眉村ちあきの成長が止まらない!堂島孝平、ダンサー、イリュージョニストと共演したZeppワンマン

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眉村ちあきのライブツアー「CHIAKI MAYUMURA Tour "ima"」のファイナルが6月2日に東京・Zepp Haneda(TOKYO)で開催された。

「フリースタイルハンドメイド」を歌う堂島孝平(左)、眉村ちあき(右)。

「フリースタイルハンドメイド」を歌う堂島孝平(左)、眉村ちあき(右)。

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眉村ちあき「CHIAKI MAYUMURA Tour "ima"」東京・Zepp Haneda(TOKYO)公演の様子。

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「CHIAKI MAYUMURA Tour "ima"」は眉村が最新アルバム「ima」(アイマ)を携えて3月より行ってきたツアー。ファイナルで眉村は初のZepp会場での単独公演を行い、集まったマユムラー(眉村ちあきファンの呼称)やライブ配信を見守るファンに向けて約2時間のパフォーマンスを繰り広げた。

眉村ちあき「CHIAKI MAYUMURA Tour "ima"」東京・Zepp Haneda(TOKYO)公演の様子。

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眉村の好物で「ima」のジャケットにも登場するピザのモチーフで彩られたステージ。眉村がライブに関する注意喚起を行ったあと、会場スクリーンではピザがテーマのオープニング映像が流れ始める。「ピザにはピザ神様が宿っている」という“神話”や、Uber Eatsならぬ“MAYU Eats”でピザを注文するスタッフの様子が伝えられたのち、カメラは飛行機で移動中の眉村にフォーカス。飛行機から突然飛び降り、空中を自在に泳ぐ彼女は「見えてきたんじゃない?」と期待に胸を膨らます。そんなユニークなオープニング映像が終わると同時に、Zepp Haneda(TOKYO)のステージにはトレードマークの赤いスリッパを履き、エクステを付けた眉村が姿を現した。ライブは愛らしい歌声が魅力の「モヒート大魔王」でスタート。続くTBS系「はやドキ!」のテーマソング「この朝を生きている」では眉村が瑞々しいボーカルを響かせながらも、パワフルなデスボイスで「Go to hell!」とオーディエンスを煽り続けた。さらに「すき家」のCMに提供したカントリー風の「愛でほっぺ丼」、同曲をエレクトロ調に再構築した「愛でられほっぺ」がシームレスに披露されたあと、変則的なビートのダンスチューン「なまらディスコ」や、ライブでお馴染みの「東京留守番電話ップ」「ナックルセンス」、ラップやオペラの要素が盛り込まれた「Individual」が怒涛の勢いで届けられた。

新曲「マルコッパ」を歌う眉村ちあき。

新曲「マルコッパ」を歌う眉村ちあき。[拡大]

「こんなにブッ通しで曲やるの珍しいんだよねー」と口を開いた眉村。彼女が「このツアーではライブバージョンのアレンジをいっぱいやったの。だから『何これー!』と思っただろ? 『次はどんな曲が始まるんだろうね』っていうところがカッコいいポイントなんだよ」とアピールすると、観客から大きな拍手が送られた。また「陽気な眉村ちあきでも眠れない夜があるんですよ」と切り出した眉村は「ちゃんと朝ごはんを作ろうと思ってネギを切ってたら、コンロの火がプロテインの袋に移っちゃって“小火事”を起こしちゃったの。でも私、肺活量があったからその火は吹き消せたんだけど……あと今日は電車を乗り間違えちゃって、嫌なことっていろいろあるよね。早く寝たいときほど寝られない。そういうのが続いた時期に作りました」と近況を報告しながら、「寝かしつけろ」の歌唱へ。眉村はただ食べたいものだという「一口カリカリ梅」の袋で摩擦音を出しながら、自身の繊細な歌声によってマユムラーを夢の世界に誘った。

眉村ちあき「CHIAKI MAYUMURA Tour "ima"」東京・Zepp Haneda(TOKYO)公演の様子。

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ライブ中盤の「フリースタイルハンドメイド」ではツアーグッズ「ブツブツちあきTシャツ3」「ブツブツちあきショートパンツ3」を着た堂島孝平がサプライズで登場し、2人の温かなハーモニーが会場を包み込んだ。眉村と堂島が仲よくステージを去ったあと、オープニング映像でスタッフたちが注文していた“MAYU Eats”のボックスが舞台上に運び込まれ、イリュージョニストも姿を現した。「壁みてる」の曲中にはイリュージョニストのパフォーマンスが披露され、ステージ裏に消えていったはずの眉村が“MAYU Eats”の箱から登場。新たなサプライズを成功させ、満足そうににっこりと笑った。イリュージョニストを送り出し、次にダンサー4人を迎え入れた眉村。クールな表情で客席を見やった彼女は「顔ドン」「BEAT UP」でしなやかなダンスを見せつつ、ポニーテールをブンブンと振り回すダイナミックなアクションで観客を圧倒した。

眉村ちあきが“MAYU Eats”から登場。イリュージョンは見事成功した。

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ライブが終盤に突入したところで眉村は「無事にツアーが回れました。全国のマユムラーにBIG LOVE」と感謝の思いを口に。ミュージカル調の「夢だけど夢じゃなかった」を情感たっぷりに熱唱すると、割れんばかりの拍手を浴びた。また眉村は「このツアーで歌うまくなったと思わん?」とオーディエンスに問いかけ、「最近、声が枯れなくなったんだよね」と告白。すると「私、成長期だし伸びしろしかない。私たち、伸びしろだらけの5歳児」と即興で歌い始め、そのままライブ定番の「ピッコロ虫」「大丈夫」へとつなげた。ここまでエネルギッシュな歌声を惜しげもなく披露してきた眉村だったが、本編ラストの「悪役」でもそのタフなボーカルを響かせ続けた。

「ちみも」のぬいぐるみを抱きしめる眉村ちあき。

「ちみも」のぬいぐるみを抱きしめる眉村ちあき。[拡大]

アンコールでは堂島と同じく「ブツブツちあきTシャツ3」「ブツブツちあきショートパンツ3」を着た眉村がステージにカムバック。Tシャツの下には何かを忍ばせているのか、腹部がぽっこりと膨れている。彼女はお腹をさすりながら、7月よりテレビ東京、BS朝日ほかで放送されるテレビアニメ「ちみも」に新曲「マルコッパ」を書き下ろしたことを改めて発表。得意げな顔つきの眉村はTシャツの下から「ちみも」のぬいぐるみを引っ張り出し、「マルコッパ」ではつらつとしたボーカルや軽快なスキャットを披露した。最後にステージには眉村をはじめ、堂島やダンサー、イリュージョニストといった全出演者が勢ぞろい。ラストナンバーには「旧石器PIZZA」が届けられ、牧歌的なムードの中、初のZeppワンマンはフィナーレを迎えた。なおZepp Haneda(TOKYO)公演のアーカイブ映像は6月9日までStreaming+にて配信中。

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