
「Password」を“推し曲”に挙げた西は、ダンスブレイクでドアを叩く振付について「僕的には(踊っていて)気持ちいいので、注目していただけたら」と見どころを語る。メンバーからの人気が高かったのは、INIメンバーの多彩なボーカルを楽しむことができる「STRIDE」。後藤は「“過去イチ”好きと言っても過言ではない」と笑顔で語る。また松田迅は「踊っていて過去で一番笑顔になれたと思います」と語り、パフォーマンスビデオが後日アップされることに言及しつつ、映像の中身について「スポ(ネタバレ)しちゃいたいくらいです!」と興奮しながらコメントし、メンバーから止められていた。ほかにも「Shooting Star」について池崎が「いい意味でINIらしさが爆発している」と話し、尾崎が「(披露してMINIを)泣かせたい!」と目を輝かせて「MIRROR」を紹介するなどして、3曲の魅力をMINIに届けた。
その後行われたのは、INIのオフィシャルTwitterにて展開されていた謎解き「INIを解読セヨ」にちなんだ会場オリジナルの謎解きゲーム。4つの謎解きが出題され、そこで得られた4つの“キーアイテム”を基に最終問題に挑む、というルールで実施された。1問目の謎解きでは、許が開始1分足らずで解答を叩き出しメンバーと会場をざわつかせ、その後正解を叩き出した松田は「頭脳明晰、容姿端麗、松田迅です」と恍惚とした表情を浮かべ会場を盛り上げる。なお田島は「(西)洸人、今日もイケメンだぞー」と解答を放棄し西の笑顔を引き出していた。またフラフープを回し続けることでヒントが開示される2問目では、「フラフープと言えば、ねえ?」と尾崎が我先に乗り出し、客席のあちこちに手を振りファンサービスする余裕を見せながらフラフープを回す場面も。その後のペアになって1つの風船を割るゲームでは、佐野がペアの尾崎に乗っかったり、後藤は高塚大夢の頭を丁寧に撫でたりするなど、仲睦まじい姿を見せていた。
そうして出題された4問を終え、「スケボー」「巻物」「京都」「富士山」のキーアイテムを獲得したINI。最終質問はこの4つが何を意味するかを「解読セヨ」というもの。真っ先に手を挙げた松田がキーアイテム「スケ」「マキ」「キョウ」「フジ」を並び替え、「藤牧京介」と正解を答えると、壇上には8月10日に誕生日を迎えた藤牧の誕生日を祝うケーキが運ばれた。西が「(ゲームコーナーの)30分、このためですから!」と伝えると、「すいません!」と恐縮しつつ、藤牧は驚きを隠せない様子。「1つの夢が叶ったというか。こんなところで祝ってもらえて嬉しいです。もっと愛されるような存在になりたいと思います」と思わぬサプライズに感謝した。なお彼はその後の写真撮影でも、「うれしいわマジで」「うれしいなあ……」と喜びを噛み締めていた。
温かい雰囲気に包まれるイベントのクライマックスに用意されていたのは、「S&Bまぜるだけのスパゲッティソース」のテーマソング「Yummy!!」のパフォーマンス。藤牧が「『Yummy!!』にあわせて、ひとつのポーズをしたい」と、指で頬をつつく「京ちゃんポーズ」を観客にお願いし、場内の一体感の醸成に一役買っていた。メンバーたちは自由にステージ上で歩き回ったり、肩を組んだり、客席に向けて大きく手を振ったりして、会場を多幸感で包み込んだ。
晴れやかな笑顔でパフォーマンスを終えた後藤は「『Yummy!!』、一瞬で終わっちゃって寂しいです」と会場との別れを惜しみつつMINIへ語りかける。後藤と同じく「Yummy!!」の余韻に浸る尾崎は、「ライブは楽しいね」と顔を綻ばせつつ、「ツアー、すごく楽しみにしています!」とライブツアーへの期待感を膨らませた。そして田島は、来週にアメリカ・ロサンゼルスでの出演を控えるKCON LAについて、「LA、がんばってきます! 気をつけて行ってきます!」と意気込んだ。
別れの挨拶を終え退場するINIは、姿が見えなくなるまで客席に手を振り、MINIとの別れを惜しむ。尾崎は「奥のほうまで見えてるよ! ありがとね! 後ろもありがとう!」と声をかけ、木村は投げキッスをするなど、最後までMINIたちと相思相愛である姿を見せながら、イベントの幕が閉じた。
※池崎理人の「崎」はたつさきが、高塚大夢の「高」ははしごだかが正式表記。
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INIと「M」の魅力を解読セヨ、謎解き成功した松田「頭脳明晰、容姿端麗、松田迅です」と自己紹介 (ナタリー)
INIが3rdシングル「M」のリリースを記念して、本日8月13日に東京都内でショーケースイベント「『M』PREMIUM SHOW CASE」を開催…
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