6月12日に22歳の誕生日を迎えた
2016年より毎年誕生日の前後に「ぽーランド」と題したソロ公演を行ってきた小林。「ぽーランド」は彼女のニックネーム「ぽーちゃん」にちなんで名付けられた夢の国で、小林の温厚でおだやかな性格を反映したほっこりしたムードがエビ中ファミリー(私立恵比寿中学ファンの呼称)の間で好評を博している。7回目の開催となった今回は、エビ中のナンバー「感情電車」で幕を開け、小林の母の十八番だという荒井由実(松任谷由実)「中央フリーウェイ」のカバーで場内は早くもほっこりムードに。例年はぽーランドの“国歌”としてエビ中の「ゼッテーアナーキー」を“国民”(観客)とともに斉唱するのがお決まりとなっていたが、今回は国民が大声を発せられない世情を鑑み、「ゼッテーアナーキー」が小林直筆のパラパラマンガ形式のアニメーションで上映された。
国歌独唱ののち、ポルノグラフィティのフォルクローレ風ナンバー「ジョバイロ」、自身のソロ楽曲「ぐらりぐら想い」と歌謡曲ムード色濃い2曲を歌った小林は、一旦ステージを離れる。小林がふりかけご飯を食べながら運動を促す幕間映像「はし休めV(休めない)」を挟み、小林はウクレレを手に再登場。昨年6月10日の「ぽーランド6!!!!!!」を機にウクレレを始めた彼女は、1年間の練習の成果を披露すべく、弾き語りコーナーを用意していた。1曲目はVaundyのヒット曲「踊り子」。ウクレレの素朴なコードストロークのみのアレンジで、オリジナルとはひと味違った楽曲の魅力が引き出された。小林はさらにジブリ映画「天空の城ラピュタ」の主題歌である井上あずみの「君をのせて」、岡崎体育のバラードソング「龍」をウクレレ1本で披露。最後は
今回のソロ公演は“挑戦”をテーマにしていたという小林は、一番の挑戦であったウクレレ弾き語りコーナーを終えて安堵の表情。先日、この日使用する新しいウクレレを購入するために初めて楽器屋を訪れる際、大好きな吉澤が付き添ってくれたことをうれしそうに明かした。そして「そんな嘉代子さん曲を」と、吉澤の楽曲「ゆりかご」のカバーでライブを再開。エビ中の「宇宙は砂時計」、Mrs. GREEN APPLEの「Hug」と3曲を続けて歌い、ミラーボールやシャボン玉を使った演出で国民たちを幻想的なムードに引き込んだ。
小林は名残惜しみつつ、最後にエビ中の「ハッピーエンドとそれから」を歌い、明るくライブを締めくくった。曲中、背面のスクリーンに映された花と花瓶のイラストは、彼女が22歳の自分自身に向けて「花瓶のお花のように、いろんな色を咲かせられるような人になりたい」「自分に水をあげて大人になりたい」という思いを込めて描いたものだという。「どうですか? 皆さんゆったりしてもらえたでしょうか? ゆったりしないと、現代社会はせかせかだからさ」と小林が語りかけると、ぽーランド国民は大きな拍手で応える。最後は全員で記念撮影を行い、小林は「22歳、じっくりゆっくりと大人の階段を登っていけたらな思います。22歳なのでピースピースな年にしたいです」と1年の抱負を語った。
小林歌穂生誕ソロライブ「ぽーランド7!!!!!!!」2022年6月13日 KT Zepp Yokohama セットリスト
01. 感情電車
02. 中央フリーウェイ(オリジナル:荒井由実)
03. ジョバイロ(オリジナル:ポルノグラフィティ)
04. ぐらりぐら想い
05. 踊り子(オリジナル:Vaundy)
06. 君をのせて(オリジナル:井上あずみ)
07. 龍(オリジナル:岡崎体育)
08. 日記
09. ゆりかご(オリジナル:
10. 宇宙は砂時計
11. Hug(オリジナル:Mrs. GREEN APPLE)
12. ハッピーエンドとそれから
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エビ中小林歌穂、7回目の生誕ソロ公演でウクレレ弾き語りに挑戦「22歳はピースピース」 https://t.co/pkInhOC7T5