黒子首×泣き虫、念願のツーマンライブでコラボ曲「やさしい怪物」パフォーマンス

7

145

この記事に関するナタリー公式アカウントの投稿が、SNS上でシェア / いいねされた数の合計です。

  • 28 116
  • 1 シェア

黒子首と泣き虫によるツーマンライブ「泣きぼくろ」が、7月17日に東京・Spotify O-Crestで開催された。

黒子首(撮影:森川亮太)

黒子首(撮影:森川亮太)

大きなサイズで見る(全12件)

2組は今年2月にリリースされた黒子首のメジャーデビュー配信シングル「やさしい怪物 feat. 泣き虫」でコラボレーションを果たした間柄。今回のライブはもともと今年3月に開催が予定されていたが新型コロナウイルス感染拡大の影響により延期され、約4カ月を経て念願の実現となった。

泣き虫(Photo by Chiaki Machida)

泣き虫(Photo by Chiaki Machida)[拡大]

最初に登場した泣き虫は、アグレッシブなギターイントロで始まる「Shake It Now.」でライブをスタート。ときに激しくヘッドバンギングをしながら届ける低めのハスキーボイスでフロアを惹きつけたあとは「よろしく」とひと言だけ挨拶し、「アブノーマリティー。」へとつなげた。観客への軽めの挨拶に続いてはアコースティックギターを手にし、エッジの効いたビートの上で力強く歌う「君以外害。」、観客のハンドクラップが響いた「トーキョーワンダー。」といった楽曲を披露していった。

「ツーマンなんですけど、アコースティックでしっとりした曲をやってもいいですか」というMCに続いては、ピアノのみの演奏をバックに「ネモネア。」を熱唱する。そして「7月20日にリリースする新曲を」と紹介し、アコギの弾き語りで「おやすみヘブン。」をゆったりと披露した。

泣き虫(Photo by Chiaki Machida)

泣き虫(Photo by Chiaki Machida)[拡大]

後半では3月にリリースした「アオイロリムーブ。」に続いて、ストリングスの音色が印象的な「くしゃくしゃ。」をパフォーマンス。アコギを下ろし、ハンドマイクで「ケロケ論リー。」を軽やかに披露したあとは、サプライズで黒子首の楽曲「泥舟」をカバーした。「なあ?」では不穏な空気をまといながら熱唱する一方、物販のラインナップを紹介する際には和やかな雰囲気を漂わせ「こんな紹介じゃ怒られちゃうかも(笑)」と話すひと幕も。ラストはこの日集まった観客への感謝を述べたあと、「大迷惑星。」をしっとりと歌い上げてステージをあとにした。

続いて黒子首のステージへ。多国籍感漂うSEをバックに登場した3人はミドルテンポの「エンドレスロール」でライブの幕を開けた。「チーム子ども」のイントロでは田中そい光(Dr)が愛嬌にあふれたMCを繰り広げるのがお決まりだが、この日は事前録音したMCを流すという飛び道具でオーディエンスの笑いを誘う。フロアが温まったところで「マーメイド」の清涼感漂うサウンドを届け、観客を魅了した。

堀胃あげは(Vo, G / 黒子首)(撮影:森川亮太)

堀胃あげは(Vo, G / 黒子首)(撮影:森川亮太)[拡大]

堀胃あげは(Vo, G)はMCで、このライブが3月に行われるはずだったことを振り返り「待たせすぎですよね(笑)。待たない、という選択もできたのに、ありがとうございます」と、振替公演に足を運んだ来場者に感謝を告げる。そして「待たせたからには責任を持ちますので。最後までお付き合いください」と意気込みを語り、今の季節にぴったりなナンバー「熱帯夜」につなげた。

みと(B / 黒子首)(撮影:森川亮太)

みと(B / 黒子首)(撮影:森川亮太)[拡大]

「夜の下」「swimming cat」とゆったりとした楽曲を連投したあとは、妖艶な雰囲気の漂う「拝啓アサシン」、みと(B)のグルーヴィなスラップが印象的な「Driver」で場内の空気を一変させる。この日の共演者である泣き虫への感謝を表したMCに続いては、8月3日にリリースする新作EP「ぼやぁ~じゅ」より新曲「トビウオ愛記」をいち早く披露。サポートギタリストが奏でるワウの効いたカッティングに乗せ、堀胃の軽やかな歌声が響いた。

田中そい光(Dr / 黒子首)(撮影:森川亮太)

田中そい光(Dr / 黒子首)(撮影:森川亮太)[拡大]

「Champon」でフロアの熱をいったんクールダウンさせたのちに披露されたミドルチューン「あなうめ」では、オーディエンスから自然に手拍子が沸き起こる。最後を飾ったのは「静かな唄」。堀胃はエモーショナルなボーカルで観客を圧倒し、ライブを締めくくった。

アンコールの拍手に応えて再びステージに現れた黒子首の3人。堀胃の「スペシャルゲスト、泣き虫さんです!」という言葉で泣き虫が呼び込まれると、2組はお互いのステージをそれぞれ称え合った。堀胃が「一緒に作った曲をやります」と紹介して始まったのは、もちろん「やさしい怪物 feat. 泣き虫」。泣き虫の骨太な歌声と堀胃のたおやかな歌声、みとと田中の力強いリズムが絡み合い、この日一番の盛り上がりを演出した。

この記事の画像(全12件)

黒子首×泣き虫 presents「泣きぼくろ」2MAN 2022年7月17日 Spotify O-Crest セットリスト

泣き虫

01. Shake It Now.
02. アブノーマリティー。
03. 君以外害。
04. トーキョーワンダー。
05. ネモネア。
06. おやすみヘブン。
07. アオイロリムーブ。
08. くしゃくしゃ。
09. ケロケ論リー。
10. なあ?
11. 大迷惑星。

黒子首

01. エンドレスロール
02. チーム子ども
03. マーメイド
04. 熱帯夜
05. 夜の下
06. swimming cat
07. 拝啓アサシン
08. Driver
09. トビウオ愛記
10. Champon
11. あなうめ
12. 静かな唄
<アンコール>
やさしい怪物 feat. 泣き虫

全文を表示

読者の反応

  • 7

J_ROCKNews @J_ROCKNews

黒子首×泣き虫、念願のツーマンライブでコラボ曲「やさしい怪物」パフォーマンス https://t.co/8ef78HyGdP

コメントを読む(7件)

あなたにおすすめの記事

このページは株式会社ナターシャの音楽ナタリー編集部が作成・配信しています。 hockrockb / 泣き虫 の最新情報はリンク先をご覧ください。

音楽ナタリーでは国内アーティストを中心とした最新音楽ニュースを毎日配信!メジャーからインディーズまでリリース情報、ライブレポート、番組情報、コラムなど幅広い情報をお届けします。