ONE N' ONLY、6人の絆固く結んだツアーに幕!「まだまだ大きな夢がある」いざブラジルへ

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ONE N' ONLYが6月25、26日に東京・昭和女子大学人見記念講堂でワンマンライブ「ONE N' LIVE 2022 ~YOUNG BLOOD~ "Special Edition"」を行った。

「YOUNG BLOOD」のパフォーマンスの様子。(撮影:笹森健一)

「YOUNG BLOOD」のパフォーマンスの様子。(撮影:笹森健一)

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ONE N' ONLY(撮影:笹森健一)

ONE N' ONLY(撮影:笹森健一)[拡大]

5月14日から6月4日にかけて、東名阪の3会場を回るツアー「ONE N' LIVE 2022 ~YOUNG BLOOD~」を行っていたワンエン。今回のライブはそのツアーの追加公演として実施されたもので、ツアー公演とは異なるステージセットが組まれたほか、新曲の初披露など、ツアーの内容をさらにパワーアップしたステージが届けられた。2日間にわたって行われた公演のうち、この記事では昨日26日公演の模様をレポートする。

ONE N' ONLYのライブの様子。(撮影:笹森健一)

ONE N' ONLYのライブの様子。(撮影:笹森健一)[拡大]

開演時刻を過ぎ、スモークが立ち込めるステージ。ラウドなオープニングSEがライブの始まりを告げると、舞台上に置かれた6枚のLEDパネルが光り、スレンダーな6つのシルエットが浮かび上がった。SWAG(ONE N' ONLYファンの呼称)がにわかに色めき立った瞬間、1曲目に鳴り響いたのは「FOCUS」。シルエットから一転、まぶしい光に照らされながらファンの前に姿を見せたブラックのスーツスタイルの6人は、艷やかなダンスを踊ってクールに追加公演の幕開けを飾った。

「Category」のパフォーマンスの様子。(撮影:笹森健一)

「Category」のパフォーマンスの様子。(撮影:笹森健一)[拡大]

TETTAの美しいハイトーンが鋭く響き渡った「What's Your Favorite?」、香水を体にまとわせるようなセクシーな身振りでSWAGを誘惑する「Breathe」を続け、大人びた世界観で聴衆を魅了した6人。オープニングパートを駆け抜けると、彼らは移動式の6枚のフェンスを舞台上に設置した。ここから始まったのは、ワンエンが得意としている、ワイルドなアッパーチューンをつなげた怒涛のメドレーセクション。「いくぞ!」という気合いの咆哮とともに「Category」でメドレーの口火を切ると、「Dark Knight」ではHAYATOがアクロバティックなソロで躍動する。「SMASH」ではメンバーが曲中にフェンスを巧みに動かし、バリケードや路地裏の細道を思わせる世界観を作り上げる場面も。エネルギーに満ちた群舞でSWAGを圧倒したダンスパートを経て、「Shut Up! BREAKER」ではHAYATOがフェンスを並べて作った壁を蹴破って「強気になってんじゃねえよ」とセリフを吐いて鋭く客席をにらみつける。メドレーの最後に届けられた「Black Hole」では六角形に並べたフェンスの中、5人がKENSHINを囲みながら踊る神秘的なフォーメーションが、楽曲の世界観をぐっと深めていた。

「Only One For Me」のパフォーマンスの様子。(撮影:笹森健一)

「Only One For Me」のパフォーマンスの様子。(撮影:笹森健一)[拡大]

REI、NAOYA、HAYATOによるMCののち、6人がシャツとデニムのストリートカジュアルに着替えてのライブ後半は、海外のSWAGの急増を受けてポルトガル語バージョンが作られた「L.O.C.A」で幕を開ける。切ない思いのにじむバラード「Only One For Me」では会場中にミラーボールの光の粒が広がり、REI、TETTA、EIKUは張り裂けそうな思いを豊かなボーカルに乗せて歌い上げた。思いのこもった6人のパフォーマンスに観客がじっと見入る中で届けられたのは、初めてメンバー全員が作詞に参加し、SWAGへの思いを歌に乗せたバラードナンバーの「STARLIGHT ~未来ノトビラ~」。まっすぐな思いを歌いつなぐ6人の後ろでは、LEDパネルの中に流れ星が流れるロマンティックな演出も。6つのスポットライトに照らされながら歌い踊ったメンバーが一斉に後ろを振り返ると、彼らが視線を向けた先には美しくまぶしい星の光が広がった。

