矢野顕子「LOVE LIFE」映画化に合わせてアナログ盤発売

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矢野顕子が1991年10月に発表したアルバム「LOVE LIFE」のアナログ盤が9月9日にリリースされる。

矢野顕子「LOVE LIFE」ジャケット

矢野顕子「LOVE LIFE」ジャケット

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アナログ盤は、同日9月9日に矢野の楽曲「LOVE LIFE」をモチーフにした同名映画が公開されることに合わせてリリースされる。映画の監督を務める深田晃司は、アルバム「LOVE LIFE」について「『愛はたくさん』というこれもまた大変な名曲の後、ひとときの無音を挟んで始まったイントロのピアノの響き一つ一つがもう素晴らしくて、一気に楽曲の世界に引き込まれ、そして、祈りの所作のように静かで厳かなピアノに導かれ続いた歌声の伸びやかさ、美しさたるや。そのときの衝撃と感動は今も忘れられません。間奏での矢野さんのピアノとパット・メセニーのギターの息詰まるような緊張感に満ちたハイレベルなセッションもまた、思い出しても鳥肌が立つ素晴らしさだった。それから20年間、この歌を聴き続け、一度たりとも飽きたと思ったことはありませんでした」とコメントを寄せている。

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矢野顕子「LOVE LIFE」収録曲

SIDE A

01. BAKABON
02. 釣りに行こう(WHY DON'T WE GO FISHING)
03. THE LETTER
04. ANGLER'S SUMMER
05. スナオになりたい。(I WANT TO BE SUNAO)

SIDE B

01. 湖のふもとでねこと暮らしている[DOWN BY THE LAKE, LIVING WITH MY CAT]
02. SAYONARA~CHEROKEE
03. いいこ いいこ(GOOD GIRL)
04. 愛はたくさん(LOTS OF LOVE)
05. LOVE LIFE

深田晃司 コメント

それはもう20年も前のことです。矢野顕子さんのピアノ弾き語りに心を掴まれた二十歳の頃、矢野さんのアルバムを片っ端から貪る中で「LOVE LIFE」と出会いました。
「愛はたくさん」というこれもまた大変な名曲の後、ひとときの無音を挟んで始まったイントロのピアノの響き一つ一つがもう素晴らしくて、一気に楽曲の世界に引き込まれ、そして、祈りの所作のように静かで厳かなピアノに導かれ続いた歌声の伸びやかさ、美しさたるや。そのときの衝撃と感動は今も忘れられません。
間奏での矢野さんのピアノとパット・メセニーのギターの息詰まるような緊張感に満ちたハイレベルなセッションもまた、思い出しても鳥肌が立つ素晴らしさだった。
それから20年間、この歌を聴き続け、一度たりとも飽きたと思ったことはありませんでした。
2020年に入り、突然訪れたコロナ禍によって、それまで当たり前と思っていた生活様式は当たり前ではなくなり、全世界が分断の波に飲み込まれました。大切だったはずのものが突然取り上げられ、それでもなお生き続けなくてはいけない孤独のなかで、多くの人が改めて生きることの意味と向き合うことを余儀なくされたはずです。
そんな時代だからこそ、「どんなに離れていても 愛することはできる 心のなか広げる 柔らかな日々」と歌う「LOVE LIFE」の歌声は、まるで遠方より届いた優しい友だちからの手紙のように人々の心に寄り添うのだろうと思います。

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