「Radio Star」は、松田好花(
また「Radio Star」のリリースに併せて、佐々木健太郎(Vo, B)のセルフライナーノーツも公開されている。Analogfishが7月30日に神奈川・Billboard Live YOKOHAMAで開催するイベント「ナツフィッシュ2022」では、本楽曲が初披露される。
Analogfish ナツフィッシュ2022
2022年7月30日(土)神奈川県 Billboard Live YOKOHAMA
[1st STAGE]OPEN 14:00 / START 15:00
[2nd STAGE]OPEN 17:00 / START 18:00
佐々木健太郎(Vo, B) セルフライナーノーツ
この度、配信リリースされる
コロナ禍になって間もない、2020年6月、Twitterで、「Analogfishを一時間特集するラジオ番組がOAされるらしい」という情報をたまたま目にした。
自分は目を疑った。
新進気鋭のバンドや、国民的なバンドならともかく、結成から20年以上経た、世間的な旬をとうに過ぎたこんな不惑過ぎのバンドをを1時間特集してくれる番組?
本当か?
本当だった。
その番組は、InterFMでやっている「ジャマしないラジオ」という番組だった。
前述した様な理由や、当時、何のリリースタイミングでも無い我々を1時間特集してくれる番組が本当にあるのか半信半疑でしたが、知り得た情報を元に、radikoに登録し(笑)、リアルタイムで聴いてみた。
自分がコアなラジオリスナーだった90年代とは違い、今のラジオはどうやらSNSでDJとリアルタイムでコンタクトを取れる時代。ということで、番組を聴きながら、当時まだ会った事も無いサトミツさんにコメントを送ってみた。
サトミツさんはそのコメントに一つ一つ懇切丁寧に返してくれた。
嬉しかった。けれど何より嬉しかったのは、本当に我々の様な立ち位置のバンドを特集してくれるサトミツさんの様な存在がいる。という事実だった。
番組終了後程なくしてサトミツさんとSNSで繋がって、それからというもの事あるごとにAnalogfishがリリースしたものをDMで(しつこく)送っていたのですが、Analogfishが昨年、最新作「SNS」をリリースし、それを送った際、サトミツさんから直々に、前述した「ジャマしないラジオ」に、今度はゲスト出演の依頼を頂いた。
2020年に事務所を独立して、右も左も分からない中、自力で初めてリリースしたアルバムのプロモーションで、何の後ろ盾もない中、どの媒体からも半ば冷遇される状態の我々にとって、サトミツさんがラジオに呼んでくれたのは本当に嬉しかった。
生放送でお会いしたサトミツさんから収録後に、「いつかお仕事で関わりましょう」と、有難い言葉をもらった。
それから1カ月半後、サトミツさんから本当に連絡が来た。
以下にその時のやり取りを記述すると
サトミツさん
「佐々木さん、実は自分が担当しているラジオ番組でジングル曲をかいて欲しいんですけどどうですか?」
佐々木
「サトミツさんありがとうございます。もちろんです。因みに締め切りはいつですか?」
サトミツさん
「それが。。。明後日なんです」。
佐々木
「・・・・・・・・・・・・・・・・・承知しました!」
自分は曲がりなりにも20年以上バンドをやっているが、オファーを受けて楽曲を書く。という事は、数える程しかやった事が無い。
そんな、楽曲提供の経験が乏しい自分だが、楽曲の締め切りが翌々日。というのは流石に初めてだった。
「いくらなんでも流石に無理だろ。。。」
そんな言葉が脳内をよぎった。
が、何カ月か前に、自分に仕事を振ってくれると言ってくれたサトミツさんからのオファーを断る。という選択肢がそもそも自分の中に存在しなかったし、何故か、このオファーは必ず、良い形に出来る様な、根拠のない予感がしていた。
実は当時、頭の中で延々と反芻していたメロディがあって(そのメロディが今回の楽曲のメロディなのですが)
そのメロディが最初に生まれたのは実は16年程前で、自分では気に入っていたのだがバンドでは何故かずっと形に出来ずにいたものだった。
しかし、そのメロディは、折に触れて自分の脳内でその存在を主張し続けてきた。何度も何度も。
数年に一度、忘れた頃に脳内を巡っては結局形にならずまた脳内の奥に消えていく。というようなくだりを延々と繰り返していたのだが、その何年かに一度のタイミングで、今回のラジオのオファーをもらい無事に形になったという事実を鑑みるに、
“ここでこうして日の目を見るために生まれて来た楽曲だのったのでは。”
と、大袈裟かもしれないけれど、なんだか運命めいたものを感じる。
話を戻しまして
電話を切って、やりとりの中でサトミツさんから提案されたキーワードを歌詞に盛り込み(とりわけ、その中にあったRadioStarというキーワードは楽曲のタイトルにもなりました。)数時間でリリックを完成させ、早速デモ音源の制作に入って、途中経過のものをサトミツさんにきいてもらったら「当初ジングルという話でしたが、オープニングテーマにしたいと思いました」。という、有難いお言葉をもらった。
ガッツポーズをしていた。と思う。
・・・・・・・・・・・
某国民的お笑いコンビの久々の漫才ライブに、テーマソングを書いてくれないか。というオファーをAnalogfishが10年程前にもらった事があった。
それは無事に「Showがはじまるよ」という楽曲になり、現在では我々の代表曲の一つになっている。
当初、その楽曲はその方達の件の単独ライブとそれに付随するDVD作品のみで使用される予定の楽曲だったのだが、その後も事あるごとにその楽曲を使い続けて頂いて、遂には満員の武道館で、その楽曲が鳴り響く事になるのだが、
そもそも我々Analogfishをその企画に推薦してくれた方が、サトミツさんだった。という事を我々は随分後になって知る事になるのである。
AnalogfishのTV・ラジオ出演情報
リンク
佐藤満春 @satomitsuharu
#日向坂高校放送部
オープニング曲ができるまで。
配信されたので皆さま是非! https://t.co/nNZxWp2odw