「LUCKY」のパフォーマンスの様子。(撮影:笹森健一)

「LUCKY」のパフォーマンスの様子。(撮影:笹森健一)[拡大]

KENSHINの「ツアーファイナル、盛り上がっていこうぜ!」という叫びを合図にパワフルなアッパーチューン「Be Mine」がスタートするとライブも佳境。二手に分かれてステージの両端へと駆けたメンバーはタオルを片手に客席を熱く盛り上げ、NAOYAは「みんなもっとできるよ!」と笑顔でSWAGを煽った。配信リリースされたばかりの最新曲「LUCKY」ではミュージックビデオとリンクする海岸線のさわやかな映像がLEDパネルに映し出され、6人は「当たり前のことをラッキーだと受け止めて過ごせたら、もっと人生が楽しくなるかもよ」という楽曲のメッセージを英語で軽やかに歌い届けた。そして、続く「HOLIDAY」では6人の遊び心が爆発。メンバーは全員そろってLEDパネルに映し出される映像の世界へ入り込み、エジプトやアメリカ、そして初の海外ライブのため7月に渡航が決まっているブラジル……と、各地を飛び回る世界旅行へと出かけた。にぎやかな仕掛けで笑顔を届けたのちには、KENSHINが中心となって「黒髪の人はStand up! 次は茶髪の人!」と、髪の毛の色の違いでSWAGとのコール&レスポンスを楽しむ“HOLIDAYタイム”で大いに盛り上がった。

「HOLIDAY」のパフォーマンスの様子。(撮影:笹森健一)

「HOLIDAY」のパフォーマンスの様子。(撮影:笹森健一)[拡大]

この日2度目のMCを担当したTETTAとEIKU、KENSHINが「LUCKY」のMV撮影の思い出話をSWAGに伝えたのち、6人は今回のツアータイトルに冠された1st EP「YOUNG BLOOD」の衣装に着替えてファンの前へ。デビュー曲「I'M SWAG」のエッジーなパフォーマンスでグループの強気なアイデンティティを力強く提示した6人は、KENSHINの「これでラストだ。いくぞ!」という叫びとともに「YOUNG BLOOD」をドロップした。ホール内の広い空間を真紅のレーザーが無数に走り、舞台前方からはスモークが噴出するド派手な演出の中、体の底から沸き立つような熱情を圧倒的な歌とダンスに昇華し、ライブ本編を走り抜いた6人。パフォーマンスを終えると彼らは客席へ向けてクールな視線を投げながら、さっそうとステージをあとにした。

「Video Chat」のパフォーマンスの様子。(撮影:笹森健一)

「Video Chat」のパフォーマンスの様子。(撮影:笹森健一)[拡大]

SWAGが息を合わせて鳴らす大きな手拍子を受けて始まったアンコールは「Video Chat」でスタート。ステージ上には日本にある部屋とブラジルにある部屋、2つの空間が表現され、“日本”にいるNAOYA、EIKU、KENSHINと“ブラジル”にいるREI、TETTA、HAYATOがビデオチャットを通じて一緒に踊る姿がSWAGを笑顔にする。そして曲の後半、部屋を飛び出した6人はキャッチーな手振りでSWAGを巻き込み、客席にハンドウェーブを起こして大きな一体感を作り上げていた。

左からNAOYA、EIKU、KENSHIN。(撮影:笹森健一)

左からNAOYA、EIKU、KENSHIN。(撮影:笹森健一)[拡大]

