sumika、1年かけて春夏秋冬を巡ってきた「花鳥風月」ツアー終幕

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sumikaが昨日6月14日に東京・Zepp Haneda(TOKYO)でライブツアー「sumika Live Tour 2022『花鳥風月』-第二幕-」のファイナル公演を開催した。

sumika「sumika Live Tour 2022『花鳥風月』-第二幕-」東京・Zepp Haneda公演の様子。(撮影:後藤壮太郎)

sumika「sumika Live Tour 2022『花鳥風月』-第二幕-」東京・Zepp Haneda公演の様子。(撮影:後藤壮太郎)

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片岡健太(Vo, G)(撮影:後藤壮太郎)

片岡健太(Vo, G)(撮影:後藤壮太郎)[拡大]

sumikaは昨年5月より11月にかけてホール会場やアリーナ会場を舞台にした全国ツアー「sumika Live Tour 2021『花鳥風月』」を開催。そして今年の1月より「『花鳥風月』-第二幕-」としてライブハウスツアーを行ってきた。ステージに姿を現したsumikaのメンバーは歌声を重ねて美しいハーモニーを響かせ、「ソーダ」でライブをスタート。オーディエンスのクラップの中、弾けるようなみずみずしいサウンドを鳴らしてライブの開幕を告げた。その後もsumikaは「Answer」や「絶叫セレナーデ」といった心躍るようなアップテンポのナンバーを連投。さらに「1.2.3..4.5.6」を続け、勢いのあるステージングで会場を盛り上げた。

sumika「sumika Live Tour 2022『花鳥風月』-第二幕-」東京・Zepp Haneda公演の様子。(撮影:後藤壮太郎)

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片岡健太(Vo, G)は「今日も僕らは変わらずに、今までのいつよりも今日最高にカッコいいライブをして燃え尽きたいなと思います!」と述べ、まばゆいミラーボールの光に彩られながら「ホワイトマーチ」を伸びやかに歌う。「Strawberry Fields」ではアコースティックギターを交えたジャジーで艶やかなアンサンブルが会場に心地のいい空気を生み出した。片岡はこのツアーからの新たなチャレンジとして、ステージ上でのメンバーの立ち位置を変更したことに言及。舞台に左から小川貴之(Key, Cho)、片岡、黒田隼之介(G, Cho)、荒井智之(Dr, Cho)が横並びになる新しいスタイルについて、「メンバー全員、4人フラットにそろって演奏してみようじゃないかという話をしました」と彼は説明した。

sumika「sumika Live Tour 2022『花鳥風月』-第二幕-」東京・Zepp Haneda公演の様子。(撮影:後藤壮太郎)

sumika「sumika Live Tour 2022『花鳥風月』-第二幕-」東京・Zepp Haneda公演の様子。(撮影:後藤壮太郎)[拡大]

ライブ中盤には片岡が「次の曲、流れ的にラブソングにしようということになってるんだけど、ラブソングにもいろいろあって、メンバーの間で方向性が決まらなくて。どういう方向性の曲にするか、皆さんに決めていただきたいです」と話し、“現在進行形の恋愛の曲”と“過去の恋愛を振り返る曲”を提案。楽曲のタイトルは明かされないまま、オーディエンスはその情報をもとに拍手でどちらの方向性の曲を聴きたいか投票した。投票は割れたが、メンバーによる審議のもと、選ばれたのは過去の恋愛を歌うナンバー。sumikaは「Late Show」を勢いよく披露してオーディエンスを楽しませた。

sumika「sumika Live Tour 2022『花鳥風月』-第二幕-」東京・Zepp Haneda公演の様子。(撮影:後藤壮太郎)

sumika「sumika Live Tour 2022『花鳥風月』-第二幕-」東京・Zepp Haneda公演の様子。(撮影:後藤壮太郎)[拡大]

ここからsumikaは昨年12月にリリースしたシングル「SOUND VILLAGE」より3曲を連続でパフォーマンス。「Marry Dance」ではメロウなサウンドに乗せて大切な親友へのメッセージを歌い、切ないラブバラード曲「アンコール」ではドラマティックなサウンドとともに“君”へのまっすぐな思いを紡いだ。エレクトロチューン「Babel」では片岡とサポートメンバーのGeorge(MOP of HEAD / Key)のみを残してメンバーが一度ステージをあとにする。片岡はサイケデリックなサウンドに体を揺らしながら、陰りのある空気を漂わせて歌を届けた。ライブ後半を迎え、sumikaは「Jasmine」や「カルチャーショッカー」を軽快にプレイ。「一閃」では片岡と小川がツインボーカルでかけ合い、バンドの物語をストレートに熱く歌い上げた。ラストナンバーは「Shake & Shake」。高揚感あふれるサウンドにオーディエンスのハンドクラップが重なり、会場はひとつになった。

sumika「sumika Live Tour 2022『花鳥風月』-第二幕-」東京・Zepp Haneda公演の様子。(撮影:後藤壮太郎)

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アンコールを求める拍手に呼ばれて、まずは片岡が1人でステージに登場。彼は「どうしても歌いたい曲がある」と前置きをして、アコースティックギターで「ここから見える景色」を弾き語り始めた。飾り気のない優しい歌声が響きわたる中、メンバーも次々と登場。ドラムとベース、そしてギター、鍵盤の音色が加わり、オーディエンスへのメッセージを乗せた温かなアンサンブルが場内に広がった。片岡は「あなたと一緒に『花鳥風月』を終えることができて、ものすごく幸せです。見届けてくれてありがとう。ラスト1曲、1年分の愛情を込めて歌います」と告げる。最後にsumikaはありったけの力を放つように「雨天決行」を力強く演奏し、晴々とした表情で春夏秋冬を巡った「花鳥風月」ツアーに幕を下ろした。

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sumika「sumika Live Tour 2022『花鳥風月』-第二幕-」2022年6月14日 Zepp Haneda セットリスト

01. ソーダ
02. Answer
03. 絶叫セレナーデ
04. 1.2.3..4.5.6
05. ファンファーレ
06. ホワイトマーチ
07. Strawberry Fields
08. Late Show
09. Marry Dance
10. アンコール
11. Babel
12. Jasmine
13. カルチャーショッカー
14. ペルソナ・プロムナード
15. 一閃
16. Shake & Shake
<アンコール>
17. ここから見える景色
18. Lovers
19. 本音
20. 雨天決行

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絢dan @ayaneosianime

ありがとうもさよならもここにいるんだよ https://t.co/zjeYS8AfU8

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