鈴木慶一&
「Dororonえん魔くん メ~ラめら」は1973年から「週刊少年サンデー」で連載された永井豪の名作マンガ「ドロロンえん魔くん」を再アニメ化したもの。4月からTBS系で放送がスタートしており、声優はえん魔くんを山口勝平、雪子姫を
米たにヨシトモ監督から「70年代」というキーワードで音楽制作をオーダーされた鈴木慶一は、ムーンライダーズのメンバーに曲を割り振って各担当者がアレンジまで完成させるという、THE BEATLES「THE WHITE ALBUM」のスタイルでこのサントラを完成させた。白井良明はシタールを弾き、岡田徹はコミックリリーフ曲を提供するなど、セルフプロデュース方式でそれぞれが得意技を披露。できあがった素材を最終的に鈴木慶一がまとめている。
収録曲は、遠藤正明(
鈴木慶一コメント
この、「Dororonえん魔くん メ~ラめら」の主題歌「魂メラめら一兆℃」は大変に楽しく作りました。ムーンライダーズが滅多にやったことのないオールドハードロックと70年代歌謡曲をミックスしたような曲を作ろうということで、いわば初挑戦でした。
いくつになっても初挑戦はあるもので、それが楽しいのです。歌っていただいた遠藤正明さんは録音後知ったのですが、私と同じ誕生日!もちろん歳はだいぶ違いますが、それも驚き!乙女座。「みんなくたばるサァサァサァ」はyokoさんとのデュエットで、ザ・バンドを意識してみました。
諦観溢れる素晴らしい歌詞は、米たにヨシトモ監督です。2曲ともそうなんですけどね。どちらの曲も非常に曲が作りやすい歌詞で、これまた楽しみました。
本編の音楽はムーンライダーズ全員が作ってます。これもメンバーの個人個人の音楽の違いが見事に出ています。ぜひお楽しみください。
遠藤正明コメント
<主題歌の歌唱を依頼された感想>
正直すごくうれしかったですね。子供のころに大好きだった「ドロロンえん魔くん」がリメイクされアニメ化するってことだけでもうれしいのに、その主題歌の歌唱依頼が舞い込んできたときは「えっ? 俺が? 何で?」って、ちょっとひるんでしまいましたが(笑)制作スタッフ陣が「勇者王ガオガイガー」のスタッフと聞いて掻き立てられました。それに、憧れのえん魔くん(本当に大好きなのは雪子姫)と競演できるチャンスと喜んで引き受けさせていただきました。
<レコーディングの感想>
作詞が米たにヨシトモ監督ですからねぇ(笑)さすがですよね。まずタイトルからして熱いでしょう? 歌詞を読ませていただいて「これはまた大変なことになるぞ」って覚悟しましたね。この熱い歌詞を120%増しで歌い、このアニメを盛り上げたい。聴いてくれるみんなが元気に笑顔によろこんでくれるようにと願いを込めて、俺も魂をメ~ラめら燃やし熱く歌わせてもらいました。歌い終わった感想はねぇ……疲れた(笑)。
<ムーンライダーズとの初コラボの感想>
高校時代、先輩の影響でムーンライダーズはよく聴いていました。だから歌録りのときに立ち合ってくださった鈴木慶一さんの事は、一方的にずーっと知っていたので、緊張せずにレコーディングさせていただきました。今になって思い返してみたら鈴木慶一さんとは初対面。失礼がなかったかと心配しています……ってもう遅いかぁ(笑)。
今回ムーンライダーズさんとコラボするにあたり、高校の先輩からひさしぶりに連絡があり、興奮しよろこんでいました。もちろん俺自身も、メ~ラめら興奮したセッションができたことを幸せに思います。
<視聴者へのメッセージ>
俺と同じえん魔くん世代が楽しんでもらえるのはもちろんのこと、それ以降の若い世代の人たちにも楽しんでもらえる作品だと思いますよ。まぁ、設定やギャグが昭和なのでわからないとは思いますが(笑)。コミュニケーション不足が原因で悲しい事件が多発しているこの時代、お父さんやお母さん、会社の上司や先輩と一緒に笑いながらいろいろ話をし、教えてもらいながら観るのも楽しいと思いますよ。ぜひアニメともども主題歌「魂メラめら一兆℃!」を熱く歌って楽しんで下さい! ストレス発散にもってこいなこの歌、落ち込んだときやテンション上げたいとき、悲しいとき、寂しいとき、嬉しいとき、あの娘が恋しくなったとき……この歌を楽しんで歌って下さい!
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リンク
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音楽ナタリー @natalie_mu
ムーンライダーズのえん魔くんサントラはBEATLES白盤方式 http://natalie.mu/music/news/48524