アンコールでこの日初めて全員そろってのMCの時間を設けたワンエン。今回のライブの演出を振り返ったNAOYAが「フェンスを使った演出を取り入れたりもしたんですけど、1人でも間違えるとダメになってしまうので、今だから言うとめちゃくちゃ練習したんです。このツアーを通して、僕らのチーム力はめちゃくちゃ増したと思います」と口にすると、残る5人は「間違いない」とNAOYAに続いた。そんなNAOYAの「僕たちから日頃の感謝を込めて曲を届けたいと思います」という曲振りから始まった「We Just Don't Care」はEIKUのギター伴奏とともに披露され、2つのソファに分かれて座った6人はギターの音色に寄り添いながら、歌詞のメッセージをじっくりとSWAGへ歌い届けた。

ONE N' ONLY(撮影:笹森健一)

ONE N' ONLY(撮影:笹森健一)[拡大]

NAOYAが「ラスト、とびっきりの愛をみんなに!」と言うと、この日のラストナンバー「My Love」へ。明転した客席に晴れやかな表情を向けた6人は、無邪気にステージを駆け回りながらSWAGとの笑顔のひとときを楽しんだ。曲を終えるなり、NAOYAは「やりきったね! 無事に完走できたのも、みんなのおかげです」と充実感たっぷりにコメント。そしてメンバーは、ツアーファイナルを終える今の心境を1人ずつ伝えていく。REIが「『ワンエンのおかげで私もがんばれます』と皆さんに言ってもらえると、その言葉だけで僕ら前に進めている気がします。もっともっとたくさんの人にワンエンの音楽が響くよう、僕らがんばります。ブラジルでのライブが、その一歩になるようにがんばります」、KENSHINが「ワンエンを愛してくれている皆さん、ありがとうございます。やっぱり、ライブって特別だなって。ほかの言葉で表せないくらい素敵なものだなと感じました」と思いを語ると、5番目にマイクを握ったTETTAは興奮が冷めやらぬままのテンションで、生配信でライブに参加した視聴者、この日のステージを作り上げているスタッフに感謝を伝える。そして「一緒に踊ってくれたメンバーもありがとうね! そして何より、ここにいるかわいいかわいいSWAGちゃんたち、ありがとうー! 配信で見ている方、まだ会場に来たことはないですか? 来てくれたら絶対に幸せにします! だから今度は来て!」と猛アピール。このTETTAの熱烈なスピーチにメンバーは大爆笑で、締めを担ったリーダーのHAYATOは「このあとに言うのめちゃくちゃやりづらいよ!(笑)」と苦笑いしつつ「僕たちね、SWAGのみんなが大好きなですよ。伝わってるかな? みんなのことを考えるとがんばれますし、ここにいるみんなの存在があるからこそ、上を目指せます。まだまだ大きな夢がありますし、見たい景色もあります。みんなのことを連れて行く自信もありますので、これからも僕たちONE N' ONLYをよろしくお願いします。いろんな人に自慢したくなるグループになりますから、待っててください!」とSWAGにまっすぐ語りかけた。

ONE N' ONLYは、7月にブラジルで初の海外ライブを行うことが決まっている。HAYATOは「まさか、初めての海外でのライブが一番遠い国になるとは思っていませんでした! でもこれは、日本のみんなが支えてくれたからこそ叶ったライブだと思います。もっとデカいONE N' ONLYになって帰ってきます。これからもワンエンをよろしくお願いします!」と挨拶すると、TETTAは「ブラジル行ったら寂しいからコメントたくさんちょうだいね!」とSWAGにリクエスト。6人は名残惜しそうに客席に手を振りながら、ステージをあとにした。

なお、本公演はHuluで7月3日(日)23:59までアーカイブ配信が行われる。

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ONE N' ONLY「ONE N' LIVE 2022 ~YOUNG BLOOD~ "Special Edition"」2022年6月26日 昭和女子大学人見記念講堂 セットリスト

01. FOCUS
02. What's Your Favorite?
03. Breathe
04. Category
05. Dark Knight
06. SMASH
07. Shut Up! BREAKER
08. Don't worry
09. Black Hole
10. L.O.C.A
11. Only One For Me
12. STARLIGHT ~未来ノトビラ~
13. Be Mine
14. LUCKY
15. HOLIDAY
16. I'M SWAG
17. YOUNG BLOOD
<アンコール>
18. Video Chat
19. We Just Don't Care
20. Everything's Changing
21. My Love

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